ゆるりと壺中日月長

ゲーム(主にADV)感想備忘録

バディミッションBOND 全体・キャラ別感想

前回体験版プレイの【バディミッションBOND】(Switch)製品版の感想です。

終わっちゃってバディミロスになってます。それぐらい夢中にプレイしてました!!
本当に思う!もっと宣伝していい作品だと思う!!!

※全体感想はネタバレなし、キャラ別感想は軽くネタバレ部分ありなのでご注意。

 

 

 

バディミッションBOND

(C)2021 Nintendo / KOEI TECMO GAMES CO., LTD.

 

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真実に迫れ、相棒(バディ)と共に。

 

公式サイト

www.nintendo.co.jp

オープニングムービー

youtu.be

全体感想

BOND諸君!

胸熱く心躍る、心掴まれる極上の物語でした。最っ高に面白かった!!!言葉に言い尽くせぬほどにこんな素晴らしく素敵なゲームを作ってくれた事に感謝したくなった作品です。もう、私の中で神ゲーです( ;∀;)久々に睡眠時間を削ってプレイしました。
言ってしまえば王道といえば王道ではあるんでしょうけれど、そこが良いんですよね。
熱いヒーローが活躍する少年漫画みたいでした。村田先生でコミカライズしてほしい。
捻る事もなく真っすぐにわかりやすく見せて惹き込ませてくれる、清々しい爽快感を味合わせてくれる物語です。でもそれだけではない一味加えたエッセンスも効いてるというか、最後までフルコンプしたら圧巻というか最高!!好き!!!って気持ちでいっぱいに。
シナリオが予想以上に凄い。加えて演出も上手い。ピースが綺麗に埋まって抜群の効果を発揮している作品。素敵なシナリオ書かれる方がいらっしゃるんだなと思いました。伏線も最初から最後まで色々な箇所で散りばめられてくるんですけれど、その回収と見せ所が上手くて、しかも綺麗にまとめられていて残さずに明かされていきます。それがまた驚くわ泣かせるわ感動するわ、幾重もの仕掛けの施し方も上手くてらして、色々「そうだったのー!?」っていう展開があり、何度驚愕したかしれません。これがまたやめられないとまらないで睡眠不足の日々(笑)。かなりのスロープレイな自分だから、ボリュームを思うと早く終わった方なのは深夜までやっちゃったせい。←
特にこれこんな何でもないようなシーンなのに、どうしてこんな?とかこれにこの操作わざわざつける?とかみたいな事が、後々「これか!!!」って活きてくるっていうか解ってくるっていうか、全てに意味があるんだなって知らされた時の高揚感を齎される堪らない演出が素敵。他にも細やかな演出があちこちあって、某シーンでUIまで変えてくるのには何か感動してしまった。あれですね、CCFF7のザックスの某シーンでの演出みたいな突き刺さる演出でした。
キャラクターもそれぞれ皆個性豊かで魅力的、キャストが全員神キャスかいなのハマり具合。台詞の端々まで演技がすっごく生きてるんですよ。何か、楽しそうに演じられてるな~って思ってしまう。なので没入感が心地良かったです。どんだけ画面に向かって呼びかけてたか私(馬鹿です)。
ストーリーでのバディのメイン組み合わせとしては、ルーク&アーロン、モクマ&チェズレイなんですけれど、それぞれどの組み合わせにしても良い反応の変化を見せてくれ、どのバディエピソードも関係性が色々ながら繋がってるのがわかる、非常にバランスの良いものなので、どのエピソードも見どころあって大満足。
フルコンプは是非してほしいです。全てのエピソード解放条件が整った時の仕掛けがまたゾクゾクします。まあ、私「えっ、ちょっと待って…うん!?えーっと…」とかって迷ったけど(下手くそと理解不足)。
各エピソード解放条件はヒーローゲージランクが最高Sを取らなきゃいけないものもあるんですが、捜査条件もヒント出るし(場所特定面倒だけど)、後はQTEを焦らず取り組めば大丈夫!(誰に言ってんだ)最初途中で急に増えたもんだから、ランクAしか取れなくてキツイー!と思ったものの、慣れたら最終ミッションの大量連続QTEも一発でS取れました。このへっぽこ操作の私が取れたので、難易度は優しいのだと思います。そもそも私下手過ぎか( ̄▽ ̄)
捜査&潜入パートに入るとパートボイスなんですが、そのパートボイスの入れ方が足りなさを感じなく丁度いいというか、台詞の入れどころとか上手というか。声優さんの力もあるんですよね。ホント、足し算引き算よく出来てる感。
ちょっとロードが長いのがネックでしたが、こんだけ楽しく面白かったらもう文句言いません!(今言ったがな/笑)
絵は、村田先生の絵はかなり好みなのでウキウキでした。しかもスチル大量!!動くし!!立ち絵も多いしで豪華も豪華です。拝啓もこれまた美麗。言う事ない…
言葉のチョイスがまた匠技。凡庸な感想でしか伝えられない語彙力で申し訳ないんですが、良い言葉が多過ぎるんですよ。引用したいけどネタバレになるしもどかしい。
衝撃と感動、悲しみと癒しとコミカルと温かさが織り成す、心と言葉が深く響き、救われていく絆の極上の物語でした。
プレイ出来て幸せいっぱい、ありがとうございます!!!

 

追記:音楽!音楽も良かったです!!(書き忘れるなよ)おイモ~♪(そしてそれかよ)いや、ニンジャジャンの歌とか、バックで流れ出すと聴き入っちゃうぐらいでした。

キャラ別感想

ルーク【Doggie】 CV:木村 良平

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ヒーローを目指す熱き警官

実直、誠実、燃える正義感、天然気障、優しさと気遣いに溢れ、自然に人に好かれ、愛される人柄と、これぞ主人公らしい主人公。
アーロンが気障過ぎて寒いってよく言うんですけど、台詞本当にさらーっと素でクサイ台詞のオンパレードなので、確かにリアルで言われたら「( ^ω^)・・・」みたいな反応になりそう(笑)。でもまあ、ルークだと思うと何かそういうの言いそうだなって慣れそうな気もする(慣れるか?)。
あらゆる事に対してのツッコミメインでたまにボケ担当。ツッコミが良すぎで何か待ってしまう(笑)。木村さん絶妙。
そして気持ちよーくご飯を食べる人。「あまりにもうまーいっ!」は名言だと思う。食べさせがいのある青年だわ~(*´ω`*)
顔も爽やかイケメンだし、好青年なんでモテそうな気がするのに、何故だか女性キャラからは地味とか犬みたいって散々な評価されるの面白くて笑える(笑うんじゃない)。
見ていて眩しくなるほどのまっさらな心の持ち主で、それがアク強すぎず、見ていていい子過ぎて(親目線になる自分/笑)ハラハラしつつも、頑張れ!と応援せずにはいられない、息子こんな風に育ってくれたらいいなーって思ってしまうぐらいの人柄の良さが最後まで欠ける事なく在り、心洗われます。
ラストの究極の選択みたいなシーンなんかもう、彼らし過ぎて「ええっ!?ちょ…待ってぇぇぇっ!!マジで!!?」って叫んでました私(心の中で)。あれであの迷いのなさはもう…心貧弱な私はヒーローにはなれません(知ってた)。
後半、彼の中で最も大きな危機的状況が訪れるんですけれど、そこのエピソードがまたルークだからこそ築いてきた、繋げてきた人望からくる絆を感じさせてくれるシーンがあって、そこに胸打たれました。最初バラバラな心の4人が集まったBONDチームがここまで『チーム』としてきちんと形を成せたのは、彼がそれこそ心でもって彼らと接してきたからこそだったと思います。さすがです、ヒーローって言いたくなる。

 

 

アーロン【Beast】 CV:近藤 隆

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怖いもの知らずの大怪盗

イメージを裏切らないまま、けれど更にその遙か上をいく、驚きのスーパーハイスペックなワイルド怪盗。主にルークのツッコミ担当(笑)。
顔は良い、モテる上に女性の対応が慣れてる、身体能力抜群、強い、実はかなり優しい、結構多方面に頭良い、人の心の機微に敏いと、才覚に満ち満ちた向かう所敵なし男。
近藤さんの演技がこれまた最高なんですよ。もうこの作品キャストも全員神キャスかって思うんですけどね。
あのチェズレイの本性とか、モクマに対する執着とかその向ける感情まで、隠していてもあっさりさらぁっと見抜いちゃうんですよ。「見りゃわかんだろ」って自然に。凄い。モクマが伸びしろあるって言ってましたけど、この先歳を重ねたらある意味震えるほど脅威な才を備えた人物になると思う。絶対敵に回したくない(笑)。
ガラが悪そうというか野性味溢れる印象なんですけど、それに加わる知的さとか内面の優しさ、熱さもあって滅茶苦茶魅力的でカッコ良ーっ!!ってなります。ルークに喝入れるシーンとか前半部分での再登場シーンなんかカッコ良すぎやん…ですよ。痺れましたよ。
あるシーンで髪下ろしてるスチルがあるんですけど、またこれが恰好良いんですよね~(*ノωノ)髪アップしてる人が下ろすと狡いあるある(笑)。
ルークとのバディ関係がもうね、一見相性合わなさそうで阿吽の呼吸みたいなとこ、これぞバディ!って感じで見ていて楽しくなります。目と目で通じ合う~♪(歌うな)の信頼関係が堪らない。漫才みたいな遣り取りとかも最高に面白い。キャンキャン(笑)口喧嘩していても、「君たち仲良いな~(*´ω`*)」ってほこっとさせられるあの感じ。息ピッタリなシーンなんかコレコレ!(≧∇≦)ってなる。
一番好きだと言いたいんですけれど、チェズレイも大好きなんですよ(笑)。ルークも良いし、モクマも良いし…BONDチームは好き順位つけられない。
ふっと見せる優しい表情なんか見せられてみなさいな、震えるぞハート!(おい)

 

 

モクマ【Ninja】 CV:森川 智之

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恋多き、くせ者忍者

あれ?大人~ではあるけどメンタルはヘタレか?結構ヘタレなのか!?でもって枯れてますか!?(言い過ぎ)と思っていたら急に不意打ち上等、悪いなお嬢ちゃん。俺は所詮こんな男なんだぜ…でくる人(どんなんよ)。大人な人であるからこその、狡さと弱さと優しさと包容力を持っている。のらくらっとかわしながら逃げを打つ人。相手の為を思ってこそだったりもあるんですけど、それが時に残酷な仕打ちになったり。裏目に出ちゃったり。登場時から暫くは自分への投げやり感があって、そのくせ自分の後ろ向きな目的の為に利用する。チェズレイのイラつく気持ちもちょっと分かった。あの某シーンでの爆発的なキレ方最高で必見!ホラー立ち絵の集合体です(笑)。私もう笑いが止まらないぜでして(シリアスシーンだっての)。
精神面ではチェズレイが上なのかな?と思わせといて年の功らしさの大人な面も出してくるしで、何か飄々と上手く、結局まんまと動かされたわ!みたいな男。でもそれがやんわり角がなくて、優しさ成分も十分にあるので小憎らしい(褒めてます)。
狡猾なんだかヘタレなんだか、しっかりしてるんだかヘタレなんだか(一緒だ)。正にくせ者なおじさん。だけど好き。いざってなると急に超恰好良いんだもん。狡い(笑)。
森川さんの演じ方がまた上手い。上手すぎる。チェズレイとのやり取りとか特に。殺気孕むシリアス剣呑なと思ったら、ふいっとモクマののらくらんとしたコミカルな転じ具合。それを瞬時にチェズレイも乗っかりつつ、次にはまたグッとくるシリアスなる会話の続き。楽しくてワクワクする。森川さんの技が効いてるし、浪川さんの狂気っぷり演技も凄かった。
後、仲間に向ける呼びかけが何とも言えない優しさと慈しみを含んでらして、ただ名前を読んでるだけなのにめっちゃ温かみを感じました。哀愁帯びたオジサマの魅力。重ね重ね狡ーいっ!

 

 

チェズレイ【Outwitter】 CV:浪川 大輔

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潔癖、冷徹、魔性の詐欺師

前印象を振り切るギャップの凄さに撃ち抜かれる。滅茶苦茶可愛い、とんでもなく愛すべき変人でルークのお母さんポジション(笑)。いやもう、大好きになりました!!本当、何だこの人。色々狡くないかという魅力を詰め込んで、少しも目が離せなくなり釘付けになり、心搔っ攫われる。
この美しく麗しい美形な顔面を、ホラー漫画かよ!みたいな程に歪み崩してきた立ち絵には、初見引いて笑った(笑)。彼がモクマに対して向ける殺意やら、本気の一面とか見た時にうっとりする、あのすんばらしいホラーなお顔の立ち絵。勘弁してほしい、惚れてまうやろ!(爆笑)どうやったらあんなに口伸びるん(涙目笑)。でもあの顔って絶対ルークには見せないんだろうよな。モクマとルークが特に好意高めなんだけども、好きの表し方を分けてる所とか、そういうとこも好き。ルークの事を「ボス」って呼ぶのも好きだなぁ。そしてルークへの世話焼きがどんどん保護者なオカンです(いやマジで)。アーロンは…お気に入りの遊び相手(一方的)ですね(笑)。
浪川さんの演技がまたチェズレイの魅力を一段と上げてらしたなぁと。チェズレイらしい話し方というか、イメージピッタリ。ドレミの歌い方ヒヤヒヤしたけど(笑)。
リアクションが面白過ぎるんですよね。潔癖症からくる遣り取りなんか笑ってしまう。
彼は一番登場時から変わったんじゃないかと思う。その心の変化があるエピソード一つ一つ、とても見せ方が上手くて心の機微を表すシーンなんか見ていて堪らなくなる。
柔らかく優しい表情を見せてくるあの立ち絵なんか、見るたびにチェズレイーっ!!変わっていってる!皆の事好きになってきてる!と、嬉しくなりました。私、あのちょっと困ったような笑みと、柔らか~な微笑になる立ち絵の表情お気に入りです。ホラーモード変化も好きだけど(笑)。
彼が長年厭い固執し続けてきたある言葉、それをラストでは受け入れ、それこそが味だと、良いと思うまでになっていた事、心から良かったなと思いました。
こんなに好きになるとは思わなかったキャラですが、全てが一々刺さった人。

 

 

スイ CV:上坂 すみれ

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世界的歌姫

設定からイメージしてたのは、もっと近寄りがたい感じなのかと思ってたんですが、頑張り屋さんの凄く可愛い女のコでした。
明かされる真実に翻弄されながらも、悲観に沈まず前を向いて未来に繋げようとする、その姿勢がルークと同じく心が強く綺麗。でも普通の女のコらしい弱さも見せたりとか、この年頃の娘さんらしい言動が等身大で愛らしかったです。ルークとの淡い感じがまた面映ゆいんですよね。クセの強すぎな所もなくて、とても素直で応援したくなる。
世界的歌姫とありますが、今作中でも某シーンでシンボルとなるような歌の入り方の演出は、『先を照らす明るい光の象徴』を感じさせます。さすが歌姫。 

 

 

ナデシコ CV:田中 敦子

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艶やかで豪胆、謎の美女

チームBONDの名付け親。取り敢えず胸がめっちゃデラックスにでっかい!!(まずそれかいな)
こんなナイスバディの美人でありながら、カラッとさばっとした男に負けない言動、恰好良いったらない。同性にもモテそう。
目的の為、慕わしく思っていた相手すら傷つけるとわかっていながら、それでも利用する事を選ぶんだと、自分を自虐するシーンがあるんですけど、その後の行動を見るに出る時は前に出る、とても良い上司だと思います。今の政治家に欲しいわ。←
多くの部下にも信頼されてるみたいだし、慕われてますよね。終盤の行動にはカッケー!!∑(゚◇゚///)ドキュ→ンでしたもん。どこぞの映画のヒーローか。良い女過ぎる。

 

 

他、お気に入りのキャラでイアン。黒田さんボイスがまたカッコイイ!!!
低音ボイス好きな私なので、子安さんもご出演があって嬉しかったです。
感想書いてたら2週目いきたい…(積みゲーやれ)

 

 

重ね重ね本当に良い作品でした。 また彼らに会いたい。

それでは。

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see you next time!