げーむしたよ!

ゲーム(主にADV)感想備忘録

Collar×Malice -Unlimited- 全体・キャラ別感想

Vita『Collar×Malice -Unlimited-』の感想です。



※ネタバレありますのでご注意下さい。

 

Collar×Malice -Unlimited-

©2018 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

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あざやかな現実、形ある希望
 すべては、未来へと繋がる

公式サイト

www.otomate.jp

PV

youtu.be

OP

youtu.be

STORY

Interlude

連続凶悪事件───通称【X-Day事件】が起き、
危険な街となってしまった新宿で、警察官として働く主人公。
地域の安全のために日々奔走していた彼女は、
ある夜、何者かに襲われ、毒が内蔵された首輪をはめられてしまう。

現場で出会った元警察官の男性たちと協力し、
X-Day事件を追う最中───12月のある日。
彼らが拠点としている【探偵事務所】依頼人を名乗る人物が現れる。
自分たちは本物の探偵ではないと追い返そうとするが、
依頼人の話からアドニスの関与が浮上して……。

After Story

連続凶悪事件───通称X-Day事件解決に導き、
日常を取り戻し始めた主人公。
事件を追う中で知った真実と哀しみの数々を背負いながらも、
共に困難を乗り越えて恋人同士になった【彼】との日々が描かれる。

この街の未来を守ると誓い合った二人。
互いを生きる意味として繋ぎとめる二人。
傷を受け入れ正義を貫こうとする二人。
主従関係から対等な関係になった二人。
そして、別離の痛みを抱え、同じ空の下で生きる二人───。

時には甘く穏やかに、時には新たな困難を乗り越え成長し、
彼らの日々は続いていく。

Side Story 1 -ONWARD-
20XX年、4月。高校3年生になったばかりの星野香月は、ある日、

クラスメイトが休み時間に譜面を見ていることを知り、学校帰りに声をかけた。

「お前さ、楽器やってたりすんの? それとも歌?」

クラスメイトの名は、瀬良あきと。
瀬良の趣味が作曲だと知った香月は、自分もギターをやっていることを打ち明ける。
音楽を通じて親友と呼べる仲になった2人は、毎日のように音楽について語り合った。

そしてX-Day事件が起こり始めた5月。
瀬良の紹介で一色康弘と出会った香月は、一色が歌に賭ける覚悟を目の当たりにして、
あやふやだった自分の夢が確かなものに変わっていくのを感じていた。
───瀬良も同じ想いでいると、信じて疑わなかった。

しかし、X-Dayのカウントダウンが進んでいくと同時に、彼らの心も少しずつ綻んでいく。

姉との確執に苛立つ香月、罪の意識に苛まれる瀬良。
彼らが描いた夢は、いつしか交わることのない道を進んでいく。

───同じ夢を見た彼らの、出会いと、絆と、別れの物語。

Side Story 2 -Pride-

年末のアドニス制圧作戦が成功し、多数の構成員が逮捕されたことにより、X-Day事件が収束に向かった2月。

警視庁・捜査一課の管理官であり、X-Day事件捜査本部で指揮を執っていた峰岸誠司は、
上司の森丘から【捜査本部解散】の話を聞かされる。

警察の威信を地に落とすこととなったX-Day事件。
それは被害者のみならず捜査に奔走した警察官たちにも傷痕を残す結果となった。
管理官として本部の中心にいた峰岸も、他人には見せない苦悩と後悔を抱えていた。

組織の一員としての責任、自身の能力不足への悔恨。
答えのない問いを抱きながら日々起こる事件に対応していた峰岸は、あるきっかけから星野市香と交流を図ることになる。
【X-Day事件を解決に導く鍵となった新人警察官】である彼女と、複雑な心境を隠して接する峰岸。

「星野さん。あなたは……あなた自身が思うよりもずっと、価値のある存在だと私は思いますよ」

警察官としての矜持と戦う彼が、導きだした答えは――。

Side Story 3 -Crossroad-
独自でX-Day事件を追う元警察の集団――通称“探偵事務所”。
柳愛時を筆頭とした彼らの監視と警護を命じられたSPの吉成秀明は、
先輩の岡崎契と共に日夜事務所を張っていた。

彼らが警戒していたのは、X-Day事件に関与している可能性の高い現職警察官・星野市香の存在。

なぜ彼女が柳愛時たちと接触しているのか探りを入れていた、ある夜。
吉成はひょんなことから星野市香の弟・星野香月と交流を深めることになる。

姉弟の確執を知ってしまった彼は、自身の過去と重ねて香月を気にかけずにいられなかった。

「香月君のことを大切に想ってる気持ち、あなたが否定しちゃダメだ」

SPの信念は『いざというとき、迷わないこと』。
仕事を完遂するためには深入りするべきでないと思いながらも、
吉成は少しずつ彼女との心の距離を縮めていく。

 

ADONIS

「私に残された希望は……たったひとつだけ」

新米警察官の主人公・星野市香がX-Day事件を追っている最中に起きた、ある“惨劇の日”から2年───。

テロ組織アドニスは警察の目から逃れ、水面下で再び計画を推し進めていた。
2年前のX-Day事件の際に“執行者”として利用した彼らを
正式な構成員として招き入れたことにより戦力も増え、
教祖・ゼロが主導する“X-Day計画”は再始動に向けて着実に進んでいく。

同じ2年前に“ある目的”のため、アドニス構成員として加入した星野市香は、
ゼロの部下として組織に身を捧げ働いていた。

X-Day計画の再始動まで【あと30日】に迫った日。
ゼロから呼び出された主人公は密命を受ける。

それは───ユダ探し
X-Day計画が目前に迫った今、2年前に加入した“執行者”が裏切るタイミングだと踏んだゼロは、
彼女に彼らを探るように命じた。
罪悪を抱える者、野望を抱く者、悪の道に誘った組織を憎む者───
様々な思惑がうずまく執行者たちの中に裏切り者(ユダ)がいるはずだ、と。

最も疑わしいはずの自分になぜそのような任務を命じるのか。
ゼロの真意を疑いながらも、彼女は静かに動きだす。
これもまた、自身の目的を果たすための布石と信じて───

 

全体感想

誰よりも、世界で一番、お前を幸せにしたい。
誰よりも、世界で一番、俺を好きでいてほしい。

充実のコンテンツに行き届いたFD内容、といった素晴らしさでしたv
VOICE RECORDER、SHORT STORYLEAFと、これだけのサービスがついているのも凄いなぁと思うのですが、VOICE RECORDERなんかはサブキャラ含め予想以上に長く沢山語られていて、驚きのボリューム。
Afterは甘さも十分で十分過ぎて色々何かが流れていきそうな甘さだった程で(←)、sideも盛り沢山だし、これだけ詰め込んで下さると幸せな気持ちになるFDでした。
今作は特に、柳さんの蕩けるような幸せに浸ってる表情のスチルが多くて、それが一際印象に残っております。もちろん、他の皆さんも充実な幸福っぷりでして、忍恋のFD並みに甘さを感じた次第。
ADONISルートに関しては、かなり思う所がありました。けれど悪いシナリオではなく、しっかりこの世界をどの形であっても見せてきた事は凄いと感じます。
でもね、哀しい思いはもう沢山だとも思いました。幸せを掴みとってほしいです。

 

キャラ別感想

-After Story-

星野 市香/主人公

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どのキャラルートでも、事件を経て心の強さがグッと上がった印象。
ご両親の方は変わらないままであったのが残念。
でもその分、香月くんとの仲がより深まったのは嬉しい(*´▽`*)
彼女は幸せに笑ってくれている事を願いたい、可愛い女性でした。

 

柳 愛時 CV:森田 成一

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相変わらずのハイスペックイケメンな柳さんでした(≧▽≦)
そして恋愛にオープンな柳さんは最強でした!何だこの素敵な人!!こんな人リアルで見た事ないっ!!(笑)

恋人になった後のらぶらぶ具合が、何ともほっとさせてくれるお二人。柳さんのナチュラル穏やか優しい「おかえり」声音に、市香ちゃんへの愛情が伺えます(*´▽`*)
で、料理上手なお二人は仲良くキッチンで一緒にクッキング。向かう所敵無しな感じのカップルに、料理苦手な自分は天を仰ぐ。←
私、タケノコの水煮の下茹でなんてしない。筑前煮とかに入れる時は開封~トントン切って~ぽいっとなvですよ。←駄目主婦
料理を一緒に作ってくれる上に、サポート完璧。いや、市香ちゃんに教えるぐらいって!!ハイレベル過ぎだわ。みじん切りをお願いされて軽ーく「ああ、わかった」で手慣れたこの連携っぷり。最強か。
市香ちゃん、相変わらずの料理上手です。旬の料理が完璧過ぎて眩しい。本気で料理苦手な私の娘に欲しいっ。←
もう滅茶苦茶甘くて面映ゆいです。見ているこっちが照れます。「今別れたばかりなのに、もう会いたい」とか、恋してる恋人だ~ああ、乙女ゲーだ~って(笑)。
って言うか、デートでの柳さんの「市香」呼びに何だかいきなり萌えた(早)。
市香ちゃんも柳さんへの愛憎表現はかなり熱いものですが、柳さんも負けてない。「可愛すぎて頭を抱えたくなった」「これ以上可愛くなったら、困る」でひっくり返す熱愛具合。
そしてあのベッドシーンスチルですよ!何だこれーっ!!甘いし艶あるし、市香ちゃん色気有りの可愛さだし、何より柳さんのあの蕩けるような表情っ、そして鍛えた胸板ーーっ!!(最後の叫びそれかい)
次いで朝になったらいってらっしゃいのキスが柳さんからって、もう本当ホットミルクに蜂蜜だかーっ、メープルだかーっ、チョコソースだかーっ、(/・ω・)/✨✨□な感じでした。はい、糖度が高すぎて突っ伏しそうです。
そんな幸せな中から、大切な存在を得たからこそ、今まで残してきた事と向かい合い、未来へと進む二人であったお話でした。
お兄さんの登場から柳さんの家族の事、過去の事件の加害者の事、白石さんの事、冴木くんの事…全てが上手くハッピーエンドではない事もあったのだけれども、きちんと見つめて向かい合う勇気を持ち、行動していく二人は恰好良いなぁと思いました。
やっぱり完全正義も完全悪も言い切れない事柄に関しては難しく、白だ黒だと分けられるものではないからこそ、難しい問題もあり。結局、会って話しても分からないままの冴木の事も。私は彼、前作でもうーん、だったしなぁ。
すっきり解決!出来ない複雑なものもある訳で、そんな中での受け止め方をきちんと見せてくれた事に関してはとても良かった!と思えたお話でした。
つーか、柳さんのお兄さんのツンデレ具合が可愛すぎでした!(笑)もうちょいツンツンデレデレなの見たかったなぁ(*‘ω‘ *)
結局終始見ていて思ったのは、柳さんは大人ーっぽくしつつも、市香ちゃんにもうベタ惚れで独占欲あって意外に綿密に、がっちりと離さない未来を掴む気だったんだなvって事でもうごちそうさまでした(笑)。
幸せな二人が幸せそうに笑い合う、一番良いものを見させて頂きました(*^-^*)結婚式シーンも見られて大満足ですv

 

岡崎 契 CV:梶 裕貴

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始まった途端、のっけから濃厚ちゅうスチルオープンに、お茶飲んでなくて良かった…と本気で思いました(笑)。いきなり吹くとこでしたよっ。
彼の言動は変わらず甘かったです。市香ちゃん依存と言ってもいいぐらいのベタベタ度。まあ、しかしながら面倒でややこしい人と言うのも変わらずではありましたが(笑)。でも、今回は前に進んだなと。
市香ちゃんがかなり頑張ってました。最初は彼の前作からの【守るに価値ある人の為に死にたい】っていう、死にたがりな所まではいかなくても、犠牲になる事を厭わないのがまだどこか残ってるのかな?と不安に思う辺りからのモヤモヤ感、そこから始まってくるんですけれど、見ていてまたややこしくなっちゃうのかなーと私もモヤモヤハラハラ(笑)。
「キミのことを信じたい。…オレを信じてほしい、って。自然と思えたんだ」「あなたが不安になったら。私がその度に、何度だって信じさせます」って言う遣り取りは、彼女の強さが見られて恰好良いなぁ、素敵な女性だなぁvと。あそこまでガツンと女前に言われたら惚れますわ(*‘ω‘ *)
でもって岡崎君の紡ぐ言葉はもう本当、でろでろに甘い(その表現よ)んですが、いざ結婚ワードとなった時のあの反応ですね。うん、まあ、何となく彼の反応は予想出来てはいましたが、あれは過程の言動からするにそらそうなるわなーって(;^ω^)
未来を連想させる、ずっと離さないとか一緒にとか、家族にとか、そらそんなのちらつかせてりゃ市香ちゃんもそういう思いでいてくれてたって思うでしょうよ、って。
きっと彼はまだそこまで気持ちがなっちゃいないけど、思いは本物って言うか、そんな感じで言ってる感はありましたが。臆病ヘタレ未熟さと言いましょうか…(酷)出来上がるまでに時間がかかるタイプなんだと思います、岡崎くんは。
今回は柳さんや吉成くんのフォローっぷりが光っていてそっちに目がいったんですけれど(笑)。特に吉成くんの本気デコピンの喝が泣かせる。いいコだー(*´ω`)
彼は元々かなり面倒なタイプだったので、今漸くきちんと背け続けてきたものを見、市香ちゃんの存在の大切さを感じ、そうしてゆっくり少しづつ、確かな足元で立って立派に支えられる男になって、そこまできて漸く結婚を口に出来る様になるんだろうとか。そう思ったAfterでした。

 

榎本 峰雄 CV:斉藤 壮馬

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何か…峰雄くん滅茶苦茶恰好良くなってる!となったAfterでした。ヘタレだったのにどうしたのとか(笑)。←失礼
前の時は精神面ヘタレてたし、恋愛ピュア過ぎて萌えは今一つかなぁ、だったんです。いや、Afterも変わらずピュアはピュアなままではあるんですよ。柳さん、岡崎くんで3番目プレイで彼だった訳ですけれど、彼だけプラトニック健全恋愛だし。
艶事方面が普通になってた彼らとの差があり過ぎる、爽やか弾けるピュアピュアな恋人達の姿で、桜川さんじゃないけど君らは中学生か高校生の恋愛かっ!とツッコミたくなる気持ちに(笑)。
感動したり萌えてるポイントも純情だなーって言うか学生男子みたいに見えて微笑ましかったんではありますが、急に不意に、男としてきちんと市香ちゃんの事は考えてます、とか、香月くんに対しての言葉かけとか、すっごく恰好良くて何があったと(だから失礼)。
元々裏表ない真っ直ぐな彼だからこそ、前作での蟠りを乗り越えた今の姿はヘタレが抜けて男前になってるんだなぁ、と。変わらぬ恋愛初心者っぷりは良い味わいになってしまって、前の時と違いときめいたv←
仕事面でも判断力とか察知力とか色々、働く男は文句ない恰好良さだって所を見せてくれて、あのヘタレてた彼はどこいった、みたいなキリっとした姿で、スチル見て思わず おお、カッケー!(*‘ω‘ *)となりましたよ。
しかも極めつけはデート後のキスシーンスチル!これ誰ーっ!?ってなる程恰好良いんですけれど!!もう驚きと萌えキュンと微笑ましさが溢れる峰雄くんAfter。
大人な男になったかと思えば、変な所で鈍いし、でもぐっと恰好良くなるわ、でもってもラブコメになっていくわ、展開が色々盛り沢山過ぎて楽し過ぎるんですがっ(笑)。
今作、一番成長を感じた彼でした。プロポーズも素敵でしたよー(*´▽`*)良い男になって…( ;∀;)(オカンか)
他ルートでも言えますが市香ちゃんの両親が相変わらずって所はやや寂しいものだな、って思いはしますが、代わりに峰雄くんの両親達は市香ちゃんを温かく迎えてくれていたみたいなので、そういった面でも幸せを感じてほしいです。

 

笹塚 尊 CV:浪川 大輔

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尊くんが増々やわっこくなってます!←
変わらぬSっけさはあるんですが、市香ちゃんへの愛しさ振り切ってる感がありありで微笑ましかったなぁ、と。
妄想で子供が出来た時のデレデレ具合、市香ちゃんはこれでは別人だと言ってましたが、ワンコの反応からするにあながち良い線いってるかもですよ(笑)。
今回は恋愛ドラマ観てるかの擦れ違いからくる拗れ喧嘩だった訳ですが、何かもう惚気からくる痴話喧嘩にしか見えなかった私。
峰岸管理官が意外に尊くんに市香ちゃんとの事で思わせぶり的な事言ってカマかけてくる所が素敵でしたvでも流石、柔らか神対応。変わらずの紳士っぷり。きちんと恋愛ルートとして攻略出来ないのが残念です(笑)。←
香月くんもね、峰雄くんルートでの彼も良かったんですが、こちらでもとても成長していってるんだな~と。あんなに本編で反抗しまくってたのが懐かしく感じられる程にしっかりと自分の考えを持ち、お姉さんを思いやり、良い大人の男になりそうです(*´▽`*)
なんだかんだ言って市香ちゃんに甘えて甘えさせて、強さだけじゃなくて弱さも見せ、結局両者ベタ惚れなんですねー(*-ω-))ウンウン♪な感じでした終始。
アメリカ行ってお母さんの墓前での遣り取りも、二人らしい挨拶だなといった感じで微笑ましくありました。お父さんへの一言結婚報告の通話が笑ってしまうのですが。ちょっとお父さん見たかったなぁ。
常に上からの俺様発言な彼ではあるのですが、筋を通す所はきちんと通すしで、言動はとても男らしくて人気がある訳だわ、と納得。
「お前は、俺の為に生きろ。俺も、お前の為に生きてやる」ですもんねーっ!(≧▽≦)生きてくれ、ではなく生きろ、な所が本当、彼らしいです。
愛情が溢れるだけにツンさもソフトになってはいた彼ですが、市香ちゃんだけはどうあっても手放さない、何を置いてでも求める大切な存在である事が知れたルートでしたvしかし、あの髪型は年齢重ねてもあんな感じなんでしょうか(何処気にしてんの)。

 

白石 景之 CV:木村 良平

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最初の共通部分から始まるInterludeに色濃く繋がっているお話でした。アドニスの御國さん、本編でもっと掘り下げてほしかったのでそこも良かったです。
変わらないながら、やっぱり市香ちゃんの事となると可愛らしくなる白石さんは最強キュート。
市香ちゃんが黒瀬に手首へキスされたと、ちょっと違う勘違いをした白石さんの、消毒するとかエタノールとか言い出すシーンは本当可愛く萌える。
あそこで普通なら自分がちゅうして上塗りな感じを想像してたんですけど(←)、流石本質はピュアな白石さんは本当に消毒処置しようとしてたので笑いが(≧▽≦)
罪を償っている身なので、他キャラと違い甘いだけではない白石さんのルートは切なくあるのが基本ではあるのですが、想う心はとても優しくて甘くあるのですよね。
普通に会えないのでどうなるのかと思っていたのですが、成程ーな展開と事件に絡む事で再会する二人、強くなった市香ちゃんの白石さんへの揺るがない想いが印象的。
でも「君を幸せに出来る白石景之になりたい、なんだ」と言えるようになった白石さんも、本当に強くなったなぁと。
今回は御國さんが遺したもの、その存在に心酔しきっていた黒瀬、そして外界から出て大切な存在を得た白石さん、それぞれの心の動きと共に御國さんの葛藤や迷いや苦悩をより知れた展開でした。
それぞれが同じ処から分岐していった結末は、どれも完全良い正解ではなかったにしろ、そこから見出せる光もあったならいいな、と。黒瀬にもいつかそうであれたらと願いたいです。
白石さんルートはやっぱり切ない恋愛展開ではあるのですが、少しづつ二人の共に在る未来も見えてきた感じで安堵しました。もう涙ぐんでしまいましたよ( ;∀;)
何でもないような些細な事ですら、一つ一つが大切なもの、かけがえないものだと知れるAfterでした。いつの日にか二人、家族になれますように。

 

Side Story 1 -ONWARD-

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バンドメンバーの番外編。本編では収めきれなかった三人の事が知れる裏側でした。
香月くんと市香ちゃんのあの当時の拗れ具合は、やっぱり絶対的な話し合いが足りてないよなー、と思いましたが、まあ、何だかわかるなぁと。
身近故の踏み込めない距離とか素直になれないとかって、確かにあるんだよねと。割とこの擦れ違い姉弟な関係はリアルさを感じました。私、弟いませんが。←
コミカルな面では一色さんへの香月くんの前印象が面白かった。閣下かいっ(笑)。
あきとくんに関しては悪人でもない分、起こった結果については哀しいものがあるのですが、また再会出来る日が来ればいいなと願いたい。
サブショートのお話ですが…何て言うか本当、何度も思った事ではありますけれど。この市香ちゃんと香月くんの両親って何でこんななんだろう。二人共いいコなだけに、両親があんなんって残念過ぎる!
私も褒められた親ではありませんが、いくら後継ぎに固執した考えがあろうとも、ここまで偏った愛情の差を子供に向ける事は、全く理解が出来ませんでした。
姉弟仲が拗れたのも、市香ちゃんのやたらに低い自己評価も、この親の影響あるよね…この親が一番残念だったなぁ。

 

Side Story 2 -Pride-

峰岸 誠司 CV:吉村 和紘

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タイトル通りの正にザ・プライドって感じでした。仕事に対する突き詰めていく考えは、真面目でいて高い男のプライドもあり、意外な内面が多々知れて、ワクワクしたシナリオ。
いや、それにしても岸さん素敵でした!素敵だったけれど、カラマリ内において一番厄介そう!!(笑)
「峰ちゃん」と呼んで下さいとかお茶目な感じも見せつつ、紳士的でいてやんわりと攻め込んでくるSなあの感じ。これ、苦労するタイプだよねー(;^ω^)と。
下手したらこちらが惑わされそうだ。などとありながらも、貴方も大概惑わせる言動なんですけど…とツッコミたくなるこの気持ち。
あくまで一人の人として関心を寄せていってる訳で、恋愛に進むか否か、と冷静に判断していたサブショートには めっちゃ面倒な人!!と、市香ちゃんの苦労を思うと何か応援したくなると言いましょうか(笑)。
もうね、この優しそうで実はめっちゃ意地の悪い厄介で曲者な峰岸さんを、メロメロにしてしまえっ!とガチに市香ちゃんにエールを送りたい。
でも恋愛展開な要素は皆無だと思っていたのですが、思った以上にこれからそういう方向へと変化していきそうな流れであったのは、素直に嬉しかったです(*´▽`*)
「もっと、頼って下さい」の頭撫で撫でスチルは萌えましたv大人の男の魅力だ~( *´艸`)VOICE RECORDERでの「私は、本気です」期待大。想像働かせます(笑)。
でもこんな優しげーな深い笑み向けてる裏で、アドニスが欲しがる市香ちゃんという存在を、自分が望むものと違う市香ちゃんへ塗り替えてやったら…などとスーパー腹黒さMAXな事を考えているこの人、凄過ぎる(笑)。
あ、峰岸さんがバレンタインチョコを市香ちゃんから貰ったと知った時の、岡崎くんと尊くんの反応は笑いが(笑)。
「誰だよ厳一郎とパウエル」のくだりが最高でしたv
所で何故に森丘さんのエピソードはないんですか。子持ちでもいいじゃん!←

 

Side Story 3 -Crossroad-

吉成 秀明 CV:長瀬 ユウ

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吉成くんがめっちゃ良い!!そしてまさかの恋愛色が待っていた展開でした(≧▽≦)
何だろう、この吉成くんの安心感(笑)。柳さんとはまた違う存在の温かさと言いましょうか。息のつける安心さのある感じ。
明るくてコミカル担当ではある彼なんですが、彼も過去の荒れていた事、修復出来ていないままのご家族の事と、色々あったようで。ちょっとここでも吉成くんの両親の残念感はあるんですが(;´・ω・)あれは自分の子に言っちゃいかんよ。
市香ちゃんと香月くんを通してSP任務に迷いながら、それでも自分らしさを出しつつ踏み出していく姿は好青年って感じで気持ちが良い(*^-^*)
やる時はやるのシーンも恰好良いし、好きなものは好きなんだと、色々なものを振り切って心のままに告白するシーンは心地が良かったです。
柳さん達のそれぞれの吉成くんへの接し方がらしくて微笑ましかったvやっぱり柳さん、お父さん枠(笑)。

 

-ADONIS-

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先にお伝えを。このルートのゼロに関しては良い事ちっとも書いてません。私には彼に哀しさも憐れみも欠片もプラスに添う感情を向ける事が出来ません。
かなり駄目なキャラになりましたので、そういった感想だと踏まえた上で読まれるかの判断をお願いします。↓

 

 

 

 

 

本当はAfter終えた後にプレイしようかと思っていたのですが、何かメンタル的にきつそうなのでラストにしました。
私、正直このルートがあるって知った時は 要らない…(;´・ω・)と思っちゃったんですよ。だって私、BADEND苦手だし!!幸せが基本だし!!しかもこれってあの私が嫌いなENDの続きだし!!(泣)
プレイ前から心が痛かったんですが、プレイしても変わらずしんどかったです。
ADONISルートって市香ちゃんが心から変わってしまってゼロ側に身を置くのかと思っていたんですが(実はこうだったら心底このルート嫌になってました)、そうじゃなかった事だけは良かった(良くもないけど)と言いましょうか。
確かにこのルート、アドニスサイドとしてシナリオは新鮮であったとは思います。執行者の面々のエピソードも良かったと思っています。
でもこのトップよ!ゼロよ!冴木!!(←呼び捨て放題)
本編でも何だか響かないなと感じていたんですが、今回のルートで色々出てきて知れた事実は、もう理解出来ないとか納得いかないとかドン引くとか以前に、嫌悪感しか感じませんでした。
「星野市香の心(恋情ではない)が欲しい」から続くくだりは反吐が出ます。欲しいって己の傲慢だけで人の命も未来も心も潰すってか。自分で終われないから救いを求めていたのが本当であったとしても、だから何だって話。ごめんって口にしてた時は吐き気すら覚えました。ふざけんな。
アドニスの組織にしたって、あそこまでのものにして多くの犠牲者出しておきながら、仕切るトップがブレブレなアバウトさでやってたのにはもう何だこれ状態。世界をどうしたいだとか言ってましたが、結局ずっと自分の為でしか動いていないんですか。
名も無き怪物。自分ですらどれが本当なのか分からない、けれどどれもが自分の姿。
最期の「これでもう泣かなくて済む」…知らねぇよ、です。勝手に彼女の未来を潰して犠牲にした大きさからしても、彼が救いのない自分の悪意の終結を望み、何処かで苦しんでいたのだったとしても、許容出来ませんでした。
自分の終わりを自分で終わらせられないから、「地獄まで付き合ってくれ」と彼女を身勝手に引きずり込んだ事を謝りつつ、迷いも後悔もしないでこの科白、そんな独白をする彼の水槽でのシーンは胸が本気でむかつきを覚えました。
本当にあったかもしれないIfの物語であったにしても、彼女がこんな目に遭うのは理不尽過ぎてもう見たくありません。後味が悪過ぎました。


限定版、小冊子の悲恋ENDのAfterエピソードもキツイ。ADONISから続けては駄目な順番だった…_| ̄|○
この白石悲恋Afterで市香ちゃんに香月くんを殺せと指令下したのが、ゼロ。
駄目だ、地雷レベルに嫌悪感MAXです。正直暫くあの顔は見たくない。

ゼロ好きな方には申し訳ない感想になってしまいましたが、彼に関しては覆せないNGキャラとなってしまいました。

 

それでは!

see you next time!