ゲームは悠悠閑閑

ゲーム(主にADV)感想備忘録

月姫 -A piece of blue glass moon- 感想

Switch『月姫 -A piece of blue glass moon- 』の感想です。

 

※全体感想ネタバレなし。ルート感想からネタバレあり。NGの方は閲覧にご注意下さいね。

 

 

月姫 -A piece of blue glass moon-

©TYPE-MOON

ああ────気がつかなかった。
    今夜はこんなにも
        月が、綺麗──────だ──────。

公式サイト※18歳以上の方のみ

typemoon.com

PV第1弾

youtu.be

PV第2弾

youtu.be

PV第3弾

youtu.be

OP

youtu.be

OP:シエルルート

youtu.be

STORY

幼い頃、事故によって大怪我を負った遠野志貴
追いやられるように遠縁に預けられ、穏やかな日常を送っていた彼の元に、父・槙久の訃報が届く。
実家に呼び戻された彼を待っていたものは、父から当主の座を受け継いだ妹の秋葉、そして二人のメイドだった。
新たに始まる遠野家の長男としての生活。
古くからの因習を受け継ぐ一族。
自分とは釣り合わない豪邸での暮らし。
過去の風景に記憶の断片を呼び起こされるなか、遠野志貴はヒトのカタチをした生き物とすれ違い───。

CHARACTER&CAST

◆遠野 志貴(主人公)CV:金本 涼輔

一見、温厚で物静かな文学少年だが、過去の体験から同年代の若者にくらべ、やや特異な死生観を持つ。七年前の交通事故による昏睡状態から回復した後、あらゆるモノに死をもたらす線、『モノの壊れやすい線』が見えるようになってしまう。


アルクェイド・ブリュンスタッド CV:長谷川 育美

非の打ち所のない、気品ある容姿にして天真爛漫、子供じみた態度を見せる謎多き女性。ある目的で総耶の街を訪れたが、衝撃的な出会いを経て志貴と行動を共にする事となる。正体は真祖と呼ばれる圧倒的な身体能力を持つ『吸血鬼』の王族。らしい。


◆シエル CV:本渡 楓

志貴の通う学校の先輩。テキパキとした仕草と笑顔、眼鏡がトレードマーク。物腰柔らか、誰に対しても丁寧に接する人柄で周囲からの信頼も厚く、志貴の頼れる相談相手でもある。志貴の親友、有彦の憧れの女性。平和な日常を象徴するかのような人物。


◆遠野 秋葉 CV:下地 紫野

志貴の妹。父の死後、名家である遠野家を継いだ若き当主。志貴の代わりとして幼い頃より名家にふさわしい厳しい教育を受ける。代償に年頃の少女らしさが失われている。七年疎遠であった兄である志貴対して複雑な感情を持ちつつ、気にかけてもいる。


翡翠 CV:一ノ瀬 加那

遠野家に仕える双子の使用人(妹)。クラシックなメイドスタイル姿。姉妹の仲は非常に良く、お互い助け合いながら働いている。志貴が遠野家に戻ってからは専属のお世話係となる。寡黙で感情表現に乏しいが、志貴への献身は並々ならぬものがある。

琥珀 CV:桑原 由気

遠野家に仕える双子の使用人(姉)。姉妹二人で屋敷の管理を全て担う。和服にエプロン姿。常に笑顔を絶やさない朗らかな女性だが、破天荒な一面も見せる。屋敷内では秋葉の身の周りの世話の他、家事全般に志貴の体調管理までこなす、スーパー家政婦。


◆乾 有彦 CV:古川 慎

志貴の学校のクラスメイト。中学時代からの幼馴染であり、気の置けない親友でもある不良少年。授業もサボりがちで生徒達から距離を取られ気味だが、基本的には陽気な好漢。身内に対しては思慮深い所があり、志貴が助けられる事が過去幾度もあった。

 

◆弓塚 さつき CV:田中 美海

志貴の学校のクラスメイト。人当たりの良い性格からクラスのアイドル&マスコット的存在で人気がある。中学時代から志貴とは面識があり密かに想いを寄せているが、奥ゆかしい性格から秘めた想いは志貴本人に一切伝わっていない。

 

◆ノエル CV:茅野 愛衣

志貴の通う学校に転任してきた教師。赴任早々、教師らしからぬ色艶言動で男子生徒からは人気となるが、女子生徒からは反発の的となる。本人はどこ吹く風のイイ性格をしている。


◆マーリオゥ・ジャッロ・ベスティーノ CV:佐倉 綾音

聖堂教会から赴任してきた若き司祭代行。大人びており、毒舌辛辣であるが知性ある少年。

◆ヴローヴ・アルハンゲリ CV:津田 健次郎
ミハイル・ロア・バルダムヨォン CV:阿座上 洋平
◆阿良句 寧子 CV:能登 麻美子
◆斎木 みお  CV:日高 里菜
◆カリウス・ベルルスコーニ CV:森嶋 秀太
◆安藤 裕吾 CV:浅利 遼太
◆斎木 業人 CV:小林  親弘
◆蒼崎 青子 CV:戸松 遥

全体感想

えげつなく凄い作品でした!(誉め言葉)
もうシンプルにとんでもなく、色んなもの超越した素晴らしき面白さ!!!
いやー、ノベルゲームでこんな事出来るんだという新鮮な驚きの連続。
プレイ出来た事に感謝しきりです。那須きのこさんってすんごい人だわ…と呟いてしまった。


月姫は同人ゲームからが始まりだとか。かなり支持されている神ゲーの名作と言われていることぐらいしか知らない私。前々からリメイクの話題が流れる度に気になっていて、遂に発売決定でPVを見てしまった瞬間、購入意欲急上昇して予約した経緯。
ざっくり情報を見ましたが、元々はアルクェイド・シエル・秋葉・翡翠琥珀のルートがあったようで、今作リメイクはアルクェイドとシエルルートの二人のみとなり、後は分割で制作販売となるようです。二人のみといってもリメイクはシナリオもかなりボリュームアップしているそうで、実際二人だけのルートとは思えない量でした。
END数はアルクェイドルートで1つ。シエルルートはノーマルENDとトゥルーENDがあり。他、BADEND。こちらの数は苦手な方には辛い程にかなり多いです(笑)。ただBADENDを迎えると『教えて!シエル先生」のコミカルなアドバイスコーナーが見られて面白いので、全部見るのがオススメ。25ぐらいあったかな?(多いっす)でもBADでもきちんと作られているので見飽きません。BADによってでしか見られない秘密部分があったり、戦闘シーンが違う方法で見る事が出来たりするので。
フルコンプすると最後に次作のショート動画も見られます。秋葉・翡翠琥珀ルートに加え、さつきちゃんのルートも新たに追加されるっぽいですね。


アルクェイド・シエルルートは『月の表側』の物語で、秋葉・翡翠琥珀ルートは『月の裏側』の物語と呼ばれているらしく、今作は『月の表側』である二人のお話。
凄いのは共通部分はあるけれど、途中からガラッと全く展開が違ってくるので先が少しも読めない。そして内容に驚愕、絶望、恐怖、涙、笑い、ときめきetc.…感情幾つ用意したらいいのかってくらい忙しく、面白さに呑み込まれていきます。
とにかく那須きのこさんの文章が独特。美しくて容赦なくて面白くてカッコ良くて凄まじい。読ませる力というか、よくこんな表現思いつくなと、始終感心と尊敬。詩的であったりもするんですが、戦闘シーン、凄惨シーン、恋愛シーン、コミカルシーンなど、そのチャンネルに合わせてカラーが完全に切り替わる巧みの技。それでいてバランス悪く感じられない。常に各シーンの雰囲気が全力の力で惹き込まれる。
言葉に引力のような力があり、魅惑的です。例えば『無知が罪だというのなら人間は誰もが罪人だ。不実であることが悪なら人間は常に悪人だ』とか、アルクェイドを表現するあるシーンの時には『夜空に咲いた花が落下する星になる。月の花は自らを嵐に変えて、燃え盛る炎を吹き飛ばした』とか、アルクェイドのこれには「はーっ!思い浮かばないこんな文章!」と溜息出ました。
他、特に凄惨なシーンにおける読み手のプレイヤーを叩き落として潰し、厚みもなくなるほど踏みにじられるかのような、一片の慈悲もない痛みの最高潮を見せつけてくるかのグロ表現、文章だけでこんなにも酷く感じさせてくる体験ってそうはないなと。何度も眉間にずっと皺寄って疲れました(笑)。弱者が強者にこれでもかってくらい残酷非道に蹂躙されるっていうのが幾度も出てくるので、苦手な方は本当に注意が必要です。ボス戦やBADも見てるだけで痛覚おかしくなりそうなぐらいしんどい。追い打ちのような連続残虐甚振りもある。死んだ方がマシ、いっそ死なせて欲しい、それでも許されずに地獄のような痛みと苦しみを味合わせながら殺されるシーンあり。私もちょっとは鍛えられたと思ってましたが、途中で「ヤバイ、しんどい。心が死にそう。病みそう…( ̄▽ ̄|||)」とか呟きましたもん。
ビシバシ感情を豊かに攻撃されて揺さぶられます。先が気になってしまうワクワク感が止まらず、のめりこんでしまう。独身時代の若い頃だったら寝る間も惜しんでプレイしてただろうな~って(笑)。
キャラの心理描写も細やかで魅力に溢れており、ストーリー展開も真相など衝撃と驚愕と涙。ルートによって全く違うし、思いもよらないキャラが敵になったり、絶対ないだろと思ってたキャラがいきなり味方になったり、変わりすぎるぐらい変わってくるので面白さ倍増。えっ、そんなとこまで行き着くの!?みたいなものも。
世界観はオリジナリティに富んでいて吸血鬼の階級や能力設定もかなり多いんですが、ちゃんとわかりやすく本編内に説明コーナーも組み込まれており、ちんぷんかんぷんのまま進むって事もなくて良かったです。
少しづつ解放されていく謎も、ミステリアスな記憶の断片の見せ具合など、不安感や恐怖感を良い具合に落とし込ませていく上手さ。文章配置が変化したり、伏せ字にしたり、狂気や理性が飛ぶ叫び声などは文字で表してない場合もあり、これがゾゾっとさせられるんですよね。文字の見せ方すら演出されてる。
今作は遠野家の謎や秘密はまだ次作の方に残されているのですが、今回ヒロイン二人の物語の色々な伏線と回収への見せ方は素晴らしかったし、ボリュームたっぷりで良い疲労感を覚えました。最終決戦ハードハードハード(笑)。

 

そしてこれがまた驚かされたんですが、絵、演出が神。
まず動きが凄い。動く動くめちゃくちゃ動くっ。ノベルゲームってこんなに動きが出せるんだ!と驚き感動。RPGやアクションほどではないにしても、いつも見ているADVゲームとは格が違うってレベルでした。以前プレイした『ファミコン探偵俱楽部』の動きの多さにも驚かされましたが、こちらはその上をいってます。エフェクトの使い方、キャラクター達の絵の使い方など色々駆使しておられて細かく、多種多様な見せ方。
戦闘シーンなどは見応えあり!アニメ観てる感覚で楽しめました。迫力凄いんですよ。圧倒されました。本当に何度でも言うけどノベルゲームでこれだけやってくれるの素晴らしい!!
立ち絵もかなりのバリエーションさで豊富。他に出てくる絵もそうですが、どれだけの枚数を描かれたのかと思う量。『バディミッションBOND』並みに驚かされました。会話中にも台詞に合わせてクルクルと変わる表情は、プレイ画面見ていて読んでる以外にも惹きつけられます。飽きない。そして絵が素敵。志貴くんカッコ良ーっ!アルクェイド可愛いーっ!翡翠ちゃーんっ!と何度思った事か。←好み丸わかり。
キャラクターの絵だけではなく、これまた背景のクオリティまでとんでもレベル。もう一つ一つ出る度に溜息が出る美しさ。暫く眺めつくしましたよ。美麗尽くし。もうですね…プレイして確かめてみて下さい!なんもかんも凄いから!!←語彙力限界。

 

登場人物で好きなのはアルクェイドですね!もう可愛いったら可愛い!!!ルート感想でも書くと思いますが本当に可愛いしか出てこないくらい可愛い!
志貴くんもカッコ良い!!戦闘シーンで眼鏡外す時とかに出る表情とか、大人びてて良いんですよ~っ。真面目で誠実そうでいながらしっかり健全な青少年思考のすけべ心もあったり、ツッコミ良かったり、ヒロインの為のいざという時のカッコ良さはさすが主人公!でした。フェミニストというか…私は魔性の男と呼んでいます(笑)。
翡翠ちゃんもかなり好きです。いじらしくて。次作で彼女のルートが楽しみ。でもシエル先輩も秋葉ちゃんも琥珀さんも皆好きなんですけどね。有彦くんやマーリオゥくんも好きです。ノエル先生は私的にはちょっと(か?)苦手だったけど(;´∀`)

 

声優陣は私、女性声優さんの方は知識が薄いのでほとんど分からなかったんですけれど(すみません!)、皆さん声ピッタリでした。
志貴役の金本涼輔さんもかなり好きです。声音が柔らかくて耳に心地良い。自然な演技が素敵でした。

 

音楽も申し分なく最高。本当、聴き入ります。OPも何回も見ちゃうし、主題歌ワクワクするし、あれもこれもどれも隙間なく楽しめた作品。
全てが合わさったハイクオリティのノベルゲーム、ここに在り!!!って感じでした。
最高に面白かったです!!!次作も心待ちに待機!!!

 

 

※ここよりネタバレありの感想です。

ルート感想

アルクェイドルート

アルクェイドが超可愛い!!!もう可愛いったら可愛い!何この可愛さは何だこれ可愛い過ぎんか!?←うるさいわっ。
終始こればかりでした(笑)。
いや、本当に可愛いんですよ。私、これまでプレイしててこんなにヒロイン可愛いを連呼してた事、初めてかもしれない。
志貴がアルクェイドの可愛さに勘弁してくれってなるの、物凄ーくわかるっ!!デートする事になった時のアルクェイドの服装に「なんだこいつ、なんだこいつ、なんだこいつ…!なにその普段着。なにそのファー。なにそのリボン。つーか反則しか知らねぇのかよこの生き物」って参っちゃってるとこ笑っちゃった。
わかるっ、可愛いもんは可愛い!!(いい加減まともな感想言え)
とにかくアルクェイドの魅力が溢れんばかりにいっぱい詰まったルートでした。
アルクェイドのルートはシエル先輩のルートと違い、志貴との恋愛に至るまでがグッとクローズアップされていたように感じました。もちろん敵との戦闘シーンもきちんとハードにありましたが、志貴と心寄せ合っていく過程が甘酸っぱいわ癒されるわ和むわ尊いわ切ないわ悲しいわで、もう見ていてキュンキュンしてしまう。
出会いはいきなり惨殺されるっていう、殺して殺された相手同士という特殊過ぎるものではあるんですけれど、これが切欠で使徒を葬る事を遂行するだけの存在であったアルクェイドの心が変化していき、志貴への想いが生まれていくっていう流れがね!そのストーリー展開がまた丁寧で、志貴の事で一喜一憂する彼女が可愛いの!!この後まだ言うだろうけどもうどんな表情も仕草もとことん最高キュートッ。しかも規格外に強い。次元の違う強さを持っているのにクソ可愛いので何なんだってなります(笑)。ロア戦で言い放つ「消えろ。おまえに、わたしの志貴は殺させない」がゾクゾクするカッコ良さで、良い女過ぎるわーって。

可愛い可愛い連呼してましたが、本筋は切なさ漂うものでもありました。アルクェイドにも秘密があり、その事で起きる衝動を抑え込んでいるんですけれど、それらに心惹かれていく志貴を次第巻き込みたくないとなっていき、お互いがお互いを大切に想い合っていく姿が凄く伝わってくる。
真祖の姫と言われていても、使徒を狩る為だけの武器扱いの存在で、それが志貴との交流によって「生きている」を実感していく嬉しさに、無邪気にはしゃぐ彼女が本当愛しい。「だって、すごく楽しいんだもの。こうしてるのが、生きているっていうのが、ただそれだけで嬉しいなんて、今まで考えたこともなかった」ですよ。そりゃ放っておけないし惚れるわな、志貴くん。
また志貴がカッコ良いんですよねー!彼ってナチュラルな穏やか青年っぽく見えて結構な魅力の引き出し持ってます。総じて何気に結構モテるタイプだと思う。下心とかもサラッと出してきたりするのに、厭らしさがないお得男子(笑)。
キメる時はキメるので、アルクェイドへの想いを「当たり前の事を、当たり前のように感じられるように───。あいつを、幸せにしてやりたかった」とか、そらアルクェイドも惚れるってものです。どちらも想い合いう姿がじんわりくるお話。
その後、一人戦いに赴きながらも志貴の自分に向けられた想いに「大好き、大好き、大好き、大好きっ!」って嬉しそうに言ってるのとかもう可愛いっ!!幸せになってほしいっ!!
なんですが、アルクェイドルートは悲恋ENDともいえる終わり方なんですよね(涙)。
決着はついて一度は亡くなったアルクェイドだけど志貴のおかげで復活する事が出来、平穏は戻るんですけれど、吸血衝動は抑えられないから共に生きていく事は出来ないと、志貴の幸せを願って眠りにつくという…マジですかーっ!!!(泣)となりました。か、隠しENDとかないんですか!?とか往生際悪かった私です。だってシエル先輩はEND2つあって1つはハピエンなんですよ~っ。アルクェイドももう1つハピエンあって欲しかったなぁ。
切ないENDではありましたが、でもでもとてもとても素敵なお話でした。
アルクェイド大好き!!!

 

シエルルート

癒されるようなほんわかシエル先輩です。異常なほどカレー大好きっぷりなとことか、可愛くてコミカルな部分もあるのに、とんでもなく重い枷と罪を背負う人で、そのギャップが魅力でした。
アルクェイドルートぐらいのボリュームかなと思っていたらどっこい!(古い)
とんでもなく長かった…!えっ、こんなに話の流れ違ってくるの!?と。
シエル先輩のルートはアルクェイドルートでは深く語られなかった代行者サイドの事とか、聖堂の事とか、ロアの事とか、アルクェイドとの関係とか、シエル先輩の過去と正体とか、もう盛りだくさんの事が解明されていくというものもあり、しかもボス戦クラスがどんだけあるねん!ってくらいの死闘もわんさかあるし、そんな中で志貴とシエル先輩とが心惹かれていく恋愛の流れとか、いっぱいいっぱいの大ボリュームでした。もう途中でしんどーっ!てなるくらいの話の重さに打ちのめされつつも目が離せない、凄まじい展開。ま、まだあるんすか…もうこれ死にそうですよ志貴くん…と、何度思ったかしれない。しかしながらラストバトルは壮絶でした。というか色々超越してる。世界観が凄すぎて呆然となりました。どうしようもなく立ち尽くすしかないって感覚を、ゲームでここまで感じた事ありません。え、これ以上出来る事ある?何すればいいんですか。教えてください誰か…って棒立ちの状態(笑)。
しかもアルクェイドが超怖超強超狂になっちゃって、容赦ない悪の残虐非道ラスボスです。ルート違うとこんなに違うんかいっ!です。最終バトルの最終形態なんてなにこれ誰これです。あの可愛いアルクェイドどこですかーっ!?(泣)と心で叫びまくりました。いや、箍が外れちゃって普段のアルクェイドではないっていうのがあったにしても、やる事がえげつなくてですね。わぁー……( ̄▽ ̄)みたいな。
さすがに巨大化して光体の姿でシエル先輩を何度も潰して指でぐちゃぐちゃは…百年の恋も冷めそうな勢い。
それにしてもあの巨大化見た時、もの〇け姫思い出したの私だけでしょうか?←隠せてない
しかもこの時に志貴を乗っ取りかけてたロアが味方になるし、なんかいい具合にキャラ変わってないか?ってくらい好感すら覚えるキャラになっちゃってるし、志貴と漫才かっていうボケツッコみみたいな遣り取りしてるし、やたら頼もしいし、最後はカッコ良く消滅って…持っていかれたわコンチクショウ!!カッコイイやんか!!でした(笑)。ここだけで好感度爆上がりのロア。誰が予想出来たか。
最後は2END共に話は大幅に変わってますけど、アルクェイドはいつもの可愛いアルクェイドに戻るので、これは安心したんだけども。
トゥルーのラストバトルの凄さはきつかったです。面白かったし迫力あったし、志貴もカッコ良さ増し増しだったんですけどきつかったー。

シエル先輩との恋愛模様ですが、こちらちょっと腑に落ちない部分があったんですよ。
志貴って途中まではアルクェイドとシエル先輩、どちらにも惹かれていて、それがどちらが恋情か友愛かみたいな葛藤があり、その後でアルクェイドには恋情を、シエル先輩は友愛や尊敬の感情だってハッキリ言ってなかったかい!?と(心の語りでだけど)。
それなのにいつの間にやら「先輩を愛してる」ってなってて私エーッ!Σ( ゚Д゚)って(笑)いや、読み間違いじゃなかった筈なんだけどなぁ。なんか今でもこれモヤってるんですけども。でもまあ、アルクェイド途中で全然登場しなくなっちゃって、長くシエル先輩と志貴は一緒にいたし、心弱ってる時にも救い上げてくれたってのもあるし、途中で心に変化が起こったのは仕方がないっちゃないかな…。ただそれハッキリ訂正かけて語ってほしかった気持ち(我儘)。
シエル先輩の過去も壮絶だったので、もうこのヒロイン二人共幸せにならないかんでしょ!って思いました。だからトゥルーは良かったなぁ!と。アルクェイドが振られちゃった形で不憫でしたが。でも「シエルにあげる。大切にしてよね」って笑顔で去っていくのとか女前過ぎる!
アルクェイドのハピエンないかなぁ。←諦めきれない

次作は数年はかかるらしいので、それまで頑張って元気でいようと思います!(年寄発言)

 

余談ですが、最初の方はシエルをシエラと覚え間違いよくしてました。この記事書いてる時もシエラルートとか書いてた(笑)。それは幻想水滸伝っ!と自分でツッコミ。シエラさん好きだった。ナッシュとのエピソードも好き。しかしこれわかる人どのくらいだ。

 

 

 

それでは。

see you next time!