PS4『EVE ghost enemies』の感想です。
※重要ネタバレはありません。
EVE ghost enemies
©2022 EXNOA LLC / ElDia
『姿なき敵対者』が二人の前に立ちはだかる!
公式サイト
OP
STORY
─小次郎編─
田舎の洋館で起きた村の有力者の不審死事件。
その死には、村の伝承になぞらえた呪いという不穏な噂が流れていた……
─まりな編─
まりなが出くわした暴走車の爆発事件。
内調とCIAの提携を妨害するべく持ち込まれた未知の非人道兵器 ❝ Ever3 ❞の仕業だった…
CHARACTER&CAST
天城 小次郎 CV:子安 武人
法条 まりな CV:三石 琴乃
桂木 弥生 CV:行成 とあ
氷室 恭子 CV:松井 菜桜子
桐野 杏子 CV:大橋 彩香
甲野 三郎 CV:内田 直哉
香川 美純 CV:渕崎 ゆり子
沢城 七瀬 CV:Lynn
レイス CV:小松 未可子
アウラ CV:小林 ゆう
リーサ CV:瀬戸 麻沙美
シェリィ・メア CV:豊口 めぐみ
ジュリオ・フーリオ CV:間島 淳司
掘度 公一郎 CV:津田 健次郎
東海林 修二 CV:野島 健児
イヴァンカ・レストレイジ CV:小清水 亜美
山笠 喜一 CV:玄田 哲章
穂髙 菜穂 CV:芹澤 優
鉄野 海子:田中 敦子
沢城 荒原:土師 孝也
全体感想
この子の泣き声は私が引き受ける。
シリーズ新作!前作rebirth terrorが一応の区切りがついた形でとても良い終わり方をしていたのもあり、今回はどういうストーリーになるんだろう?と大いなる期待とちょっぴりの不安を持ちながらの(前作超えられなかった作品もあるあるなので)ghost enemiesだったんですが…。
すっっっっっごく良かった!!!もうハラハラ、ドキドキ、ワクワクでもって、カッコイイし可愛いし、切ないし哀しいし尊いし感動した!!!
プレイ前のちょっとした心配など不要だった。EVEらしい面白さも健在、burst errorから続く魅力を引き継ぎつつ、新たな展開と意外な繋がり、驚きの真相とそのそれぞれの想いが素晴らしかった。
因みに今作の『EVE ghost enemies』、『EVE burst error』→『EVE rebirth terror』の順でプレイをしてからでないと話がよくわからないと思います。バッチリ繋がってます。
プレイした事ないけどやってみたいな、と思われた方はこの2作品からプレイを。Switch版はghost~以外DL専売だったと思いますが、PS4版はパケ版があり、rebirth~を買うとburst~が同梱されていますので1本で2本出来、値段的にはちょっとお得になるのかな?価格見比べてないんでわからないんですが(調べる気ゼロ)。
攻略もコマンド選択式であり、次に向かうべき重要ポイントの時は点滅表示もありますから詰まる事もないと思います。
相変わらず本編と無関係なコマンドもあるんですけれど、ご存知『脱ぐ』とかは本筋と関係なくともやってしまう(笑)。小話お遊びが結構あるので、何だかんだで総当たりしてしまうんですよね。PS4版だとトロフィーあるんで何かつい全部集めたくなる。
後はパスワード入力がありますが、これはもしわからなかったら攻略見て下さい!←
お馴染みの小次郎サイド、まりなサイドの視点切り替えで進めていくんですけれど、出てくる情報が変わらず多いので、途中途中で『考えをまとめる』などが出てくるのは助かりました。burst~の時はいっぱいいっぱいなのに自分の記憶力頼りで「何だったっけ?」とか、「えっと、それどういう人だっけ?」とかでパンクしそうでした(笑)。
それでも結構難しい話が多く出てくるから、知識低い私などでは頭がピーマン状態でしたけど。人物関係だけでもかなりややこしい事になっていくので、途中でメモ取るべきだったと後悔(いつも言ってる)。
後、小次郎とまりなが合流するまでのサイド切り替えは、どちらがどの情報を知っているか知らないかなど、これが忘れてたりする事もあって「あれ、これはまりなさんは知らないのか?ど、どうだったっけ?」みたいな事も数度。
今作、EVEらしいワードや複数のキャラクターのギミックも健在で盛り込まれてたんですが、時のギミックもあって、これが記憶に頼りない私の混乱が勢いよくグルグルと!(頭悪いだけ)
でもこれがまた面白かったんですよー!そういう事!?とか、二転三転どころではないキャラクターの立ち位置が変わる者もあり、ええっ、また!?この人結局どっちやねーんっ!とか。
それが何人もいらっしゃったので、最終に解放される所まではドキドキでした。
ドキドキといえば、PC操作のリアルタイム切り替えが今回凄くあって、EVEー!!ってなりました。あれ楽しいんですよね。
終盤は毎回、息つく間も惜しい急ピッチ展開の盛り上がりで、ここが本当に胸躍るんですよ。これこれこれ!みたいなスピーディーでありながらグイグイ惹き込まれて持っていかれる心地良さ。
小次郎とまりなさんが対峙してしまう緊迫展開もあるし、そこからの共闘での息のあったコンビネーションとか、この二人は本当超カッコ良いったらない!!
出来ましたらフルボイスが聴きたいー!!!ギャラ高いのわかりますが(やめろ)、フルボイスが!心の声は無しでも駄目ですかね?( ;∀;)新作でクラファンあったら高額は出せませんが、出来る範囲で応援したいと思うくらいには希望!
とにかくアクションシーンが素敵なんで、ちょっとした動きをスチルに出してくれるし、これがもう堪らないカッコ良!!!の連続なのです。甲野部長も出番少ないけど出る時は出るカッコ良いおじ様なのです。奥さんの事ワイフ呼びなのダンディ!
でも浮気はやめときましょう~(笑)。というか本当のとこ彼女とはどうなんですか?
小次郎とまりなさんは今回弱さというか、もどかしさとかやるせなさとかも出ていて、小次郎なんかは特に単独行動の一匹狼なる心境が変化を起こす程の事などがあり、それは結果的に痛みもあったんですが、『頼る』『任せる』という思考がナチュラルに出てくるようになっていたのには、弥生さんや氷室ちゃんだけでなく、私も見ていて嬉しかった所です。rebirth~の時はひたすらカッケー!とか思ってましたが、こういう部分が出てきた事で、より魅力的になったなぁと。父のような、兄のような、夫のような、その言葉が的確で、大切な大切な時間であったのだと思うと…あ~、あそこは泣けます!ネタバレになるので何も言えないのですが、めっちゃ尊い。
カッコ良い所も面白い所も、懐に入れた女性や女の子に甘い所も変わらず良きな小次郎でした。
まりなさんもラストがね!ネタバレまくりなので言えませんが、ウルっとしちゃった。
後、弥生さんが今回は活躍していてカッコ良い女感凄かった。前は小次郎の恋愛感情でのウダウダっぽいシーンが多かった気がするんですが、落ち着いた感じになっていて小次郎に理解を示し尊重し、一定の距離を保たせながら、けれどいざとなると近しい存在。と言うのかな?そんな感じで。まあ、くっつきゃいいのにと思わないでもないけど(笑)。この二人らしい関係といえば関係なのかな。
全員なんだかんだで憎めないキャラとなってはいるんですが(まあ、許せんキャラもいたけど)、ちょっと言いたいのは某好青年、最後の思い出で絆されるのはキスまでにしとこうぜ!せめてゴムしとけ!!!(←)
まあ、それがあったからこそなんだろうけど、アカンて。ゴムは要るって(何回も言うな)マナーっすよマナー。
今作、色々な『母親』としての形や想いが溢れていました。次いで『父親』かな。
想うが故の尊さ、深さ、愚かさ。
それが一つ一つ丁寧に事件と絡ませながら織り交ぜられ、ラストを見せられた後は何とも感情が揺さぶられて簡単には言い表せないものがあり。とても心にしんみりときました。
まりなさんが「今回はきつかった」と言ってましたが、本当にきつかった。良かったんだけどきつかった。どうしたって犠牲は出ちゃってるし。ご都合でも助かってほしかったとすら思ってしまう程。でも素晴らしいストーリーだった。最後の写真にはもうクソデカ感情いっぱいだった。
投げかけられたメッセージの後のラストシーンが意味する所、どういう結果なのかはプレイヤー次第…的なのも上手いな!と。
出るごとに超えて面白くなってました!既にまた小次郎とまりなさん達に会いたい!!次回作、是非とも作って頂きたいです!!
それでは。
see you next time!