大正×対称アリス HEADS&TAILS 全体・キャラ別感想

Vita版『大正×対称アリス HEADS&TAIL』の感想です。

2017年11月後半～12月初旬かな？にプレイ。

※ネタバレありますのでご注意下さい。

大正×対称アリス HEADS&TAILS

©2017 Primula/PROTOTYPE

表か裏か、おとぎ話の舞台裏 ────

公式サイト

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OP

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STORY

◆本編の真相（深層）に迫る2つの物語
サブキャラクター「猟師」と「オオカミ」の視点から紐解く本編の舞台裏の物語。

「猟師編」
医者の家系に生まれた有栖諒士は妹の誕生によって居場所を奪われた。それから数年後、地方の大学に進学した彼は進路に悩んでいた。医者の道に進むべきか否か……。そんな時、不思議な少年と出会った。

「オオカミ編」
都会で両親と暮らしていた大神少年は、両親の反対を押し切って田舎の学校に入学する。その理由は小さな頃に喧嘩別れした友達と仲直りする為だった。だが、無事に「彼」とは再会できたものの、肝心の「友達」には会えないままでいた。複雑な事情を抱えた「彼」と「友達」の為に、大神は粉骨砕身の日々を送る。

◆アフターストーリー
本編の攻略対象キャラクター7人とのハッピーエンド後を描いたアフターストーリー。
紆余曲折を経て晴れて恋仲となった2人の甘いひとときが綴られます。

◆学園アリス編
もしも皆が学校の先生や生徒だったら……の世界で描かれる学園ラブコメ。
家庭の事情で鏡の国にある「鏡野学園」に転入したヒロイン。
そこには明るくて楽しい学園生活を予感させる、個性的な7人のイケメンたちが待ち構えていました！

◆鏡の国一のドＳは誰だ大会！
鏡の国で突如として開催された「ドＳ選手権」！
不毛な主張の果てに、栄冠を手にするのは……？

全体感想

「愛を籠めて送ったおとぎ話」

Vita版の移植がとても早くて、吃驚した記憶があります。
全体ボリュームはあまり無いです。前作の視点を変えてみた補完的なものに猟師、オオカミのエピソードが新たに展開され、各攻略キャラの後日談、そしてIf学園パロ。
正直学園パロは要らなかったな～(;^ω^)このお話はあの大変な本編あったればこそで、そこが良いのだと思うのです。平和な学園パロでお気軽感満載の恋愛見せられても、ちょっと違うかなって。ぶっちゃけ内容も面白さを感じなくて、なのに無駄に尺があるわでだれてしまいました。しかし学園パロ多い。転生ネタもあまり好きではないのですが、学園パロがあまりにもあり過ぎてちょっとうーん、ってなります。

相変わらずキャラの容姿がそうさせるのもあるんですけれど、あの西洋みたいな背景とかが合わさると日本舞台に見えない（笑）。
これをプレイして視点切り替えでの二人のエピソードでわかった事など、時系列も知れてまたもう一度all in oneをプレイしたいなと思いました。

キャラ別感想

有栖 百合花/主人公

前作では頭の回転が良く、したたかさ有り、強さの中に孕む狂気も見せつつ、アリステアの為にどんな手段を用いてでも、一途な愛を投じている女のコ。そんな風に感じたヒロイン、百合花ちゃんです。
今回猟師ルートで時系列に見られ、前作がどの時点にあたるのか、それまでの過程を順を追ってプレイ出来た事で、また違った面が見られました。
まあ、すっごく厄介なタイプだったんだな～っ、みたいな（笑）。頭良いからこそ、余計面倒な事になるっていうのか。それでもって感情的に突っ走っちゃう事などもあって、本編より子供っぽい部分もありました。
でもまあ、諒士兄のフォローもあり、時に諫め、諭されしつつ前作の展開が入るんだなとすっきりも。
友達として付き合うには難しいタイプですけど（笑）。

猟師/有栖 諒士 CV：橋詰 知久

お兄ちゃん視点での全容、そして妹の百合花ちゃんとの関りの変化、みたいな。
前作ではいつでも大人で落ち着いていて、冷静な思考と判断力を持っているといった印象のお兄さんでしたが、彼がこれ程昔妹コンプレックスだったのは驚きでした。
白雪との交流も良い関係で好きです。年齢とか関係なく、柔らかな空気感感じる湖での遣り取りとか。
それにしても苦労が絶えないと言うか、次々に起こるトラブルに真摯に向き合い対処する姿は尊敬します。
兄視点で見てみると、アリステア絡みでの百合花ちゃんの言動はかなり異常でいて厄介。本編でもそれは感じたんですが、現実問題的にこれ、お兄さんに滅茶苦茶同情したくなりました。って言うかした。百合花蹴っ飛ばしたいですよ（おい）。
しかしながら心が離れていた兄と妹が、アリステアの事が切っ掛けになって次第に距離を縮めていく過程は良かった～(*´▽｀*)
最初あんなに避けまくってたのに、もう最後には妹に甘々になってましたからね！恋人のような兄妹ENDは見ていて口元が緩みました。
何だかんだで妹には甘く、優しく、責任感が強く、高身長イケメン（←）。良いお兄さんだなぁ。
橋詰さんのお声が好きなので、沢山聴けて嬉しかったです( *´艸｀)

オオカミ/大神 ゆうき CV：花江 夏樹

うーん、とても丁寧に進んでいるお話なんですけど、変化が乏しくてやや退屈気味だったオオカミルートでした。
猟師ルートは色々妹に対するコンプレックス、両親や白雪との事、アリステアとの繋がりや精神科医として向き合う問題等々、盛り込みがあって引き込まれていたんですが。
オオカミルートって基本百合花とアリステアでずーっと同じ感じの恋愛事でだらだらーっとしていて、そこに諒士お兄さんが少しって感じなんですよね。
オオカミくんはいいコだと思うし、百合花ちゃんを本当に好きなのは分かったんだけれど、うんもういいやと（←）。何だか刺さらなかった。
これでもかって程アリステアしか見ていない、アリステアが好きで大切、そんな百合花ちゃんを認識させられているシーンばかりでありながら、ぐだぐだーっとでも好きだなー好きだーと、動きのないままに展開されているのを見せられ、結局どうしたいのか、って決め切れないものをいつまでも見せられた印象。
正直言っちゃうと、ルート無いままの方が好印象で終わったかなぁ。巨乳好きは別に引かないけど、無駄に「おっぱいでかい」をちょくちょく挟むので、これもちょっとウザかったりしました（おい）。

After

シンデレラ CV：平川 大輔

バカップル全開（笑）。シンデレラさんがもう主夫かお父さんか！
でも何だか安心する。平川さんの声のトーンがまた柔らかいのです～(*´▽｀*)

赤ずきん CV：前野 智昭

もう何だか磨きがかったハイレベル赤ずきんワールドで（爆笑）。
この先発展出来るんでしょうか、この二人。まあ、やる気は満々みたいですけれど。頑張れー。←

かぐや CV：増田 俊樹

心の中の声に反応して登場するって、ストーカーっぷりが神レベルなんですが。普通に怖いよかぐやん（笑）。
決める時には格好良いんですがね。独占欲が強くて大変そうだな～。

グレーテル CV：江口 拓也

私、グレーテルは少し苦手なんですよね～。あの盲愛的な姉さん姉さん絶叫っぷりが。
でも今回は随分落ち着いたなぁと。落ち着いたっていうかギャグキャラみたいになってるような（笑）。まだまだお子ちゃまっぽいですがね。

白雪 CV：蒼井 翔太

何処か憂いを宿してる感がまだある白雪くん。
けれどもお母さん、猟師さんとも共に仲良くして楽しそうなので良いかな。

魔法使い CV：羽多野 渉

拗らせて拗らせてひねくれ曲がりくねってた彼ですが、漸く此処ですっきり形良くハッピーエンドです♡
デレたら甘ーいっ(*'▽')だからとっとと素直になっておけよと思いつつ、幸せになって良かったわ、うん。
横ですが、ここに登場の猟師さんがすっごい優し恰好良い！！！（おい）

アリス CV：松岡 禎丞

懐かしい毒舌マシンガントークが絶好調な彼でしたが、キャラの壊れ具合がかなり加速してるような（笑）。
身長は一番低いけれど、お姫様抱っこ出来ないけれど（←）、百合花を想う心は男前です(*´ω｀*)

 あ、学園パロの感想は省きます。申し訳ないですが、書く事がない（笑）。

 

それでは！

see you next time！