ゆるりと壺中日月長

ゲーム(主にADV)感想備忘録

喧嘩番長 乙女 2nd Rumble !! 全体・キャラ別感想

Vita『喧嘩番長 乙女 2nd Rumble !!』の感想です。

 

※ネタバレありなのでご注意下さい。

 

喧嘩番長 乙女 2nd Rumble !!

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最強ヒロイン伝説再び!

公式サイト

www.kenkabancho-otome.com

PV

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OP

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STORY

双子の兄・ひかるの画策により、
男装して県下一のヤンキー校・獅子吼学園への入学を余儀なくされた主人公・ひなこだったが、
学園でのトップ争いや他校との抗争を通じ、心を通わせた仲間たちの存在によって、
入学から一年を過ぎる頃には、本心から「獅子吼が自分の居場所だ」と感じるようになっていた。

そして新たな春。

2年生に進級したひなこは、今度は獅子吼のトップとして、新入生たちから追われる立場で新学期を迎える。
そんな中、「獅子吼が廃校になるらしい」との噂が流れ……

 

全体感想

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前作から誰とも恋愛になっていない状態でトップとして皆に認められ、関係も良好、仲の良い状態で男としてのまま二年進級スタート!といった続編。
序盤は前作からの攻略キャラ達やサブキャラの人物紹介エピソードダイジェスト、そして新キャラ紹介な流れでした。
新一年のトップ対決、天馬との獅子吼トップ対決(体育祭)、そしてメインの廃校問題を絡めながら進んでいくシナリオなんですが、全体的にボリュームはそこそこあれど、感覚としては割とサクッと終えた印象です。
流しそうめんイベント、海イベント、文化祭、修学旅行、クリスマス、お正月等々、色々盛り沢山にイベントが起こり、変わらずのワイワイ賑やかアホっぽく(褒めてます)、番乙らしさありのとても楽しくプレイ。
でも前作のひなこちゃんが男としてヤンキー男子校生活での危機、トップをとるまでのトラブルなど、ハラハラな盛り上がり感は少なかったなーといった感じを受けました。
前作からの攻略キャラ含め、全学年の生徒に認められているし、同学年のクラスメイトにはとても慕われているしの状態スタートが、良くも悪くも全体的に穏やか和やかさを保ったまま終わってしまったなと。
ツンツンケンケンしていた天馬も6月の体育祭対決ですぐにキャラ変(笑)で懐いてしまうし、メインたる廃校問題や恋愛も後半で本格化するので、いつものノリが楽しい事は楽しいのですが、危機的なハラハラ&ワクワクさが少なかった。
女だってバレそうなシチュエーションも、海イベントとか修学旅行とかでもう少しヤバイ!みたいなエピソードがあるのかと思ってたんですが、割とサラッと事無きで終えてしまい、残念。ここ、色々詰め込めたらもう少し盛り上がりがあったんですが。
だってこういうのが男装の醍醐味じゃないですか!!お風呂とかガラガラ、キャーッ!わぁーっ!?みたいなの!!(何のこっちゃ)海でも濡れた、透けた、どうしよー!とかとかっ!(煩悩溢れる駄目な人)
皆がひなこちゃんに最初から友好的なのは違った嬉しさはありましたけれど、全体落ちつき気味になってしまい、その代わりのハプニング(女だとバレそう的な)&トラブル面で盛り返せればな面も無難に終わってしまったので、長さの割には終わってしまえばあっさりな気が。

絵、ちょっと今回崩れてるのが少しありませんでしたか?(誰に聞いてる)
でも恰好良いスチルは本当恰好良いので、まあいいか(いいんかい)。

恋愛も本格的な流れになってくるのが後半僅か冬辺りから数か月なので、結構期間的には短めに終わります。恋愛END各キャラ一つに友情ENDは二人(斗々丸&金春・吉良&未良子・鳳凰&天馬)で一つと、END数もコンパクト。
取り敢えず意識して告白して終わり、みたいなあっさりしているキャラがいたり、既存攻略キャラは以前のエピソードと被りな展開あり、鬼ヶ島家族問題は関りのある鳳凰ルートのみの解決も変わらずと、思うに少し前作でやりきってしまって苦しかったかな?と思わなくもなかったです。

喧嘩バトルシステムですが、前作と一部変わってより優しくなってます。EASYモードに設定していくと、喧嘩バトルのスキップが出来、勝った事にしてくれる、前作以上にサービス向上(笑)。
でもこれショボい私が普通にしても勝てるぐらいの難易度なので、今回負けるのが嫌だ目的では使用要らずかと。もう同じで面倒くさいからいいや!に使いました私(←)。
漢・乙女度を上げるMAP会話パートシステムも、会話内容のバリエーションはやはり少ないしで、こられが一年間の内に4か月あり、どちらのシステムも正直飽きてだれそうになりました(;^ω^)
選択肢ジャンプ機能はありがたかったのですが、ちょっと遅め。履歴がなく巻き戻しも出来ないので、この辺りはちょっと不便でした。

勢いは前作を抜けないものでしたが、やっぱり気軽にお馬鹿っぽくてノリは良いし面白かったのは面白かった!
ですが良い意味で変わらない大味さのまま、悪い意味で大味の上に更に大味になっていて内容レベルアップはしていなかったかな、な印象。
今回より良かったのは皆のお馬鹿っぷり(斗々丸とか先輩組やらは省いても)と坂口さんの変態さに磨きがかかってて、本当、そこが気に入ってますw

 

キャラ別感想

中山 ひなこ/主人公

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今回ナーバスと言うのか悩んでる場面が多かったですね。その度に皆に励まされ、奮い立つって印象でした。
一人じゃないから、一人で解決しようとせず、抱え込まず、頼る事も覚えながら前を向いて進んでくれ、お前は俺たちの認めたトップだろ!みたいな。
変わらず強くて素直で優しい、頑張ってる主人公です。

 

箕輪 斗々丸 CV:KENN

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変わらず明朗活発、本当に性格が良いしイメージと違って頭も良いし、気さくでおおらかで男らしいわ優しいわで爽やか隠れハイスペック好青年です。
どうでもいいけど寝言でかいと思ったのは私だけでしょうか?(笑)長い事喋ってるし~…って思ってたんだけど、そう言えばうちの長男の寝言もやたら長かった事あったわ!あまりに長くてでかい声だから、夜中起こされ寝られなくて「うるさーいっ!夜だっ、寝ろ!」って叫んだ覚えがあります(そこ、大人気ない)。
あ、脱線(←)。途中まで金春くんと共通なので、恋愛エピソードって本当に少ないな~って感じ。前作と違って女だって気づき出してひなこちゃんから話させる流れから、急速に進んでハピエン、終わった!みたいなのだった(笑)。
元々濃密なお話ではないし、恋愛も可愛いものではある番乙ですが、続編は更にサクサクしてたかな。うん、まあ…物足りないです。はっはっはー(*´▽`*;)ゞ
文化祭辺りでの「ヨメ」発言で漸くちょっと恋愛の芽が出始め、修学旅行で女じゃないのかと疑い、そこからあっという間にくっついてENDだったので、恋愛はちょこっと感強かったです。
廃校問題が片付く流れはワクワクしましたが、鳳凰さんが根こそぎ美味しい部分を全部持って行った恰好良さで、斗々丸ちょっと影薄い(笑)。
一緒に居ると安堵する、そんな斗々丸の安心感は健在で和みました(*^-^*)

 

金春 貴之 CV:蒼井 翔太

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うーん、前作と話が結構被ってる(;・∀・)
斗々丸と比べてよりあっさり感強い。
独占欲がある所は良いと思うのですが、出し切れてない(何それ)。もっとこう…寄るな触るな俺のんだ!ぎゅうぎゅうっ!みたいなのが良いっ(どんなん)。
廃校問題も、彼のルートはちょこっとで直ぐ解決してたので、拍子抜け(笑)。斗々丸ルートと斗々丸との共通友情ENDで出し切ったのかな?(;^ω^)
恋愛も彼は前作と同じ爽やか~な感じでして、試合やらプロになるやらの心構えうんたら(いい加減だな)と、全体的にほとんど同じようなものを見てる感じでした。

 

斗々丸&金春 友情END

廃校で暗躍するヤクザをぶっ飛ばそうぜ!な同級生組らしい、他二年メンバーのワイワイ仲良い清々しいEND。青春ドラマちっくですね~。

 

吉良 麟太郎 CV:細谷 佳正

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過保護がハイレベルな吉良先輩は、今回もやっぱり過保護モードがぶっちぎり突き抜けてました!
ひなこちゃんが探し続けていた幼馴染のひなこちゃんと知れば、またあのストローホール視野になっちゃうんじゃないかと心配してましたが、「真実を知った以上、見過ごす事は出来ない」って言い出した時は正直な所またかーいっ(;・∀・)って思った。
24時間一分一秒、傍にいないと安心出来ない、お前は俺が守るから、とわざと留年までしようとか言い出した時には、未良子先輩と同じくツッコミが止まりませんでした。相変わらず思い込みが熱すぎる吉良先輩。
好きで大切でって気持ちはわかるんですけどね。周りが見えなくなるタイプはイケメンでも困ってしまうなぁ。
「俺の気持ちは迷惑か?」って聞くから更に困る。思ってくれてる故だからね。でもうん、迷惑でしょ!(おい)またこのパターンですか、先輩目を覚ましてーっ(ゆさゆさ)。←
でも今回は割とすぐに思い直してくれたと言うか、気づいてくれて安堵。こうなると恰好良いんですよね(≧▽≦)
「守るだけじゃなく、すがるだけでもなく、互いに支え合う存在でありたい」の言葉はとても素敵な愛情でした。パティシエ目指すのもいいなー。きっと将来イケメンパティシエとかってテレビで紹介されそう(笑)。

 

末良子 裕太 CV:柿原 徹也

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程良い独占欲と甘さたっぷりで、前より恰好良いなーって何だか株が上がってました、私の中で(笑)。
でも一番は良かったのはツッコミっぷりレベルアップ!(そこ?)
前って何か面倒な所もあったような…あ、そうか他人信用してなかったんだった。それが払拭された後なので、恰好良さと頼りがいが前に出てきて魅力的でした!
ひなこちゃんの男としてのテレビドラマ出演のくだりには、色々ツッコミがありましたけど。あんなメインの役であるのに、引き受ける選択肢あるんかいと。放送後にバレたらとんでもなく大変ではなかろうか?(;^ω^)
まあ、いいや(←)。
生放送で内容変更、悪い奴らの実態を暴くぜ!な流れはテレビドラマみたいでしたが、面白かったです。

 

吉良&未良子 友情END

尺がやたら長く感じましたが、未良子先輩がやたら皆と楽しそうで何だか微笑ましかったです(*^-^*)

 

相良 天馬 CV:石川 界人

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最初、ツンケンしていて「~かよ」「~じゃねぇよ」みたいなクールな話し方が、懐いた途端に「~っス!」調になったのには笑ってしまった。そして天然wでもとっても良いコ♡
全員恋愛が進みだすのは遅いんですが、天馬くんは終盤近くまで中々だったので大丈夫なのかな?と思ってたら急に告白になってくっついたので吃驚した(笑)。
良いコですし、強いし、真っ直ぐで魅力はありますが、シナリオの印象はやや弱かったかな?個人的には。
このカップルはこう、「なかよし」とか「ちゃお」とか「りぼん」みたいな少女漫画雑誌の恋愛を見ているようでした。若いなーって(出たよおばさん発言)。
ラストの鳳凰さんと天馬くんが、戦国BASARAの御屋形様と幸村みたいになってて面白かった(爆笑)。

 

鬼ヶ島 鳳凰 CV:前野 智昭

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最強度スペック高い!!(笑)この貫禄と落ち着きっぷりと頼りがいの満ち満ちた素敵な19歳ってどうなんだっ!
頭わしゃわしゃ撫でがいいなぁ(*´▽`*)撫で方、女だって気づいたら優しくなるのがまた萌えポイント。
今回は鳳凰さん、早くから女だって気づいてたらしく。夏イベントの時の「小さい手だな」発言もですが、お化け屋敷の時には「アンタ」って呼んでたし。眼差し優しいし、ボディタッチとか女性扱いじゃないかってものだし。
一々恰好良い!!←贔屓
何かもう惹かれてるんだなーって伝わってきていてキュンキュンきます(≧▽≦)クリスマスパーティーも、ひかる(本物)が自分を嫌がるからいつもなら来ない方がいいって判断する所を、ひなこちゃんに誘われたのが嬉しかったから来ちまったって言うし!
萌える!!萌えるってーっ←
鳳凰さんルートはやっぱり美味しいシチュが盛り盛りで、狡いなーって。狡いなーなんだけど、でもありがとうございます!(*ノωノ)←
狙われてる危険があるから、鳳凰さん宅に一緒に住む事になったりするんですが、「なら、一緒に寝るか?」とか冗談言っておきながら「こっちが寝れなかったなんて、言えねぇな」とかボソッと意識ありありラブラブなものを出してきてくれるので、そりゃもうこちらいいぞもっとやれです♡
頭なでなでも、触れられると癒されるからつい触れてしまうとか言うし!ひかる(本物)にも今回もバシッと叱ってくれます。
何だかんだで家族問題もこちらでスッキリ、前とやっぱり被るけど、お母さんの手紙の内容は泣かされました( ;∀;)生きて再会出来たらなぁ…っ!
恋愛展開は鳳凰さんが早くから女だって正体に気づき始めてた時期が早かったせいか、急な感じも全然なくて、愛しさとか抑えようとして抑えがきかなくなる感じとか、萌えは格段で一番でした!
告白も大人ーだし、結局今回も婚約までいくという、憎いぜな鳳凰さん、甘さと安心感を堪能させて頂きました( *´艸`)

 

鳳凰&天馬 友情END

漢ーっ!な感じのENDでした(どゆ事)。でもひなこちゃんが鳳凰さんに勝てたのは無理があると思います。だって、あの鳳凰さんですよ!?(笑)

 

鬼ヶ島 ひかる CV:代永 翼

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まあ、我儘っぷりは健在なんですが、前作の時よりひなこちゃんへのフォローが随所にあって良かったです。FDから良くなってる。
彼も彼なりに考えてる所はあり、一番最初のプレイの時より嫌な印象はなくなりました。
でもだからって妹の女の子に男子校の入れ替わりはやっぱりあかんと思います(笑)。

 

坂口 春生 CV:近藤 隆

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若&お嬢への変態っぷりに磨きがかかっていて、見ていて一番楽しかったです!(それどうよ)
近藤さんの坂口演技への熱量を感じる(笑)。
突き抜け過ぎていていっそもっとやってと思うv
たまに、たまーに(←)見せるシリアスとのギャップが素敵ですね~。
攻略対象になってほしかった気もしますが、このままのポジションがいいかもしれない、素敵な変態さでした!(褒めてます)

 

それでは!

see you next time!