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ゲーム(主にADV)感想備忘録

Code:Realize~祝福の未来~ 感想

Vita『Code:Realize~祝福の未来~』の感想です。

2017年1月プレイ。

※ネタバレあり。

 

Code:Realize~祝福の未来~

©2016 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

それは───
 かつて‟怪物”と呼ばれた少女の愛に満ちた物語。

公式サイト

www.otomate.jp

PV

youtu.be

OP

youtu.be

STORY

かつて怪物と呼ばれた少女は、愛を知った。

5人の紳士たちとのその後を描いた、
彼女の求めていた幸せな日々――。

そして、有り得たかもしれない【彼ら】との未来。

愛を知った少女に訪れる未来とは、
どのようなものなのだろうか――。

 

全体感想

「Code:Realize ~祝福の未来~」 | コードリアライズ, 祝福, 乙女ゲーム

ずっとあなたと共に────

待望のコドリアFD。各々のキャラとのED後のエピソードとショルメ、フィーニスのエピソード。そして番外編的エピソード。
ショルメ、フィーニス以外は選択肢もなく、本当にその後の幸せな二人を読み進めていく感じです。
追加されたショルメ、フィーニスはシナリオもしっかりでボリュームもたっぷりとで満足です!ショルメは恋愛展開がありなのですよーv

番外編的エピソードは凄く面白かったし、ボリュームもあったし、久々にルパン一味のあのわちゃわちゃしつつ仲の良い団結力な活躍を見られて愉しかった!
ゴードンファミリー親子のお父さん娘溺愛っぷりが可愛い(笑)。カルディアとシャーリーの女同士の友情関係も微笑ましいvパッシーが何かと面白美味しいvv

後はドラちゃんのミニストーリーですね。8話構成。微笑ましい日常、といった感じで。カルディア妄想の成長した大人の男ドラちゃんがイケメン過ぎる(笑)。

本編でルパン以外に解決していなかった猛毒のホロロギウムをもつカルディアの身体ですが、これらは後日談でそれぞれ解決。
只、これ猛毒の身体という強烈設定で薄れがちなもう一つの大問題は、フラン以外スルーされてるんですよね。
少しカルディアに難題設定つけ過ぎた気もしないでもない。しかしながらとても良い作品であったとも思うので、もう終わっちゃうのが惜しい(※この後、白銀発売)。
後日談はテーマは【二人で共に幸せな未来を】なものでした。
ヴァンだけ内容の濃度に差があった気がするのが少し残念。個人的にそう感じたので私だけかもしれないけど。

相変わらず美麗なスチルに背景、音楽、演出も好き。サブキャラも変わらぬ魅力なので見ているだけで堪能。

ルパン一味と名探偵と姉さん大好き弟さん含め、皆が幸せになっている姿を見られたの事は、本当に本当に良かったと思えたFDでした(*´▽`*)

そしてやっぱりルパンは今回も人気投票一位。流石ですが、何気にインピーがめっちゃ面白かったです(笑)。何だろう、じわじわ味わいの出る彼。でもヴァン推しです。←

 

キャラ別感想

カルディア/主人公

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変わりなく最高に良く出来た愛すべきヒロイン。
こんなに幸せになって欲しいと思うコもない。
感情を知って愛されて愛して、普通の女の子と変わりなくなっている彼女は本当に良かったねと言いたくなる。
とにかく笑顔スチルが多くなって可愛い。切なげに何所か諦めた様に涙する表情とかあった本編と比べ、幸せそうでほんわかします。
応援したくなる頑張り屋さん。辛かった時の分、最高の笑顔でいてほしい。

 

アルセーヌ・ルパン CV:前野 智昭

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いきなりベッドの上で肌色多めに戯れる二人という、新婚感たっぷり甘々なシーン。
途中展開まではヴァンと同じく甘さあれど盛り上がりはそうないな~と思っていたんですが、アイザックのエピソードが後半絡んできて。
カルディアへのどんな不安要素も望みも取り零さずに幸せにしてやろうってな、粋な所が流石は泥棒紳士。
アイザックの変貌してしまう前の家族への愛であるとか、心情であるとか、狂気に変貌してしまう男の根底にある望みがみられてジンとします。
最後の祝福シーンもそうですが、ルパンは本当に優遇されてる。
ヴァンに少し分けてあげてほしい(笑)。

 

エイブラハム・ヴァン・ヘルシング CV:諏訪部 順一

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ヴァンの変わり様がとんでもなく凄かったです(笑)。
もう、カルディア以外頭回ってないんじゃないの?ってくらい溺愛で過保護。
キスシーンすらなかった本編でしたが、いきなりしょっぱな毒の問題が解決してダッシュで扉ばーんっ!そのまま抱き寄せてぶちゅーっな感じでスピード感満載のキスシーンでした(笑) 。
只、何度も言いますが、ヴァンのシナリオって他と比べて盛り上がりが薄い気が…気がしませんか?(誰に聞いてるのか)私のコドリア最愛キャラなのに!!
よくある好き過ぎてすれ違って、けど蓋を開ければおめでたいほどらぶらぶってな感じなお話で。でもそれだけで終わってしまったのが何だかなーって。
いや、幸せですっごく良かったんです!本当良かったよ!でも、他キャラと違ってこう起承転結の転が薄い気がしてもうちょっと濃いめにして欲しかったなって。
カルディアの幸せの為だけを考えて行動していた筈なのに、寂しいと言われてしまい激凹んでるヴァンは稀少でしたが。諏訪部さんのその演技がもう本当落ち込んでます、どうしていいのかわかんねぇよってな力の無さが最高でしたが。が。
もうちょいヤマ場があってもよかったなぁ~って。サンとか泣けるし、フランもハラハラどうなるの感ありで、ルパンはやっぱり本編から引き続きひいきされてるし(笑)、インピーですらほっこりしつつカッコイイ爽快さだったし…ヴァンだけ何か何か薄い!
もう少し展開の盛り上がりが欲しかった所です。せめて結婚式まで見せるとか。他キャラ絡みも少ないんですよ、ヴァンルート。唯一少し残念だー。

 

サン・ジェルマン CV:平川 大輔

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サンルートはFDでも泣かされるはめになりました。後日談シナリオは一番好きかもしれない。いや、好きだ。ルパンの恋のキューピットっぷりもカッコイイ。
サンはギャップがね。あれ狡いですよ。普段は冷静沈着で人を口と雰囲気だけで負かす様な手強さなのに、カルディアの事となるともう子供みたいに必死に叫んで誰にも渡したくないとか言ってくれるし。
独占したい嫉妬故の葛藤とか、彼がそういった相手を見つけられた事が嬉しくなる。
彼の友人のエピソードがまた良い。長い長い時をかけてサンのたった一つの望みを叶える為のものを遺すあのラストは何なの。狡いわ泣けるわ…!( ;∀;)

 

インピー・バービケーン CV:森久保 祥太郎

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インピーって普段おちゃらけて明るいいじられムードメーカーなんだけど、実はめっちゃカッコイイんですよね(実はって)。
特に思うにスチルが全部男前過ぎる。反則(笑)。今回なんかシャワーシーンまであるし。しかも仕事モードだったから男前度倍増し。
結婚して愉しく明るく笑顔が絶えないって、インピーを一番に連想してしまうキャラ。
いじられつつ、おちゃらけつつ、時折はっとなる程男前な彼。今回も安定の温かさ感じる爽やかなラストで心地良かったです。

 

ヴィクター・フランケンシュタイン CV:柿原 徹也

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ルパン以外のルート、フラン無しではカルディアの猛毒を持つ身体をなくす事は出来なかった辺り、いずれ神の領域に到達する人物と云われるのは間違っちゃいない天才の天才。 考えてみれば防毒の服とか色々ちゃちゃっと作ってましたよね。
フランはがっちりカルディアのもう一つの問題、創られた存在からくる問題などを絡めてきてるエピソードなので、かなり重い展開でした。
究極の二択を迫られて、お互いを想い苦しむ二人に助言する、サンの言葉の重みが深く心にきます。
っていうかこのルートのサン、いい男過ぎて萌える!←
危険な立場になるのにそれが何か?的にフラン達を守ろうとするの堪りません!(≧▽≦)
そしてここぞというピンチに颯爽と駆けつける仲間達。いいなールパン一味ってこれがいいんですよ。 この自然な結束力。
フランは相変わらず優しげーな感じなのに、攻める時は攻めるので、最後はやはり甘さたっぷりご馳走様ですv

 

エルロック・ショルメ CV:村上 和也

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大望、恋愛ED作って頂けましたよーっ。本編にあったとしても何らおかしくない、きちんと構成されているシナリオ。恋愛過程もきちんとあるし、あのハラハラドキドキ切なさ漂う展開といい、FDだからっておまけちっくなエピソードでないのが本当嬉しい。
本編の飄々としていながら柔らかな物腰の紳士、ってなイメージがなく、素の彼が出てくるのがいいですね。片付け出来ない所とか、綺麗にしてそうな感じだったから意外な面も見れました。こういったギャップ多いんですよね、コドリアキャラ。良い意味で。
ラスボスであるアレスターのショルメへ向ける感情は異質なんだけれど、こういう人の心理って何か頭良過ぎてそれが負の方へと働く怖さと哀しさを感じます。
最後の謎かけ言葉から答えを見つけるシーンは上手いなぁと。同時にちょっと奥の奥までの心理を暴かれる様で、私だったら人間出来てないから怖いなと(笑)。
今回はいつも誰かを巻き込みたくない、自分は人を不幸にするだけの、生きる価値のない存在だからと、その自分の猛毒の身、創られた存在故からくるカルディアの心が変化していく言葉や思いが印象的でした。
結ばれてからの二人のスチルがそりゃもう幸せそうで(≧▽≦)
毒問題はまだ残ってるんですが、他キャラの後日談からしてフランがいるしね!と思ってしまうのでまあ大丈夫と(笑)。
そしてショルメルート、ワトソンさんが恰好良くて素敵ーっ!←

 

フィーニス CV:梶 裕貴

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家族愛的なものであってほしいなーっと思ってましたら、きちんとそうなってて嬉しい。恋愛とかではなく、私はフィーニスにはカルディアと姉弟、家族の幸せを感じるものであってほしいと思ってましたので。 やっぱりこの二人は姉と弟の立ち位置が良い。
もう本当、もう一つの真相か!ってなくらいの素晴らしさ。ジョーさん最高!(笑)
フィーニスが徐々にカルディアへ心を傾けだし、個を芽生えさせていく過程が丁寧。憎しみと怨嗟の感情しか向けなかったカルディアを、姉として求める声が、梶さんの演技の上手さも伴ってじんわりじんわり涙腺刺激される。
このルートで初登場するヘンゼルも魅力的なキャラでした。彼のエピソードの切なく哀しいながら、抜かりのない丁寧さ。本当、サブまでがっちり心掴むキャラ作り。
カルディアもこのルートでは物凄く姉としての顔を出していて、また違った魅力を発見しました。
最後のあのフィーニスが姉を溺愛する弟の定番科白、「悪い虫がつかないように、僕がついていないと」なんていうのが出てくる日がくるなんて!
本当に本当に良かったね!と。アイザックに関しても最初から紛い物扱いではなく、愛そうとしていた事が分かって救われました。
ラストの幸せそうにくっつく姉弟スチルは心が温かくなりました。

 

それでは!

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see you next time!