PSP『裏語 薄桜鬼 暁の調べ』の感想です。
※ネタバレあり。
裏語 薄桜鬼 暁の調べ
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乱世を駆け、暁の空へと舞い上がれ ────
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PV
OP
物語
幕末、文久三年───。
様々な思想渦巻く、動乱の時代。冬の夜、京で道場を営む平凡な兄妹を、とある悲劇が襲う。
その正体は、白髪赤目の化け物のような男達───。
自分を庇い行方知れずとなった兄の仇を討つ為、
少女は刀をとり、乱世へと踏み込んでいく。そんな彼女の前に現れたのは、
混沌とする時代の中、尚も己の志を高く掲げる男達だった。彼らと共に目の当たりにした、時代の闇。
少女は新たな志を胸に、
そんな時代の夜明けを想い描くこととなる。
※本作は、原作「薄桜鬼」の“if”を描いたオリジナルの展開となっています。
※薄桜鬼のキャラクターは登場しますが攻略対象ではありません。
全体感想
【恋慕綴り】前作エピローグ後の攻略キャラ、高杉・桂・岡田・グラバーの後日談。前作の戦闘無し。ノベル形式、選択肢のみ。グッド、ノーマルEND2種。BADENDはなし。ノーマルはグッドの補足みたいなENDでした。
前作の後日談なので、その後の歴史を辿る裏語はここでも変わりない所為か、中身的にもボリュームも薄目かな?と。ややキャラにより片寄りを感じた気も。
以蔵くんとか龍馬とか他色々と違ったのに、高杉さんは何故に史実改変しなかったのかとしつこくずっと思う。そりゃ以蔵くんとかは改変しなきゃ無理だけどさー。病気の改変くらいいいじゃん、乙女ゲーなんだからってしつこく思ってしまう(二度言う)。
【黎明の轍】前作の時間軸と同じで追加攻略キャラルートのストーリー。龍馬・中岡・山縣・久坂・伊藤・武市。共通ルート終了で長州か土佐で分岐。
因みに武市半平太は恋愛ルート無し。
3章まで前作の共通と同じなので、これはざくっとナレーションダイジェストみたいなので良かったんじゃないのかなぁ、と思いました。それか、スキップしますか?みたいに選択させるのとか。正直な所それなりの尺があるので飛ばしたくても飛ばせなくて面倒でした。
シナリオとしては、土佐の坂本龍馬が良かったです。ずっと長州メインだったからちょっと飽きてた事もあったかもしれない(^_^;)
戦闘システムがなくなったのが残念ー。龍馬さんの3D技とか見たかった。
【追憶の軌跡】特定の条件を満たす事により、シナリオ解放。
松下村塾のメンバーの過去エピソードと、梢ちゃんとお兄ちゃんの和やかエピソード。割と長かったです。特に松下村塾。じゃれつつ有りの真面目な話で、疲れてきてた所為か途中ちょっとだれてしまった。←
前作同様、コンテンツに充実の高杉さんボイスで耳至福♡←すみません、贔屓全開なので生温かくスルーで。
今回は他キャラサービスボイスも更にパワーアップで充実してました。これらは🌸花びら集めたら骨董品屋で貰えます。
余談ですが、骨董品屋に出てくる店主が何気にイケメンじゃない?とか色々楽しかったです(笑)。
絵は前作より男性陣が更に恰好良くなってます。只、女性キャラと言うか…女性の画はヒロインの梢ちゃんしか出て来ないんだけど、女性の描き方だけはもうちょっと!って感じなんですよね。
どう言ったらいいのか…可愛らしさも大人っぽさも両方やや届いてない感じで。スチルはたまにお顔が崩れてるかなぁ?というのもあり。男性陣が良いだけにそこがちょっと残念でした。
しかしながらスチル絵はやっぱりバラツキを感じる部分も。時々パッケージ絵とは顔の印象が違う様にも見えました。でも好きですvコンプCGは好きな高杉&龍馬の二人がアップめだったのが嬉しかったり(*´▽`*)
糖度はやはり低めで歴史の流れをきちんと汲んでいる事もあり、史実展開が多くて硬い印象の裏語ではありましたが、史実でも有名な科白とかも出てくるし、キャラは良くて味わいのある作品だったと思います。
高杉さん、龍馬さんが甲乙つけがたい程良かった!!
キャラ別感想
霧島 梢/主人公 CV:早見 沙織
前作では戦闘パートのみのボイス有りでしたが、今作はフルボイス。
うーん、やっぱりちょっと優し過ぎの大人しめ声過ぎてイメージが違う…ごめんなさいっ!ボイスはONにしてましたが、最後までちょっと違和感。
とてもよく出来る奥さんみたいでした。出来過ぎて何か…普通に凄い(笑)。
前作と同じで悪目立ちも良い目立ちもなかったので、印象が弱めになっちゃいがちヒロイン。でもとても良いコではあるんですよ!めっちゃ頑張り屋さん!
只、ちょっと簡単に「共に参ります!」ってなるのが危なっかしいなぁとは思いました。男は狼よ?(笑)まあ、皆さん紳士なんで大丈夫だったけど。寧ろもっと何かしても!とか思ったけど。←
高杉 晋作 CV:杉田智和
登場からいきなり恰好良いんですけどっ(←)。
「俺が命預けられるたった一人の女だ」「いい女だろ?」って言ってのける男前さよっ!(≧▽≦)
相変わらずのグイグイとくる男らしさで「俺に、巻き込まれろ。いいな」とか言っときながら「どうなんだ。俺と来るのか」なんて最後に確認取らせる辺りの、何処かで労咳の身の自分と共に在る人生を選んでいいか、戻るなら今だぞ、的な道を残してあげようとする言葉が出てくるんですよね。切ない。
梢ちゃんは共に戦う事もあり、だからと言って高杉さんの傍にずっといるって訳でもなく、役目をちゃんと持って離れている場で戦う事もありで、非常に信頼の繋がりが強い関係性になっていました。
伊藤さんにその事で揶揄われた時の「俺について来いと俺にくっついてろは、似てるけど違うんだよ!」が、恰好良い二人だな、と。
でも惚れ切ってるんだなぁ、と思わせるのもしっかりあるわけで、「どんだけ会いたかったと思ってんだよ、あの馬鹿。…手ぇくらいは、握らせてもらうからな」の科白がキュンときます。もぅー、不意にデレるのいいなぁっ!
ただ、労咳の身なので…高杉さんは感染を恐れて気軽に触れ合うのもかなり遠慮してるんですよね。それがあるので糖度がもう低い低いで。前作から今作も総じてやっぱり甘さは低かった高杉さん( ;∀;)
ちょっと桂さんに嫉妬して、そっと後ろから包むようにだけのハグとか。どれだけって程に感染に気を遣ってるのがわかって梢ちゃんへの愛情が伺えるんですが。本当にもうちょいっ。もうちょいくっついてもーっ!(←)ってなります、はい。
史実通りに進んでいるのでもう最後を考えると切ない切ないーってなりながらのプレイでした。改変はないのかー…以蔵くんとかも本ルートでは変わってるのになぁ。ちょっと未来ある幸せなのも見てみたかったとも思ってしまう。
そんな中でも伊藤さんの茶々とか、桂さんの「高杉は捨てられていなかったのですね。いやあ、霧島さんが出来た女性で良かった」なんて言うのとか、少しだけコミカルなシーンは面白くて好きでした。こういう男同士の揶揄い具合は良い。
豆腐料理オンリーエピソードは微笑ましかったーっ!10日間も続く豆腐だらけの料理に言い出せないままの高杉さんの、言いにくそうに「梢さん」って改まるのとか、「毎日豆腐×6…って、坊主か俺は」「俺か豆腐か、どっちかに思う所があんのか!?」な所は笑いが零れます(≧▽≦)
そしてこの時の梢ちゃんが可愛くて愛しくて切なかったり。「食べてよ、お豆腐!お願いだから…!」な必死の言い方がね。チーズが栄養があるって聞いたけれど、高価だから手に入りにくい。それなら同じくらいに栄養が高いって聞いた豆腐を出し続けていた、高杉さんへの必死な思いが健気。
これだけで治るとは思ってないけれど、せめて少しでも症状が良くなるなら、っていうのがいじらしくて泣かせる…っ(TAT)
お互いに初恋だって言うのも、「お前は十年以上遅れて現れた、『助けてくれるお姉さん』だったんだよ」とかも、えー、もう病気何とかならないのーって切に思いました。こんなに素敵な思い合いなのにっ!歯がゆいよーっ!(>_<)
高杉さんのルートは本当に戦い戦い戦いって感じで、歴史の動乱の流れを見てる感が強く、この辺りは興味ない人にはキツイかもしれないなぁ、っとは思いました。本当、真面目に軽い歴史のミニスタディなので。
そして勝利の後に一線を引いて静養の地で迎える一時でENDなんですが。最期は見せなかったものの、有名な死ぬ前に詠んだとされる句の後の眠り。眠ってしまったんですか?な感じでENDでしたけど、多分これこの後…ですよね…(TAT)
ノーマルENDの方は勝利の後で山縣さんにここで祝言だーってなるんですが、皆の見てる前で抱擁しているのを、「うるせぇ。命令、何でも聞くんだろ?だったら俺に愛されろ」とか言ってくれるぜ!な変わらないグイッとくる男らしい高杉さんが大好きだ!
グッド、ノーマル二つのENDで一つ、といった感じでした。
全体的には後日談とは言うものの、恋愛的な事よりも歴史の流れを多く見せられていたかな、との印象強し。その中でオリジナルであるヒロインを絡ませる部分は無理が無かったとは思えど、やっぱり前作後の男の生き様って感じであり、恋愛要素がより薄くなってしまったのが残念。糖分不足だったもので余計に思ってしまった~(;^ω^)
何とか触れ合うだけのキスがありましたが、もう本当プラトニックラブに近い感じの二人で、切なかったです。史実改変バージョンにしてくれても、と何回も思った高杉さんでした。
桂 小五郎 CV:KENN
うーん、本当に何だかあれです(何だ)、政の話が多くてめっちゃ疲れてくる!(笑)
薩長同盟に至るまでのあの、薩摩への誤解っていうか真相っていうのか経緯を、通りがかりの商人の会話で知る、ってシーンがあるんですけれど、あまりにも説明臭いのでちょっと笑ってしまいました(笑)。
何故にそんな詳しく…って言うか一介の商人が知ってる真相を、桂さんとかがわかってないのが変な気がするんですけどー、とか思いながら、いい加減真面目過ぎる展開に頭疲れてくる( ̄▽ ̄)
とは言え薩摩と話し合ってほしいと思いながら、素直になれない桂さんを言葉でなく竹刀で稽古って形で迷う桂さんに喝を入れるって辺り、こういう惚れた女性に力で伝えられて目が醒める男の人のシーンっていいですよね~、一時期なヘタレが可愛い。え、私だけ?(笑)
憎しみも悲しみも、捨てる必要なんかない。でも、そこで立ち止まらないで欲しい。きっと桂さんなら前に進んで行ける。っていう心の裡の訴える梢ちゃんの言葉も好き。恰好良い女性は良いですよっ。
恋愛面ですが、何しろ高杉さんより盛り上がらない(;^ω^)高杉さんは病気の事もあるから切なさとかどこまで共に在れるのかとか、そういうのが加味されてるんですけども、桂さんはまあ、関係性も落ち着いてるから穏やかーなので。
薩摩との同盟の件で、負の感情から迷い踏み止まる彼を、梢ちゃんが目を醒まさせるきっかけになる、みたいなそんなでありました。
ええ、もうスタディ!って感じでこれは何だ乙女ゲーだったよね?みたいな桂さんルートでした(笑)。
難しい事が解決すれば、後は少しの甘さでENDなので…ちょっと物足りねぇっ!←
この作品に糖度は求めてはいけないのだと、漸く心にピン止め出来ました(遅)。
岡田 以蔵 CV:鈴村 健一
寝たふりしてる以蔵くんに、「大好きだよ」って告げる梢ちゃんの言葉の後、「勘弁してくれ…眠れない…」って呟く以蔵くん。相変わらず初々しくて可愛いな、何だこの二人!(笑)
定住の地が見つからないままの二人ではありますが、旅先で出会う子供達はちゃんとわかってくれてるんだ、ってエピソードがほっこりします。
怒れる以蔵くんの「お前ら、人の嫁に、何してくれるんだ!」とか聞けましたし。まあ、此方もピュアでしたが、ラブくはあった。うん。すっごいピュアだけどね!…足りないーっ!( ;∀;)←
もうちょい、もうちょい大人向け頂戴っ(何強請りだ)。
グラバー CV:櫻井 孝宏
武器商人以外の仕事を始め、上手くいかない事もあったけれど、日本で梢ちゃんと共に生きて行きますよーってお話でした。ビールまではいかなかった(そこどうでもいい)。完。←終わるな
前作同様、糖度的には四人の中で一番甘めだったかと思います。思うけど他のキャラよりは…って感じなので甘さが高いかと言えばそこまではと。お話の盛り上がりはお仕事の話なのであまりない(;^ω^)
うーん、何だろ、やっぱりこの作品真面目過ぎるに尽きますね(笑)。事業の事よりも、種族(?)とか寿命の差の問題とかピックアップした方がドラマ性があった気が。
山縣 有朋 CV:浜田 賢二
実は前作から結構気になっていた有朋さんさん。はい、ビジュアルは高杉さんの次に好みの方です(笑)。新しい立ち絵の顔が好きーっ。
お堅い真面目過ぎる真面目さながら、優しさと男らしさも内包されているのが魅力。声も浜田さんですしね~(*´ω`)
高杉さん始め、優秀な才ある仲間達の中にいる己に折れず、進み、自分らしくありながら、律し努力する人。
これは梢ちゃん有朋さんに惹かれるよ、といった魅力と過程の流れが自然にあって素敵です。定番シチュながら、春冷えする梢ちゃんに自分の上衣を羽織らせてあげるのとかいいな~(*´▽`*)
池田屋事件の際に、梢ちゃんの身を心配する有朋さんの必死さとか。でもここで抱き締めないで肩止まりなのが裏語(笑)。抱き締めとこうよーっ!←
この辺りで距離が近くなっていくわけですが、禁門の変が起こり、京が巻き込まれ焼かれ、長州は負けると。真摯に巻き込んでしまった事に謝罪する真っ直ぐな男らしさが本当、良い男だなぁと。
これほどまでに真っ直ぐであろうとする人を、私は知らない。と、梢ちゃんが言うこの言葉こそが、この人の人となり全てを語っているような人物です。
で、このままにはしない、戦うとの山縣さんに、一緒に長州についていきますと告げる梢ちゃんについに抱き締めるんですよー(≧▽≦)いや、このスチルめっちゃ良い!
真っ直ぐと真っ直ぐな二人故の、真っ直ぐなお話でした。本当、真面目なんだけれど硬いとかではなくて気持ちのいい感じ。
後半からはもうほとんどくっついてる様な二人になってはいたんですが、ラストではっきり告ってくれる有朋さんがめっちゃ良い!
「俺の傍に来い」ってあの不意に落ちる囁き声音で抱き締めるのが最高かって萌える!もっと奥手かと思ってただけに、結構気持ち出す所ははっきりさせてくれるのが素敵v
「俺にはお前が必要だ」「この手は離さない」「お前自身の事も、手放したりはしない」「お前は俺の傍を離れるな。いいな」ってもう、梢ちゃんに甘い言葉いっぱい言ってくれるので耳ご褒美でした(*´ω`)
有朋さんルート、良かったーっ!(≧▽≦)この糖度の低い裏語において、ちょっと萌えキュン出来た!(笑)
でも気がかりだったのは、お兄さんどうなったのか分からないままになってますよね?(;^ω^)何かラストはもうお亡くなり扱いになってた気が。いや、あれー?←
久坂 玄瑞 CV:浪川 大輔
他のどのルートでも禁門の変で必ずお亡くなりになってしまう玄瑞さん、どういう展開になるんだろうと思ってましたが…うーん、羅刹でした。まあ仕方がないのかとも思いつつ。羅刹だと結末が哀しさしか思いつかないから( ;∀;)
羅刹の力を使い続けた結果、力と引き換えに命を削っていたという事で長くは生きられないとか。やっぱりまたも悲恋…!(´;ω;`)
でも玄瑞さんのルートって恋愛が急って言うのか、何処で惹かれたのか分かりにくかったんですよね。(←個人的意見です)あれ、いつの間にって感じで、だから中盤梢ちゃんが貴方についていきます状態なのは、ちょっと解せなかった。尊敬はしてるのは感じ取れましたけど、あそこまでの恋情があったのかはちょっと首を傾げたり。はっ!私が鈍いのか!?←
なので残りの命ある限りを共に、ってなっても力入っての感情は添えられずでした。でも、終盤の二人は後ろから支え戦う姿が恰好良くて好きです。戦うスチル綺麗ーっ。
横ですが、労咳の発作を起こしながらも奮い立つ高杉さんの「てめぇの死に場所を見つけるまで、俺は、走り続けてやらぁっ!」に痺れました!もうホントカッケー!!(だから玄瑞さんルートやねんって)
因みにこっちでもお兄さんの件が忘れられてた気がしますけど、これはもう羅刹が血を求めるって事がわかったあの時点で、亡くなった判断したって事なのかな?そんな風な近い事も言ってたか…いやでも前作と比べて諦めるの早いなぁ(;^ω^)
伊藤 博文 CV:桐井 大介
このお名前が出る度に、旧千円札のお顔が浮かんで浮かんで…有名過ぎるって罪w
女慣れした感じの伊藤さんでしたが、周りや本人が言っている程には作品内では実際女遊びしてるシーンは一切ないので、揶揄い好きなお兄さんみたいでした。
早くから恋愛対象として見ている所は表れてたんですが、結構早いなー(笑)。ナチュラル一目惚れっぽいのかな。
意外にしょげ率高いって言うのか、何度も梢ちゃんに奮い立たせてもらったり、励ましてもらったり、宥めてもらったり、そんな遣り取り多かった印象(笑)。
結婚式が洋装だったのは、流石は伊藤さん。誰っ!?って思ったけど(笑)。
武市 半平太 CV:成田 剣
ルートがあっても恋愛対象外!グッドであっても恋愛対象外!(笑)
グッドとノーマルでは向かう結末が違ってました。やっぱりグッドがいいかな。以蔵くんが幸せそう。
以蔵くんと武市先生のお話って感じでした。シナリオも前作の以蔵くんルート被りが多かったので、武市先生サイドって感じでしょうか。
このルートで判明しましたが、お兄さんは最初の羅刹襲撃時に亡くなったみたいですね。前作の羅刹化されたのとはこの部分が違ってました。
一言で言えば不器用で面倒で頑固で素直じゃなくて捻くれもあった人でした(酷いな)。グッドの柔らかな表情と話し方を見られたのは良かったかな。
しかし梢ちゃんは本当によく出来た女性だな~普通赦せないよね。
坂本 龍馬 CV:小野 大輔
超萌!!←
他ルートでは特に何とも思わなかったのですが(おい)、あの「女に人の斬り方を教えゆうがか!」って痺れるマジ怒りの低音で怒鳴るとこから始まり、その後はトントントーンッと萌え落ちました!←
小野さんの龍馬が滅茶苦茶恰好良いんですけども!!(何か同じ事言ってるな私)
土佐弁がとんでもなくナチュラル。龍馬キャラ(TV含め役者さんも)色々聴いてきたけれど、上手いってものではなく馴染んでらっしゃる。
それにこの度量の広さに明るさとあけっぴろげなおおらかさって言うのか、何とも素敵で魅力的な龍馬さんです。これに小野さんですからそりゃ最高になる筈だわ。
何かと真面目な考えの梢ちゃんを、カラッと吹き飛ばす勢いの風みたいに包んでくれる、この男前さが何とも言えず恰好良いです!本当恰好良いが何度も出てくる恰好良い!(もうわかった)
禁門の変の火災で居場所がなくなった梢ちゃんに神戸に行こう、迎えに来たってなり「俺と来いや、梢!なんとでもしちゃうき!」とか、この頼もしさは何だろう。もうついて行く行くーっですよっ(お前じゃない)。
凝り固まったものをパンパンッわしゃわしゃーって大きな手でされてるかの感覚が心地良い人です。
耳ではなく、心に響く。ってありましたが、まさにその通りの言葉の力を持つ人。「独りにらあてなりなや、梢!」「独りで生きていける奴なんぞおらん!」清々しい程力強い声音と断言する言葉が響き打たれる。
恋愛も面映ゆいんですよねー。海軍操練所に在籍し、男の中に混ざって船の仕事をする女が一人、って事で特別扱い視されない為に、普段は他人の振りをする二人なんですが、勉強の事で勝先生に相談して頼った梢ちゃんを見て、塾頭なんだから自分に頼ってほしいって所が嫉妬してるの見え見えで(・∀・)ニヤニヤ
お話の展開が今まで長州サイドばかりだったので、新鮮で面白かったのも良かったです。薩長同盟辺りが詳しく展開されていたのもドキドキしました。桂さんの冷ややかな声が怖い(笑)。あー、それにしても西郷には苛々した!!←
龍馬さんは結構萌えツボが多かったと言うのか、小野さんの演技が良過ぎると言うのか、シチュも良いんですよ~。グラバーさんに口説かれてると思って嫉妬して不機嫌な所とか、私こういうの大好物(´~`)モグモグ←食うな
お酒に酔った中でぼやくように告る(梢ちゃんには聞こえてないのがミソ)とことか、可愛かったりもするし、でもきちんと恰好良いから、一つ一つがツボるんですけど!そしてあのキスシーンですよー!!いいな、あのシチュいいな!!(落ち着け)スチルも良いの多いし!!何だもう、龍馬さんいいなー!!「俺、言うたろうか」「お前に惚れちゅうことよ。言うたでにゃあ?」この甘さ含まれるトーンが最高です。
糖度低くて低い裏語ですが、龍馬さんは結構甘い!綺麗だとか言葉もストレートだし、寝ちゃった梢ちゃんにちゅってリップ音あったし!え、あったよね?(誰に確認しとん)あった!(再確認するお馬鹿)甘さ裏語の中で最高でした!!
中岡 慎太郎 CV:平川 大輔
実際の中岡慎太郎は詳しくは知らないです。
此方では天然っぽくて元気がいい、ちょっとドジみたいな印象。←
柚子=中岡さんでインプットされる程、柚子愛に満ち溢れておられた(笑)。
「柚子は幸せの香り」「いいんです、柚子なんだから」「君が僕にくれた柚子なんだから」と、柚子が梢ちゃんなのか梢ちゃんが柚子なのかなリンク愛は、ちょっと笑いが零れてしまうvいや、実際はもっと深い意味もあるんですが。
そして驚きのお兄さん生存!!いや、良かったー!!前作から唯一の生存ルートではないですかっ。救済が一つでもあって安心しました。
それにしてもいきなり初お目見えで関係を不審がるお兄さんに「この機会にはっきりさせましょう!妹さんを僕にください!!」って、思わず声出して笑っちゃったじゃないですか!(爆笑)
まだお互いはっきり告白とかしてないのにすっ飛ばしてる!でもお堅い事が多い裏語の中でラブコメみたいで楽しかった。
ノーマルENDが一人だけ微妙な結末でした。うーん、後々落ち着いたらその時には…って思っておこう。
それでは!
see you next time!