Vita『ゆのはなSpRING！』の感想です。
2016年2月プレイ。
ネタバレあります！未プレイでネタバレNGの方は以下の閲覧をお控え下さいね。
ゆのはなSpRING！
使用画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社およびデザインファクトリー株式会社に帰属します。
全体感想
経営が傾きかけた古い温泉旅館を舞台に、倒れた母の代わりに臨時期間限定で女将になった主人公の、あったかほのぼの恋愛ゲームでした。
こういうの、ドラマでありそうです。って言うか昔TVで観た昼ドラで「温泉へいこう！」だったっけ？何かそれ思い出しました。
ボリュームはそれほどないんですが、この作品の内容的にはこのぐらいが程良い感じ。長過ぎず、短過ぎず。
オリジナルな世界観と設定が沢山あるでもなく普通に現代で、実は！な深い真相や複雑な人間関係が隠されていたりな事もなく、人情溢れる温かな人達に囲まれて、明るく穏やかにほんわかと甘い恋愛が展開される。
こんなまったり平和な乙女ゲームは久しぶり～な、基本に戻ったかの気分（笑）。重い作品も多くなってきた昨今、とても幸せな気分に浸れました(*´▽｀*)
絵がまたこの作品に合っていて可愛らしく、パステルカラーな配色がまた和み度アップ。桃色カラーが多いのに、うるさく感じなかった不思議 （笑）。
立ち絵だけでも綺麗過ぎる程綺麗な上に服装も素敵です。スチルも美麗で欲しい、っていう所にあり。欲を言えばもう少し枚数欲しかったな～。素敵故に。
攻略は４人に隠しキャラ１人。EDは各キャラ2種類で後日談おまけ有り。ノーマルEND１つ。何と言ってもBADENDがありません！（幸福(*´▽｀*)）
お話としてはベタではあるんですが、この作品らしいって思えます。もう何か本当、皆良い人ばっかりです。幸せと癒しに浸れる。
乙女ゲー初めてさん推奨ゲームと言えます。
キャラ別感想
三條 ゆのは/主人公
頑張り屋でしっかりしていて前向きで、お節介過ぎる所もあれど責任感のある、とても心優しいコです。 好感度かなり高い主人公。私が（お前かいっ）。
ドジな所もあったり、時に素直になれず意地張ったり、見ていて応援したくなる。
折角とても可愛いのに、テキストウインドウが珍しい縦使用な所為もあってか表情アイコン無いのが残念。
でも、代わりにスチルの髪型とか衣装が色々変わってて私服はこれ、ってなワンパターンじゃないのが新鮮で良かったです。
でもこんな可愛らしい若女将とイケメン従業員が居る温泉旅館なら、経営も直ぐ持ち直しそうですよね。是非行ってみたい（笑）。
でも大きくない旅館とはいえ、従業員の数が少なすぎる気がするんですがどうでなんですかね。絶対回らないと思います。←其処はツッコムな。
佐伯 宏太 CV：石田 彰
強面（かな？）で無口だけれどさり気無い優しさ溢れる板前さん。お品書きのセンスがとっても突き抜けてて面白い。
私、こういうキャラ好きだー！(≧▽≦)
恋愛には不器用なのに、いざ甘い展開になるとやる時はやる男な所がいい。
「もらうぞ」ってキスする所も、「明日の仕事に支障がないようにする」とかって押し倒す所もそうだけど、意外にがっついてる人なんですね(;・∀・)、な印象。いや、良いですよっ！もっとどうぞ！←おい
ゆのはなってこういうR展開っぽい感じもあるんだけど、全然エロくさくなく甘いので凄いなぁって（何に感心）。
程良い独占欲がゆのはちゃんを好きで好きで堪らない感溢れてて、見ているこっちが幸せになりましたｖ
板長の春さんと彼の料理食べてみたいーっ。 春さん渋いーっｖ←出たよ（笑）。
葛城 直昌 CV：杉山 紀彰
実はな正体、大企業の御曹司でした！が故に、並はずれた金銭感覚にちょっとトラウマあったから、やや引いた私（笑）
アブ恋のあの幼児退行かよっなキャラを思い出して駄目だったんですよーっ。 ←好きな方、本当ごめんなさい。
でも彼はそういう面含め、自分を見つめ直して向き合っていく姿勢が素敵でした。
ただまあ、話し方の所為かどこかなよっとした感が抜けなくて、今一つ萌部分はなかったキャラでした。おじいさまおじいさまなあの件もあったからなのかな？
EDの一つで髪短くなった姿が好みでした。やっぱり男は短髪が好きだな（そりゃ自分の好みだ） 。
泉 高平 CV：木村 良平
発売前当時ビズログ買ってた頃、木村さんがキャスティングされそうなキャラだな～と思ってたら、本当に木村さんで吃驚でした（笑）
彼のルート、シナリオ展開は凄く好きでした。お兄さんとの事とかハラハラさせられましたし、こう、頑張れ頑張れっ、と応援しながらプレイしていた記憶が。
でももっと若いかと思ってたんですが、28歳って割にはあんだけチャラっと軽っとのらくら～っとへへいっ（←？）としてましたけど、意外にイイご年齢くってたんですね…（笑）ってツッコミ（言いたい放題私）。
モテ過ぎて自分から好きになった事がなく、初めて自分から欲しいと思ったのがゆのはちゃんで、この歳で初恋！？って自覚して羞恥にあちゃーって感じの彼は可愛いです。
ちゃらっとしてたかと思えば格好良くなったり、子供っぽくなったりと、見ていてくるくる変わる大人子供感、とても好ましく楽しかった泉さんでした。
片桐 金太郎 CV：KENN
私の苦手率高い幼馴染キャラですが、金ちゃんは全然OKでしたよ！
やはりセンター位置キャラらしい、締めのEDが心晴れやかになるかの終わり方。
江戸っ子みたいな男らしさ、純情で人情厚く、照れ屋。真っ直ぐ過ぎな彼はちょっと暑苦しいけど（おい）爽やかでもあり。
KENNさんの活き活きした演じ方が彼のキャラをより厚み持たせて立っている。声優さんは凄いですね。
隠し/香賀 梅ノ介 CV：津田 健次郎
5年ぶりの再会な、優しい年上のお兄さん位置なキャラ。大人枠31歳ですよ！！いいなぁ、この歳の差！！好き好きーっ(≧▽≦)←
津田さんの優しい穏やか美低音ボイスは、夜プレイすると緩やかな眠りに誘われて危険です（いや本当） 。
隠しである梅さんですが、本当に彼は彼のルート以外全く出てこない。影も形もない。いっそ凄い（笑）。
結婚してて離婚したって設定は驚きました。乙女ゲーでバツイチ設定ですか！？Σ(ﾟДﾟ)と。しかも奥さんの浮気が原因で、その奥さんから離婚申し出ってのがね、もうね…( ;∀;)何だこの不憫すぎるイケメンさん。そしてこの奥さん、途中で登場するんですが 不倫しといて寄り戻そうとか抜かすんじゃあねぇっ！！(# ﾟДﾟ)←落ち着け
こんなだから梅さんはもう結婚はしないだろう、恋愛もいいかなって感じの、心の痛手を負ったままな哀愁さ加減が凄く出てました。
あの人生の気力も抜けかけてるかの、魂どっか飛んでませんか？と心配になる程の、覇気のない話し方がほろりとさせられる…(ノД`)・゜・。
これで恋愛起こせるのかと思ってましたが、ゆのはちゃんとの触れ合いに癒されていく感じがまたほんわかじんわりしててこれぞ癒し。
けど離婚歴あるし年齢差もあるしとかで、抑制掛け過ぎな上にかなりすれ違いの連続にはイラッとした。←
何やってんねん、はよせんかっ！みたいな（笑）。
普段が波立たない穏やかさを保った感じのある彼ですが、ゆのはちゃんへ感情を爆発させて声を荒げながら抱き締めるシーンがとても良かったです。
こういうの、弱いなぁ（笑） 。萌キャラでしたｖ
次はゆのはなFD感想。
