ゆるりと壺中日月長

ゲーム(主にADV)感想備忘録

殺人探偵ジャック・ザ・リッパー 感想

Switch『殺人探偵ジャック・ザ・リッパー』の感想です。

 

辛口です。ぶっちゃけ絶望的に合いませんでした!
なのでこの作品が好きな方、これより以下の閲覧はお控え頂く事を推奨します。

簡単ではありますが、ネタバレ考慮しておりませんのでこちらもご注意下さいね。

 

 

 

殺人探偵ジャック・ザ・リッパー

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正直、買って後悔する事となった作品。1章途中で投げ出しそうになりました( ;˘ω˘)
何とかメインENDの探偵ルートと殺人鬼ルートを終えましたが、サブストーリーは一つ見てもう限界&無理だと思い、プレイ終了しました。
題材は良かったんですけど、シナリオに全くワクワクを感じられず、展開の先は読めるし、各事件の真相も大体すぐに解るし、意外性もないし、どこかで見たようなものだし、キャラも何だか魅力乏しいし、とにかく文章に全く乗る事が出来ませんでした。
哀しさとか、悲惨さだとか、苦しみや葛藤、色々盛り込まれているにも関わらず、全く響いてこなくて、途中何度も挫折しそうになる程に退屈。
そして大変申し訳ないのですが、メインキャストの方々の演技がぶっちゃけほとんど良くない。サンプルで少し聞いた時にはわからなかったんですけど、プレイして吃驚。
特に主人公のアーサーとシャーロット、棒読みに感じる事多々。ハリーとローリィはちょっとマシだけどでも微妙。良かったのジャックぐらいかな?
なのでボイスは途中からほとんど聞いてません。故にプレイ早く終わる結果に(;^ω^)
良かったの絵とBGMくらいにしか感じられず、残念でした。
そして雑だな、と思ったのが立ち絵のキャラ設定処理不足。向き反転させて使用するのは構いませんが、ローリィの片手タトゥーや警察官バッジの位置もそのまま反転させているので、ある時は右、ある時は左で見ててツッコミが。
システムも悪くて不便。オートスキップの早さは嬉しいのですが、既読で止まらなかったり、履歴もないしで巻き戻し出来ない、なので操作にストレスを感じました。
ただ、BADやDEADから自動的に選択画面に戻してくれるのは楽々。これに戻る前にボーナスシアターが始まって、アドバイスしてくれます(飛ばしたごめん←)。
ストーリーは1章から5章までで、ボリュームはある方です。章が進むごとに長くなってると感じました。
選択により探偵ルートと殺人鬼ルートに分岐し、各章に起こる事件の結末が変化します。探偵ルートは救いのあるものですが、殺人鬼ルートは悲惨でしかない。加えて主人公のアーサーが不快感を感じる程に悪人だからという理由をつけ、安易に殺めて正当化していく行為は気分が悪かった。抵抗も殺意も消失して怯えているだけの相手すら、何言ってんだ、悪人だろ?みたいな理由ですよ。あのジャックでさえ殺すまでの必要はなかったみたいな事言ってる時もある。胸がむかむかしてげんなりしました。最終の5章ではダークヒーローっぽく仕立て上げたこじつけ感満載の妙にカッコつけたEDで、なんだこれ状態。
探偵ルートのEDはまだ良かったと思えますが、殺人鬼ルートはもう少し何とかならなかったのかと、納得いかないものでした。
ダークヒーローにしたいのなら、もっと悪には悪と言った科白とその行いへの説得力がないといけないだろうに、言い訳の言い訳の先に開き直っちまったよ!!(゚Д゚)と、開いた口が塞がらない主人公になってしまい、残念でしかない結果になりました。

 

Switch初プレイ作品だったんだけど、私にはハズレだった…( ̄▽ ̄;)
そういえば初Vitaプレイの時も、選んだソフト思いきり合わなかったんですよね~(笑)。PSもだったな。PS4PSPはあらかじめ知ってる作品だったからセーフとして…初プレイ、ハズした確率高いなぁ(;・∀・)

 

それでは!