げーむしたよ!

ゲーム(主にADV)感想備忘録

FINAL FANTASY XVI 感想

PS5『FINAL FANTASY XVI』の感想です。


発売後購入。アクションRPGはあまり難しいと下手くそな私ではクリアが難しいものもあるので尻込みしてたんですけど、体験版やってみて心射貫かれました。
ゆっくりもゆっくりなプレイで出来ない日々もあり、すっごく時間かかりましたが、とってもとっても幸せなゲーム時間でした✧˖°(*´ω`*)°˖✧

 

 

※真相、エンディング他、物語の重要なネタバレはありませんが、キャラクターや一部エピソードには部分的に触れておりますのでご注意ください。

 

 

FINAL FANTASY XVI

© 2023 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. 

その正義は、何を救うのか ──

公式サイト

jp.finalfantasyxvi.com

ローンチトレーラー/SALVATION

youtu.be

テーマソングトレーラー/米津玄師『月を見ていた』

youtu.be

 

プラットフォーム

PlayStation 5

STORY

終焉に向かう大地「ヴァリスゼア」。
唯一の加護は「マザークリスタル」。

ヴァリスゼアに生きる人々はクリスタルから供給されるエーテルにより魔法を生み出し、日々の暮らしを成り立たせていた。
しかし、限りあるその加護は国家による奪い合いも生み出した……
各国はマザークリスタルを求め、召喚獣の力とその力を宿す「ドミナント」を使役し戦を始める。
ロザリア公国の第一王子「クライヴ・ロズフィールド」もまた、マザークリスタルをめぐる戦乱へと巻き込まれるのであった。
過酷な運命を背負ったクライヴは、やがて世界の真相を知り、マザークリスタルの破壊を目指していくことになる……

これはクリスタルの加護を断ち切るための物語。

 

CHARACTER&CAST

クライヴ・ロズフィールド CV:内田 夕夜

ロザリア公国の第一王子にして本作の主人公。ロズフィールド大公家の嫡男として生まれるも、フェニックスのドミナントとして覚醒せず、その役目は弟のジョシュアが担うことになった。クライヴは剣の鍛錬を積み、御前試合にて実力でナイトの称号を得る。クライヴは正式にジョシュアの盾となり、“フェニックスの祝福”を与えられ、その能力の一部を使用可能となった。やがて彼は大きな悲劇に巻き込まれ、惨劇を引き起こした謎の召喚獣“黒きイフリート”を追う復讐者となる。

 

ジョシュア・ロズフィールド CV:藤原 夏海

ロザリア公国の第二王子にして、クライヴの実弟。10歳。その身に召喚獣フェニックスを宿すドミナントである。兄のクライヴを尊敬し、貴族の生まれながら、分け隔てなく人に接する気さくさを併せ持つ。武よりも書を好む性格で、病弱な自分よりも、兄クライヴがフェニックスを宿すべきだったと考えている。ニンジンが苦手。ジョシュアもまた、クライヴ同様に、大きな悲劇へと巻き込まれてゆく。

 

ジル・ワーリック CV:藩 めぐみ

幼い頃、北部部族より和平の証としてロザリアに預けられ、ロズフィールド家に身を寄せていた。クライヴやジョシュアと共に育ち、兄妹のような間柄になる。礼儀をわきまえ、クライヴやジョシュアを気遣う心優しい彼女は二人の良き理解者であった。しかし、数奇な運命に翻弄され、やがて召喚獣シヴァのドミナントとして覚醒することになる。

 

 

トルガル

ジルと同じく大陸北部に出自を持つ狼がトルガルである。クライヴとジョシュアの父エルウィンが、北部遠征の折りに群れからはぐれたトルガルを連れ帰ったことで、ロズフィールド家にて育つ。幼年期に起きた大きな悲劇から難を逃れたトルガルは、やがてクライヴと再会し、その過酷な旅路に付き添う心強き仲間となるのであった。

 

シドルファス・テラモーン CV:白熊 寛嗣

“誰もが人として死ねる場所”の実現を唱え、迫害を受けるベアラーや、政に翻弄されるドミナントを保護する組織を率いるのが“シド”ことシドルファスである。一方で大陸を蝕む“黒の一帯”の研究にも取り組むなど多方面で活動している。召喚獣ラムウドミナントでもあるシドルファスは、かつてウォールード王国に籍を置き、ベネディクタとも面識があるようだが……。

 

ディオン・ルサージュ CV:中村 悠一

宗教国家ザンブレクの皇子にして、至高の竜騎士と誉高いディオン・ルサージュ。民衆からも部下からも信頼が厚く、召喚獣バハムートのドミナントとして、数多の戦場で幾つもの武勲をあげてきた。戦場を駆けるその姿は、人々の語り種や吟遊詩人に謡われるほどである。だが、自国に漂う不穏な影が、彼の輝ける翼に昏い陰を落とそうとしていた……。

 

ベネディクタ・ハーマン CV:樋口 あかり

卓越した剣技と任務遂行能力により、ウォールード王国の密偵部隊長を務めているベネディクタは、風と嵐を従える召喚獣ガルーダのドミナントでもある。幼少期からの過酷な人生は、彼女の冷酷で残忍な性格を作り上げた。黒きイフリートを追うクライヴと、謎の火のドミナントを巡って邂逅を果たす。それにより彼女は自身の過去と向き合うことになるのだが……。

 

フーゴ・クプカ CV:間宮 康弘

共和制であるダルメキア共和国の評議会顧問を務めるのがフーゴ・クプカである。ダルメキアの一兵卒に過ぎなかった彼だが、召喚獣タイタンのドミナントとして覚醒したことでその地位と富を得た。フーゴの発言権はダルメキア軍のみに留まらず、今や評議会に意見し、国の行く末すら左右するまでとなっている。何もかもを手に入れたはずのフーゴだったが、ベネディクタと出会ったことで、その人生を大きく狂わせてゆく──。

 

バルナバス・ザルム CV:綱島 郷太郎

灰の大陸を統べるウォールードの国王バルナバス・ザルムは、流れ者の身でありながらその地位まで上り詰めた男である。蛮族が闊歩し、戦乱に明け暮れていた灰の大陸は、たったひとりの男の登場により統一された。召喚獣オーディンドミナントでもあるバルナバスは、強国ウォールードを導き、自ら戦場にて剣を振るう。そして、混沌とするヴァリスゼアを見つめるその瞳には、ゾッとするほどの不気味さが宿っている。

 

感想

人が人として生きられる世界を作る───

最高に面白かったです!!!感動で泣きました!!!
素晴らしい作品をプレイ出来た事に感謝!!!

大沼で箱推しです!!!
クライヴとトルガル大好きだーっ!!!

気になる方がいらっしゃるなら是非にとオススメしたい!なのでネタバレは出来る限りないように簡潔に書いていこうと思いつつ、推したいという思いは伝えたいなという事で書いていきます。
ぶっちゃけあの大人気の7より圧倒的に私は好きです。圧倒的というか16はもう別格な位置です。
それくらい大好きな作品の仲間入りになりました(*´ω`*)

◆良かった所
・映画を観ているかのような重厚なストーリー
CERO:Dとなっているようにかなり大人向けです。流血シーンも多いですし、アダルティな見せ方も。始まりから主人公クライヴの絶望としか言いようのないストーリー展開を始め、カーストが根付いており、迫害や惨殺など、命あるものではなく道具のような扱いとされるベアラーの扱いは胸糞展開。
ですがこれに抗う物語でもあり、綺麗ごとだけではない変えることによる問題もきちんと見せてくれています。
絶望と復讐しか頭になかったクライヴの変化も必見。少年期・青年期・壮年期とありますが、皆好きだな~。壮年期が長いから思い入れは壮年期になっちゃうけど。
「人が人として生き、人として死ねる場所」この何度も繰り返される言葉、そしてタイトル回収のエンディングは胸熱で感動の嵐でした!
ファイナルファンタジー』というタイトルを綺麗に冠した物語。

横ですが謎の肌色シーンあって「なんで!?なんでここ裸!?(笑)」ってツッコミが二か所ありました。いや、まあいいんだけど(いいんかい)それならクライヴの方のアングルをもっとこう…(おい)

・魅力的なキャラクター
とにかく私はクライヴ大好き過ぎてプレイ中全然見飽きなかったくらい好みだったんです!!何故こんなに顔が良いんだクライヴ。カッコイイし可愛いし。顔だけじゃなくてしょってるものからくる色んな人としての魅力が滲んでる。男の色気(胸筋は絶対目がいく/笑)とか哀愁とか…とにかく全部好きっ。
他のキャラクターもサブまで本当に16は良かったです。皆大好き!!!
今作はヒロインのジルもめっちゃ可愛くて凛としていてカッコイイ。久々ヒロインめっちゃ良いと思った作品でもあります。
クライヴの仲間達や協力者、敵側もそうだけどそれぞれがしっかり立っていて良いんだな~。ずっとワイワイやってるの見たかった。
シドとかガブとかヴィヴィアンとかオットーとか…キリがないくらい深みあるキャラがいて、もっと色々話したい絡みたいそんな素晴らしき仲間達。
生きざまは色々あるんですけど、本当にそれぞれ見ごたえと感じるものがあります。
でもまあ、あのオカンだけは理解不能でしたけど。絶対人間じゃねーだろと思ってた( ̄▽ ̄)

大多数の人が思ってるだろうけど、バルナバスが中村悠一さんに似すぎてて、登場の度に「似てる。似てるって…やっぱ似てる」を連呼してました(笑)。

・サブクエストのしっかり本編に絡むサイドストーリー
わかりやすく言えばお使い形式からバトル挟んだりが流れ。本編に関係ないエピソードもあるんですけど、クエストは全部やるべきだと思います。
サイドエピソードとしてキャラの掘り下げ、繋がり、本編の展開に絡む想い、願い、名もなき人々の背景などバックグラウンドがしっかり描かれてる重要なエピソード多数。
これを省いてクリアは楽しめないと思います。
私はこれらのクエストで何度泣かされたか…いいお話いっぱいです。特に終盤は良い!

・迫力の戦闘シーンと召喚獣バトル
とにかく圧倒される迫力でした。大技も凄いしプレイ操作していてやっつけ感が気持ちがいい。召喚獣バトルはあわあわしてましたが(へっぽこ)、今までにない感覚で面白かったです。ボス戦は途中QTEバトル挟みますけど難しくないので苦手な人も安心して操作出来ますよ!連打に疲れるけど!(ラスボスで指休憩入れた)。
でもフェニックスの操作は苦手だった。まあこれは私の下手くそさと理解の遅さです(笑)。

・美麗で非常に細やかなグラフィック&ムービーとキャラクターの表情
キャラの表情がかなり豊富。ちょっとした感情の表現とかリアルで自然な感じになってるの。これが顔見てるだけで飽きなかった。仕草とか、一見何でもない姿勢や動きが凄いなと思いました。
グラフィックはいつもクオリティ凄いスクエニさんなんですが、もう綺麗なんですよ~っ。つい日中から夕暮れになってたら必要ないのにあちこちどう見えるのかな?とか見に行ってましたぐらいに綺麗!光と水の表現も見惚れます。クリスタルの荘厳さよ…。
ディテール良すぎて気持ち悪い雑魚敵の昆虫系、アップに見ないようにはしてました(笑)。クライシスコアみたいに毛虫類はなかったのがマシだった。アレ出たら叫んでる(叫ぶな)。
後、ストーリー進行に合わせて各地の人々の反応が変わってるのを見に行くのも楽しかったです。こういうフリー行動の時でしか確認出来ない変化好き。

・音楽とシーンのハマり具合・心地よく熱くさせる没入感ある演出
挿入が上手い!匠の技だよ!ってくらい良かった。没入感を更に深められて胸の高揚感とかざわざわ感とか、色んなシーンでここぞといった時のピタリが凄い。
最終決戦からエンディングあたりは神です。
ラスボスのある戦闘シーン、仲間たちの想いを全て持ってぶつけていくシーン、クライヴと一緒にやってる事の嬉しさを感じました。胸が熱い!
これは自分で操作してこそかなと思っています。ただ観てるだけでは味わえない、ずっとプレイしてきてここまできて、この演出を仕掛けてくるの、感謝したいくらい良かったです。
映画を観てるような…だけど、映画とは全然違うゲームとして自分でプレイしてこその感覚を存分に楽しませてくれた作品でもありました。
米津さんの曲がまた最高。こんなに合ってるなんてズルい!泣いちゃう!エンディング思い出すだけで頭の中に流れてくる( ;∀;)

・ライトユーザーにもクリアできるように配慮されている、わかりやすいシステムと操作性
老化現象で覚えが悪くなってる私でもわかるようになっている。
それでも途中まで「あ、こんな事出来るんだ。知らなかったーっ!便利じゃないか!」っていうのはありましたけど(下手くそユーザー代表)。
難易度設定、オートアタックやオートドッジ、オートスローなど易しさもかなり嬉しい仕様。
いじってればわかるシンプルな操作性の良さは助かりました。
ヘビーユーザーには物足りない部分はあるでしょうが、楽しめる層を広くしてくれたのはひたすら感謝です。

・トルガルと戯れられる!
トルガルが!クライヴが!可愛い過ぎる!!!
無限にヾ(・ω・*)なでなでなでなでなでなでなで。←
♡マークなんて出たらやるよ!やっちゃうよ!早よ進めよって自分ツッコミ入れながらなでてました。スクショも撮りました。
クライヴ、トルガルには甘優しいのが全開だし、トルガルのクライヴ大好きさがまた萌えツボ。
これ実装してくれて心から感謝!!!

◆残念だった所
・敵キャラクターの掘り下げが足りない
特に敵側ですね。バルナバスは過去の経緯が本編でほとんど語られていなく、ハルポクラテスの備忘録で追加されてる事で少しわかるくらい。何故今の彼が在るのか、心の変化はこうあったとか、本編でもう少しあれば移入しやすかったかなと。謎部分が多く、明確な経緯は見ることがなかったので勿体ない気がしました。
ベネディクタの過去も同じく気になる所ですね。ラスボスに関しても語りだけでなく、ムービーでも見せて欲しかった。

ダッシュが最初から出来ない
でもこれが最初から出来てたら、チョコボに乗る必要が減っちゃってただろうと予想。これはこれでまあいっかなーとかも思ってます(笑)。

・行動範囲がわかりにくい
行けるか行けないかの判定が微妙にわかりにくい。この高さは飛び越えられたり飛び降りたりは出来るのか?無理なのか?っていうの。岩場とか結構つっかえたりする。チョコボだと小回りきかなさすぎてつっかえるつっかえる。早いけどマップによってはゴツゴツした地形は「もう走るか?走った方が早いか!?」ってチョコボでガツガツつっかえながら思ってた(笑)。

・レベル上げの達成感が薄い
私のようなへっぽこユーザーにもクリアできるようになっているので、そこまでレベル上げに熱心でなくてもクリア出来るのは助かりましたが、ステータスがそりゃもう微々たるぐらいのちょーっとだけしか上がらないので強くなったぞ!なレベル上げの醍醐味はないです。なのに次のレベルまでの経験値はべらぼうに上がっていく(笑)。
でもまあ、これだけライトユーザーに配慮してくれてるんで大した問題ではないかな。

チョコボ(クライヴ専用)の活躍が少ない
エピソードで感動したんですけど、その後は移動のみになっちゃったのが残念。
トルガルみたいにもっとエピソード欲しい~っ!皆クライヴ大好きだな!!!私もだ!!!(聞いてない)

・移動の長押し必要?
ちょっとした事なんですけど、ワンプッシュでいいじゃなかったかな?と。


もっとコンパクトを目指したのに、予想より長くなってしまった。
色々語りたい事はまだあるんですけど、ネタバレになる事多いので。

最後にFINAL FANTASY XVI を生み出してくれてありがとうございました!!!
最高に楽しく、幸せなゲーム時間でした!!!
DLC、楽しみにしてます!!!

 

積みゲーほっぽらかして二週目やりたい(あかんやん)。また皆に会いたい。まだまだ浸りたい~っ。クライヴーッ!

 

 

see you next time!