Vita『Code:Realize ~白銀の奇跡~』の感想です。
2018年4月頃プレイ。
※ネタバレありなのでご注意下さい。
Code:Realize ~白銀の奇跡~
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─── 祝福されし少女は、
白銀の世界にて再び奇跡を謳う。
公式サイト
PV
OP
STORY
─── 祝福されし少女は、
白銀の世界にて再び奇跡を謳う。
機鋼都市が一面の白に染まったある冬、
互いを想いながらも離れて暮らす貴女と彼の物語。貴女が選んだ二人の青年との、甘い一日。
父を探す冒険の狭間で起きた、とある出会い。
そして、【彼ら】の未来を描く物語――。
未だ語られていなかった過去。
大切な人達と共に過ごす現在。
そしてまだ見ぬ未来。祝福された未来の、更に先へ。
奇跡がもたらしたいくつもの物語の中で、
少女の胸にはどんな想いが生まれるのだろうか――。
全体感想
FDのFDって、個人的に『ノルン(アクト)の悪夢』(←勝手に命名)を思い出すんですが、流石コドリアはしっかり作って下さってました!(笑)
ゲーム性は皆無ですが、スチルも変わらず綺麗だし演出も素敵で、ほろりとさせられつつも幸せなお話を見せて頂けて大満足です。
もうきっとこれで終わりなのかな~。寂しい気持ちもあれど、隅々まで魅力的にプレイさせてもらいました。
コドリア、大好きですっ!ヽ(´ω`*)ノ
トライアングルデート
短いので全部の感想無いです。特に面白かったな~と思うもの少し。
ヴァン絡みが多いのは私が好きだからです(笑)。
まず、デートじゃないやんっとツッコミしておく(笑)。トライアングルエピソードとかにしたらしっくりくるのではとか余計な事を思いましたはい(笑)。
一部を除いて全員カルディアに恋心があって、まんま取り合い状態の美味しいお話。
ヴァン&ルパン
これね~、ヴァンが可愛いですよね!(笑)
傘一本しかなかったって絶対嘘でしょ、な丸わかりのカルディアと相合傘したい心中が見え見えでv只々可愛かったです。ヴァンが(笑)。
ヴァン&フラン
ヴァンの料理の苦酸っぱ渋辛い料理ってカルディアの評価に、絶対食べたくないと思った私(笑)。まっずそ!(;'∀')←好きキャラに言う科白ではない。
でも「他でもないあなたに、私の料理を食べてほしいから」と、ヴァンに料理させない為の必死のカルディアの言葉に、マジ照れるヴァンが憐れだけど面白くて好きだ(酷)。
インピー&ヴァン
熱があって弱ってる時に、普段は弱音なんて言わないカルディアの可愛いお願いを、聞けない男がいるだろうか。
いや同性でもこんな可愛いコに傍にいて欲しいとか言われたら「はい、喜んで!」(誰)です。私が(自分かい)。
オチは予想出来ておりましたが、いいなーあのスチル。二人の頭撫でてみたい(笑)。
サン&ヴァン
この三人が踊ってる所なんて、眼福以外何物でもないです。
トライアングルのヴァンって結構強気で攻めてますよね。
自分ルートだとあんなに逃げまくってるのに(笑)。
相手がサンちゃんで結構手強い一人なのに、競争心剥き出しな所にやれば出来るコ…とか失礼な事を思ってごめんなさい~っ('▽')>←
サン&ルパン
サンちゃんのルパンに対するあからさまな「邪魔ですv」態度が面白過ぎる(笑)。
ルパンってさんざん今までかなり優遇されてるじゃないですか。だからなのか、ついルパン相手だとルパン以外を応援したくなる心理。←
アレスター(CV:小山 力也)&ネモ(CV:四宮 豪)
アレスターにデートと言われて「DEADの聞き間違えかと…」と邪気なく言うカルディアの、天然キュートで素晴らしい返しが好きです(笑)。
そらアレスターの口から「デートしようじゃないか」、なんて言われたら耳を疑うvv
ネモの素顔はきっと美形だと思ってましたが、ヴィジュアル系にいそうですよね~。アレスターすら言葉に詰まってたのが印象的。
聞いてると登場するだけで「…うるさい(-_-;)」と思ってしまう彼ですが、演じるってなると楽しそうなキャラかもな~とか?(どっち)
カロリーは使いそうですけどね(;^ω^)そう言えばアレスター役の小山さんがテレビ出演されてた時に、カロリー少ない方がいいとか仰ってたっけ。じゃあ嫌か。←
何の感想?(?じゃない)
個人的にアレスターの喋り方好きだったりします。小山さんの声であのゆっくりなのに聴き入りたくなる話し方が好みでv
ヘンゼル(CV:岡本 信彦)&ワトソン(CV:鳥海 浩輔)
かなりお気に入りです、このお話。これに限らず今作ヘンゼルいっぱい登場するのでヘンゼル好きな私は嬉しかったです(*´▽`*)
もうワトソンさんのカルディアを娘みたいに見ているお父さん位置に、自分で酔いしれて感じ入ってる所が面白くて面白くて(笑)。完全保護者の父親気分v
最初どうなるのかと思った二人のエピソードですが、成程~と。
ヘンゼルは色んな意味で通常運転でした(笑)。
カルディアとワトソンの親子的なふれあいや、ヘンゼルとワトソンの、カルディア含めての面白エピソードももっと見たいな~と思ったお話。
イフストーリー:ファーストクリスマス
フィーニスルートのED後、誰ともくっついていないけれど想いが在る所からのスタートでの、もう一つの恋愛EDでした。
このイフですが、皆ヘタレ感半端ない(笑)。フィーニスと家族として新しい生活を始めていくカルディアに、皆気遣ってしまってるせいかとは思うけれど。
これぞ忖度。←やめなさい
ぶっちゃけ、ウェールズに行くあの日に告っておけば問題なかったよね~とかは言っちゃ駄目なお話(笑)。
でも好きです、このお話。あまり見られなかった恋愛に超弱気になってしょぼぼーんな一味達が可愛らしくて。
後、スチルが好きなの多いです。カルディアが可愛いんですよv
そして男性陣が滅茶苦茶愛しそうにしてる表情とか最高でした(*˘︶˘*)
カルディア・ベックフォード/主人公
男性陣が弱気ヘタレ満載だった所為か、カルディアが積極的に行動しておりました。
恋する女の子になっていて、カルディアらしく在る姿勢が見られて良かった。本当に明るくなって自然な笑顔が溢れていて嬉しい。
的確なツッコミが変わらずナイスで面白い。
インピーじゃないけど誰が惹かれてもおかしくない、素敵で可愛くて恰好良い、大好きなヒロインです。
アルセーヌ・ルパン CV:前野 智昭
いつになくドジでヘタレなルパンが見られました。カルディアが居ないだけでものすごーく調子悪い姿が何だかあのスマートさは何処いった、みたいに別人です。
そんなルパンの背中を押すべく、お膳立てする愉快な一味たち(違)。相変わらず仲良いなぁ、もうっ!そんな君達全員が尊いよっ(笑)。
しかしショルメさんはルパン見ているのが余程愉しいのか、もうめっちゃくちゃ好きなのか、そう思いたくなる程の観察時間。お暇ですか名探偵(笑)。傍から見てたら変た…ゲホゲホ(←)。
まあちょっと脱線なんですが、フィーニスの髪型の謎をストレートに聞くドラちゃんに笑ってしまった。
あの髪型、ミステリーですよね(笑)。帽子とセットで付け毛だとは思わなかったです。FBだったっけ?アートブックの方だっけ?あれ見て衝撃でした。何故あんな面倒な仕様になってんの!?っていうかあれ要るんだろうか…
ラストはやっぱり泥棒紳士らしくスマートにラブシーン決めておりました。
ルパンの魅力は格好良いだけじゃない、弱さもしっかり見せる所ですね~それがまた駄目過ぎない程度なものだからバランスが良い。
エイブラハム・ヴァン・ヘルシング CV:諏訪部 順一
相変わらずサラッと恰好良ーく、カルディアへの想いから逃げるヴァン(笑)。
ストイック過ぎるのも考え物ですよ貴方。
ただまあ、過去が過去だけに好きだ離したくない傍にいてくれOK?(誰だよ)って単純な事ではないですし。
今回は二人が互いに心から切なくも愛しく求めてる感じが出ていて本当、見ているこっちはキュンキュンしました。あの合わせスチル最高…!
またしてもキスシーンないんかいっ、なヴァンでしたけれど。それでも幸せそうなラストは本当に良かったなぁと。
ドラちゃんの事と、フィーニスの事と、あのそれぞれの会話は何だか泣けてきました。ドラちゃん、良い男だ(*´▽`*)
今回全体的に切ないモードが多かったんですよね。アレスターのあの言葉とか去り方とか。酷い男なのにしんみりしちゃったよ…
皆、皆幸せになってほしい。幸福な未来を掴んでほしい。改めてそう思ったのもヴァンルートでした。
ヴィクター・フランケンシュタイン CV:柿原 徹也
まず思ったんですが、フランってこんなヘタレだっけ?な最初。
彼ってあの草食柔和そうな顔して安心させておいての、恋愛面では意外に押せ押せグイグイだった気がするんですが(何気に失礼)。
それもまあ結局はラストで本領発揮されておりましたけれど。しかもしっかり両親到着に間に合わせて一気に進めた辺り、やり手だ…と(待て)。
何か…うだうだ悩んでた割には最後のスピード展開に、だから最初から告っておきなさいなとか本当、思うこのお話(笑)。
カルディアに会いに行った時にも紛らわしく告ってんのかと思ったアレありましたけど、何やってんのとかツッコミせずにおれなかった。
今回、フィーニスとヘンゼルが仲良いのが判明して意外でしたが(一方的だけど)。ドラちゃんとも仲良さげだし、ああいう遣り取りが見られて嬉しい今作です。
インピー・バービケーン CV:森久保 祥太郎
相変わらず本当にインピーって実は恰好良いので(これまた何気に失礼)、くそぅっ、恰好良いなっ!インピーなのに!(おい)と思ってしまうんですが。
彼もまたヘタレてはいながらも、やる時は決める男なので応援したくなりますよね。
他のルートでは好きだ愛してるマイエンジェルマイプリンセスつって愛のオンパレードでうるさい(待て)んですが、いざ自分のルートってなると本気なので慎重も慎重でどうしたインピー的な。
彼は安定感があるというか、安心していられる存在だと思います。ちょっとまあまあ結構かなりうるさいけど(←)。
ネモが少しだけまともな喋り方(しかも低音クール)したのに驚きましたよ。普通に喋れるんですか貴方!と。
何だかあの短い言葉の中で、ネモも色々あったんだろうなぁ、と感じさせられて。今回サブキャラの言葉がしんみりさせられた事が多かったです。
サン・ジェルマン CV:平川 大輔
再会の日、インピーのオーニソプターが悪天候で屋敷に突っ込み登場時の、フィーニスの怒りに満ちた「乗るんじゃなかった」三連発には笑いました。怒りに目が光ってる~(笑)。
サンちゃんはやっぱり孤独の時間が長過ぎる程長いのもあって、一人の寂しさというものがしみじみ伝わってきます。
カルディアの幻覚まで見えちゃうってもう重症ですよ。わーっ、大丈夫ですか、サンちゃん!早くさっさと会いに行きなさい!(偉そうだなおい)
再会果たしてカルディアへの切羽詰まった愛しさの表れも強い。つーか、サンちゃんは好きが行動に移り出すとガラリと情熱的なのでずっこい(笑)。
今回はオムニブスさんも柔らかになったなーと。あの方が出てくると何かまた非情な選択を迫られるんじゃないかと身構えてしまうトラウマ(;^ω^)
イデアメンバー揃っただけであの怖そうな不穏そう感いっぱいのBGM流すんだもん、ビクビクするじゃないですかっ(笑)。
別れ際のキスもサンらしくて、本編EDを思い出しました。一瞬ちゅうね。隙を狙う所は流石イデア(関係ない)。
さらっと皆の前で一緒に暮らしませんかとかフィーニスに義弟発言とか早いなー、さんざんしょぼくれてうじうじモードだったのにv
何だかんだで普段のクールで落ち着いた所が抜けて、おろっとしたり声出して爆笑したりと可愛かったです。
で、ちょっとツッコムに、結局どこまでイデア休暇扱いになるんだろう(笑)。
アフターストーリー
FDのFDの良い所って、最初のFDでルート追加されたキャラの後日談を見られる事ですよね~(≧▽≦)もう見たいシーンを沢山見せて頂き、大満足ですv
フィーニス・ベックフォード CV:梶 裕貴
あの創世での凶悪な笑みとか憎しみ溢れた科白だとか、敵意に満ち溢れた彼は影も形もなくなって、姉さん大好き至上主義な弟に大変貌。
もう姉さん姉さん、姉さんいなけりゃ始まらねぇよっ、なカルディアへの姉愛でフィーニスの世界が満たされてます。
くそ可愛ですっ!!!←
そして強くなりましたよね~。成長を感じて、何だか息子を見る親の様な視点になってしまいました(笑)。
カルディアとの家族感がより一層強く温かくなっていて、後ろ姿で寄り添うあのスチルが大好きです。
ヘンゼルとのエピソードも良くて、これからもっとウェールズに通ってきてわいわいしそう。ヘンゼルも幸せになって欲しいなぁ。
「家族が増えます」のカルディアの発言に、お前かお前かーっ!と一味達(インピーのみスルー/笑)にくってかかる姿が微笑まし過ぎてどうしてくれようv
まあ、予想通りシシィでしたーちゃんちゃんっ♪(古っ)な訳だったんですが、最後のスチルの飛びつくシシィも嬉しそうで。
何だかもうとにかく幸せいっぱいなフィーニスアフター、とってもとっても良かった!!の一言です。
エルロック・ショルメ CV:村上 和也
ルパン一味の横からひょいとカルディアを掻っ攫っていったイメージ強かった名探偵。
すっかりショルメサイドのメンバーになってルパンと対峙するカルディアの姿に、何だか横恋慕で奪われた感を覚える私(お前かい)。
でもまあ、良い関係なルパンとの師弟会話もあって、これはこれで他で見られない形だと思います。
このショルメアフターもそうですが、ネモがあちこちで良いお仕事してますよね。相変わらず登場が面白うざ過ぎですけど(笑)。
カルディアの最初の名乗りから「ネ」が長すぎて名前は「モッさん」だとずっと思ってたのには笑ってしまいました。
確かに長い。たった二文字のくせに長い。つか伸ばしすぎ。私だったら「ネェェェ」の途中から耳遮断で聞いてないと思う(聞け)。
で、毒問題が残ったままだったショルメのアフターは、カルディアのホロロギウム臨界前に人に戻す方法をってギリギリの策で。
ショルメがインピーやワトソン、ネモに協力をお願いする時の、絞り出す様な震え声がカルディアへの想いの強さを感じられ、ここ大好きなシーンです。
割と飄々とさらりとした口調が多かったのですが、カルディアの事になるとすっごく変わるんだな~と。平静ではいられない所がキュンときます。
ラストは文句なくハッピーエンドなんですが、ショルメ…がっつきすぎ(笑)。どんだけちゅうしてんねん。
まあ、ずっと触れられなかった上に、一年眠り姫だったしね。これ、この夜カルディア大変そ…(やめなさい)。
全体的に彼はスマートでとても恰好良い、まさに紳士的でした。童話的なものも入っていて綺麗な展開とも思いました。人気があるのも頷けます。
アナザーストーリー:カンタレラ
アナザーはマイルズとカンタレラの父として娘としての愛情がとても良かったです。
藤原さんのマイルズがまたとても良かったーっ(*´▽`*)
カンタレラ CV:能登 麻美子
カンタレラの能登さんの声は、綺麗で落ち着いていながら耳に通る可愛い声ですね。能登さんと言えば、ついあの衝撃的なパンデモニウムさんを思い出す…(分かる人握手)
杉山さんのエギーユの声がかなり低めでちょっと驚き。割とライトボイスなイメージだったので。何だか渋みもあって良い低音でした。
あ、でもあの素のエギーユはいつものボイスでしたね(笑)。
って言うか杉山さんと聞くと、戦国BASARAのあの高音はっちゃけキャラを思い出すのでギャップが(他にも沢山あるだろうに)。
いや、何の感想?(何とかしろ)
FDのFDでこういうお話を持ってくるなんて凄いなと言いますか、何と言うか…創世をプレイしていた哀しさとか切なさとか重さとか痛みとか、そういった事を蘇らせるものでありました。懐かしい痛み、って感じの。
原点回帰と言いますか…このお話、とにかくあの創世の頃の重さを齎してくれる哀しみが隠されていて、FDのFDでこうもってきますか…っなブーメラン投げられた感。
マイルズとカンタレラのラスト近くのスチルシーンはもう涙ぐんでしまいましたよ。泣かされるよ、あれは…っ!( ;∀;)
そしてカルディアとカンタレラ二人のあのスチルとカンタレラの心の独白ですね。
ああ~っ…良かったんだけど、切なさもあるし、この先知るであろうカルディア自身の真実と向き合う事の痛みであるとか、でもこれからの未来はきっと…っ!と言ったあの何ともなエンディングがたまらなかったです。
こんなお話が隠されていて驚きと共に感心。とにかく良かったです。
Special After
前作FD、祝福の未来のその後ですね。ショルメも欲しかったな~。
以下、各一言で。
ヴァ、ヴァンがでっれでれ!!!(笑)
サンちゃん惚気きってます。
フラン、天然気障(何だそれ)。
インピー、スチルがイケメン過ぎるっ(どういう事)。
ルパンはルパンでした(は?)。
そんな素晴らしく糖度に満ち満ちたものでした。
結婚式まだの方々が多かったので、カルディアのウェディングドレスが色々見られたのは眼福~(*´▽`*)
それでは!
see you next time!