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ゲーム(主にADV)感想備忘録

新装版ハートの国のアリス ~ Wonderful Wonder World ~ キャラ別感想2 ゴーランド/ボリス/ユリウス/ナイトメア/真相

Vita版【新装版ハートの国のアリス~ Wonderful Wonder World ~】感想の続きです。

 

前回感想はこちら

sagino4480.hatenablog.com

 

※ネタバレありなのでご注意ください。 

 

新装版ハートの国のアリス~ Wonderful Wonder World ~

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キャラ別感想

メリー=ゴーランド CV:堀内 賢雄

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『侯爵』 -ここにしかないものもある。平穏とは無縁だけどな。-

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アリスシリーズキャラの中では、多分恐らくまず間違いないかと思われる(念押しか/笑)、人気が低そうゴーランド(おい)。
でも、私は好きです!!アニバVer.の時の絵は本当にただのオッサンなビジュアルなんですけど(←)、藤丸さんにかかると良い感じの素敵な男性に。
しかしこの人のあの破壊的演奏で使用されている音、本当に酷いんですよ!酷過ぎてあれ以上長く聴いてたら耳が本気で拒否をしたくなる程に!これ、うちで飼ってるボタンインコさんが偶然ゲーム機の傍で遊んでて、この演奏音に動きを止めて固まってたのには笑ったw凄く感心してしまった(笑)。
歌も音痴設定で、賢雄さんが外した音で歌われるんですけど、歌は耐えれてもあの演奏は耐えがたいってアリスの評価に同調した。いや、凄いよあの音(感心のしどころおかしい)。
ゴーランドは全体通して安心感を得られる人だな、といった大人の男性。
あのアリスもゆるっと自分の内に入れてしまうのが、今までと違うかな?と。彼女って他人に寄りかかる事を良しとしないコなのに、ゴーランドには素直に甘えてしまったり、反応とか返し方とか可愛らしいんですよ。普通にヒロインっぽく見える(笑)。
人と接する時にいつでも警戒とか線引きとか、一定の距離感を置くアリスが、『警戒も何もないうちに、随分と距離を縮められてしまった』とあるんですが、何も繕わなくていい、壁を取り払うのが上手い。そういうのが溢れてる人柄。
そういう所が悔しいってアリスも思っていながら、年相応に甘えてるのが可愛かったです。
年上らしい包容力がありながら、恋愛面ではちょっと情けなかったりするんですが、見た感じのままなのが裏切られないでホッとする。エース見た後では特に(笑)。
聞き上手な所とかどっか気を緩ませて委ねてしまいたくなる所、そういうのを気づかせないまま自然にさせる空気がある。こんな人傍にいてほしい(自分かい)。
まあでも、いきなりキスしてきたのは吃驚したけど(笑)。これ、確か訪問形式であっても吃驚した記憶が蘇りました。だってあの訪問作業の後、よし、スチル出た!いきなりキスのドアップ!はっ、何で!?ゴーランド何しとんっΣ(゚Д゚)な連続ツッコミを、再び繰り返した私もどうかと思う。
ゴーランドはアリスに「私…、ボリスといるよりゴーランドといるほうが安心するな」って言われて、男として意識されてないんじゃ…とずっと気にしてるんだけど、そこからずーっと!この意識したか&してないか、みたいなお試しキスやら押し倒しやらがあって、結構しつこいんだけど(言った)そこが必死で面白…いや情けな…いや懸命に頑張ってるのはオッサン可愛いぞってww←笑っとんがな
でもこういう時、しっかり攻めてくれるのはいいですねー。割とガッツリちゅうしてたし。思えば賢雄さんの乙女ゲー、貴重ですし。
基本的に優しい人なんで、あの舞踏会でペーターのキスを受け入れる選択の、シーン別分岐の嫉妬バージョンとかでも他キャラと比べて超寛大。エースとかブラッドとか…エリオットでも怖いぐらい怒ってたもんなぁ。まあ、普通怒る所なんだけど。抑えてる感じが本当、紳士。さすが侯爵(関係ない)。
『カッコ悪くて、情けなくて…その分だけカッコイイ。おおいに矛盾している』このアリスの彼へ向けた思いそのままって感じの人。カッコ悪いけどカッコイイ。
他の領土に行かないでくれとか、素直に情けないような台詞言っちゃうし、意識してほしいもそうなんだけど、アリスへの愛情ストレートに分かりやすくて、さり気に大人恰好良いんですよ。
ブラッドとかエリオット達に比べればイケメンではないしい、オッサンオッサン言われてるんだけどブレがない安定感が一番。
ふっと降りてくるように「なんだか、なんだか、好きだなあって…」って言うアリスの気持ちが分かるような人です。
だからなのか、元の世界に帰るか帰らないかって最終選択の時に「好きだけど帰らなきゃ」って元の世界寄りな感じが強かった今までのアリスが、「帰りたくない、傍にいたいのに帰らなきゃいけない」って言い方に変わってたのが印象的でした。

ゴーランドのルートも少しだけ真相っぽいのが出てきたかな?
母の死と妹の「姉さんは冷たい」とか、この辺どう関わってくるのか、『不幸せにはならなくてもいい。だが、幸せには…なってはいけない』の強く残っている責任のようなもの。
ゴーランドはブラッドやペーター、ユリウスやナイトメア達と同じ、アリスが戻ればどうなるのかは知ってそう。「帰れば不幸になる」って言いきってるし…うーん、ホント色々謎多し。そして覚えてなさすぎ自分(笑)。
アリスが皆に好かれるのって、ハートの国がアリスの時間だからなのかな?ゴーランドが「あんたは俺だけじゃなくて、全部の時間を大切に想ってるよな」って言ってるし。お姉さんと過ごす時間を愛していたって『時間』がペーターで、元の世界で時間を大事に過ごしているアリスだから、役持ちの時間にも、その他の顔なし(秒とかなのかなー?分の重さも軽いのかな?)にも好かれ惹かれられるって事なのかな?とかとか?
などと考えてみながらも、難しいしわからないし、ややこし面倒なので、自分では投げ出した記憶(諦め早い)。

ゴーランドとくっついた後は、自覚しながらも恋愛馬鹿になってるアリスが面白かったw
『特別な何かがなくても、こんなに幸せになれる』そう思えるようになった彼女に良かったなぁとしみじみ( ˘ω˘ *)

 

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侯爵モードが恰好良いですよ!!スチルも素敵なの多い♡
舞踏会のダンスの相手のお誘いの時、跪いて手の甲にキスしてウインクとか、様になってるなぁ。甘いシーンのスチルはどれも好みです(*´▽`*)
普段があの何のお笑い芸人かみたいな衣装なんですけど(笑)、ついでに言えば舞踏会の衣装もどうなんだってのだけど(笑)、正装したら普通にダンディじゃないっ!そんな食事のシーンが恰好良いんだ、普通に。
全体的にゴーランドは大人です。それでもって大人故の優しさの中に覆う狡さ加減が好き。
ゆっくりとアリスを見守るんですけれど、確実なる選択を選ばせる事で手の中に…って感じがいい。ああいう何も言わないけれど、誰より強い強欲さを隠し持ってるのが分かるのが何とも好き。
小瓶の事とか元の世界とか、知っているのに「よかった…」って、それらしきことを言ったのがこの一言だけで、唯一この人だけ本当に触れてこなかったし何も言わないんですよ。中々出来ないと思う。
『この人は私に選択させ、待ってくれた』こうアリスに思わせるまでにさせたゴーランドが凄いなって思ったルートでした。

 


ボリス=エレイ CV:杉山 紀彰

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『チェシャ猫』 -自分のものを他の誰かに取られるの、許せないんだよね。- 

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甘い言葉も多く、杉山さんボイスが恰好良いんですけれど、あまり私には刺さらなかったんです、申し訳ない。
毎度おなじみ(笑)、アリスの恋愛ドライツッコミで面白かったのが、「可愛い」と言われて照れるでもなく『どうしよう、この人脳内麻薬が全開状態だわ』ってのがさらっと酷いwwこの普通のヒロイン反応が中々出ない彼女が好きだわ。
嫌がってるのに強引に銃持たせてくる所とか、ラストなんか手錠くるしで…ちょーっとこういうのあんまり好きではない所がきてたので、私の中で今一つだった気がします。
まあ、銃はガンマニアで自分が好きなものだから、好きなコに持たせる事は特別なんだ、喜ばせたい、みたいな事だったんですけど。でも手錠はなー。手錠はーっ(笑)。
そして本気で好きになるのが唐突に感じる。元が訪問形式だったにしろ、やや興味津々からの恋愛相手へって変わる所が伝わりにくかった。ぶっちゃけ皆唐突感があるっちゃあるんですけど、想像し難かったのがボリスだったかな?みたいな。
猫耳だけに猫っぽい。いや、猫なのか(何言ってんだ)。アリスが最初ずっとピンクの人って言ってて笑ってしまったんですが、あのでっかい襟巻みたいなの、ゴミつきやすそうで奥に埋もれて取れにくそうだなって、気になって気になって…(何に着目してんだよ)。
アリスと命に対する希薄さを問答する事が特に多かったんだけど、この辺は他のキャラも一緒で『代えがきくから命は重くない』と堂々巡りなの変わらず。アリスを好きだ、大事だと告げながら自分の事を大事にする事の意味が分からないのが何でやっ!ってやつなんですが(そこ関西弁じゃない)、彼らの心臓と時計の事を知らなければ理解は出来ないものだから堂々巡りなんですよねー(;^ω^)
全体、この作品は一つの事に対して長くこうだああだって長い会話のやり取りが多いんだけど(ロゼだけに)、終盤の帰るなら俺を撃ち殺せ、でなきゃあんたを撃つ云々のシーン、いい加減ちょっと面倒くさいやっちゃなーって。←
手錠でラスト締めるのも何だかなぁ(どんだけ手錠嫌いや)。若干引いた(^▽^;)

アリスが元の世界に残してきたもの。思い出せないのに絶望にも似た強迫観念だけがあるって怖い。『罪悪感にも似た気持ち。思い出したくないのに、けして忘れてはいけない何かがあった筈』ってあったので、余程しんどい事なのかと思ってみたりもするんですが、『幸せな事ではなかったのに、嫌悪しているわけではない。どうしてだか、愛しくも思える。それなのに、悲しい』ってくるしで、かなり複雑なものが隠されてそう。←そしてやっぱり思い出せない自分


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ボリスは「にゃ」な猫言葉あるのに引くー♪ってならない不思議なキャラではあるんですけど、好みじゃないんで申し訳ない(^▽^;)
普通に恰好良い所もあるんですけれど、やっぱり「躾が必要だね…」とか言っちゃうのがどうも苦手で。
でも良い男ではあると思います!(説得力ねーわ)

 


ユリウス=モンレー CV:子安 武人

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『時計屋/時間の番人』 -私だって男だ。そういう気になることもあるさ。-

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やっぱりユリウス大好きです!!
特別美形ではないという事ですが、藤丸さんが描かれるとイケメンにしか見えない(笑)。
ユリウスは時間の番人だからか、アリスの元の世界についても知ってる側で、ハートの国やその住人の事など、更に踏み込んで色々わかってきたかな?といったルートでした。ナイトメアと同じものとか、謎もまた出てきたり。
心臓が時計で出来ていて、時計で存在が成り立っている。時計だけがハートの国の住人を存在させられる。時計あっての入れ物だから死んでも時計は直せば再び動くけど、同じ人間は存在しない。ユリウスが直す事で中の時計がそのまま別の個人になって引き継がれ、それぞれハートの国の世界における役割を続けられるから、代わりがいくらでもきく…とこんな感じの理解でいいのかな。や、ややこしい(;^ω^)←頭悪い
だから簡単に命を扱い、時計を壊す。そして修理に幾度も出される時計の数。これに本当の事情を知らないアリスが、この事に心を痛めてる表情を見せるユリウスを見て「ユリウスがあんなに手を掛けて修理したのに。もっと丁寧に使ってほしいわ…」って言うんですけど、その発言に嬉しそうな感じのユリウスがいいんですよねー(*´ω`*)
最初は邪魔だシッシッ!みたいな態度なんですが、それでも何だかんだ優しい所がある人なので、本当に困ってると見れば手を差し出してくれる、口と態度は悪いけど良い人属性なスーパーインドアさん(言い方)。
ゴーランドも同じ良い人属性なんですけど、全く違うのがアウトドア派かインドア派かって所ですね(笑)。後、面倒な事は嫌いだし、自己評価低いし、前向きじゃないネガティブなのがアリスと似てる。だから一緒にいて落ち着くのかな。
作業場も生活場も同じなので、自然に距離が近づくのが無理なく受け入れられました。
結構エースが揶揄ってくる事が多く、エースのユリウスは女の子にもてない発言にムッときちゃったアリスが、ムキになって「かっこいいわ、手を出されても構わないくらい、かっこいいわっ」ってシーンが可愛らしくてニマニマしてしまったwしっかり後ろにユリウスがいるってのもお約束だけど。
恋愛ドライなのに、ユリウスは自分フォローがないのでアリスがついつい好き感情の本音出ちゃう流れが見ていて良かった。自分のそういう言動ツッコミも忘れてないのが彼女らしいんだけど(笑)。
ユリウスも恋愛対象には全く見てなかったのが、徐々にアリスと生活を共にする事で、彼女に心惹かれていく部分を見出して傾くのがいい感じでした(*´ω`*)ふっとね、柔らかい口調になったりする時に、ああ、惹かれてるよねっ!って。
エースが介入してきた事で嫉妬スイッチ入っちゃうんですけど、作業机にいきなり押し倒しにかかるので吃驚と同時に美味しいシチュで私、ヒューッ♪であります(何がヒューなのか)。
「嫉妬しているみたいよ?」「…かもな」で、結構素直に白状しちゃう所もいいっ。愛情わかりやすいの一番っヾ(*´∀`*)ノ
ただ愛情表現は不器用なので、以前失敗した部品の解体に成功して、褒めてくれる言葉をアリスが待ってたらまた引き倒すから何でそうなる!?って思ったらば「褒めて、撫でているんだ。頑張ったな。大変だっただろう?」って…普通にしようよっ!(笑)みたいな。
まあ、恰好良いからいいや(おい)。スチル変更ない所だし、押し倒す流れがいるんだな(それ言うな)。
撫でられて魔法の手だ、気持ちいいと感じるアリスも甘可愛い。行動の唐突感があるからユリウスの思いがはっきり見えず、もやもやしちゃう所とか恋愛感も見えやすくていいなー。
相手によっては好きでもドライな部分が前に出て残ってたりもあるんですが、ユリウスとかゴーランドは寄りかかりや甘えが素直に見える。
ユリウス、押し倒しも唐突だったけどキスも唐突なんですよね。この辺ゴーランドを思い出す。またいきなりキスかーいっ!ってツッコミ(笑)。でも、恰好良いから許す(またそれ)。
これ、後で全部エース含め、他領土の皆と仲良くなってる嫉妬からくる行動だったらしいんですけども。わからんてっ!わかりやすいと思ったけどたまに言葉より行動派だった(笑)。
とは言え、くっつくと好きなんだなーっと思わせるシーンが多いし、優しいし、言う時はちゃんと「他の男に良い顔をしないでくれないか」言うしで良いとこ多いんですよ。かなりネガティブだけど。←
甘くなるとめっちゃさらっと気障。アリスに「綺麗だ」でちゅっとかしてくるので、見てる方が恥ずかしいわ状態。
そんなユリウスにツッコミつつも、好きの感情がアリス側も甘い表現が多かったので、糖度は高く感じたユリウスルート。
元の世界に帰る&帰らないの、すったもんだ(←)ラストは今回、アリスはすぱっと帰らないって選ぶのも新鮮。ユリウス諦めきってるからこうなるのか(笑)。
愚かな選択だと言いながら、絶対後悔するんだろうと言いながら、嬉しそうに抱きしめてくるスチルが大好きです。
どちらを選んでも後悔するし、ユリウスを選んだ瞬間から元の世界を捨てる自分を嫌な人間だと思いながらも、彼が抱きしめてくれる幸福感に屈したって、アリスの心情が素敵な流れ。
またそんなアリスに「私は、嫌な奴が嫌いじゃない。私が好きなものにケチをつけないでもらおう」って返すのが良い男だーっ(*´ω`*)
「この先後悔しても、何があっても…お前が泣いたとしても、もう帰してやらない。それだけは約束しよう、アリス」だもん。くそぅ、幸せそうで嬉しいっ。最初の興味ねーとのこのラブラブなギャップよ!
この後のスチルが激甘くてですね…ホント新婚カップル熟成夫婦で幸せそうでした♡そりゃ珈琲の採点どころじゃないわ(笑)。御馳走さまであります。

エースとの絡みとナイトメアの会話とか、ちょいちょいと分かってきた事もあり。
エースは「元」ハートの騎士で、与えられた役持ちの騎士に背いて捨てたいが為、ユリウスの下で働いて壊れた時計回収を担っている。
でも騎士の役割を完全に降りる事はルール上許されない。でもエースは諦めずに背き続けて役割を変わろうと足掻いてる、みたいな。
エースはユリウスが諦めている事で見下せる、反対にユリウスも…な互い見下し合って丁度いいみたいな関係だと言ってはいるけれど、ちゃんと友情もあるんじゃ…なシーンや台詞があったりもするので、中々に複雑そうです、この二人(;^ω^)

 

ユリウス・ナイトメアEND
こちらではゴーランドのサブイベントも見ました。これ、面白かった!ユリウスが超気の毒だったけど笑えて(酷)。
でもゴーランドってブラッドの時もそうだけど、仲の良さを揶揄うの多い。やはり精神面一番大人だからかな。
ペーターとユリウスの組み合わせはアリスの事で意見が分かれてるような遣り取りがあり。彼らの言う、アリスの時間を思い出したらどうたら~(どうたらって)が気になるところ。
ユリウス・ナイトメアENDは元の世界に帰るか否かの選択シーンがちょっと変更され、ナイトメアが引き留めにかかってあの手この手を使い、ユリウスはアリスに帰るのが正しいとか言っちゃってる割に、バックハグでもってアリスの心を繋ぎとめて帰らない決定打になるっつー、ユリウス言ってる事とやってる事が違ーう!(笑)で、何のこっちゃなんだけど(←)まあでも良かったね!なENDでした(ざっくりだな)。
血は吐きまくるギャグな感じなのに、不意に謎めいた夢魔らしさもある、ないとうさん。
『私は永遠に子供で最初から大人。何も知らないままだし、最初から何もかも知っている』とこれまた謎かけで終わりましたが、取り敢えずはナイトメアのシメシメ♪状態なEND(笑)。


ユリウス・エースEND
サブイベントはビバルディ。エースとの役持ちに関しての遣り取りが憎しみこもってるというか殺伐した空気。
ユリウスとの絡みでは、アリスにちょっかいかけるビバルディに寄るな触るな俺んのだっつー、誰だこの人(←)な姿が拝めます。
ビバルディに「人格破綻をおこしたのかと思われるぞ」って言われちゃうくらいの恋人バカになってた(笑)。いや、ああいうの好きだけど。好きだけどユリウスの恋したら豹変っぷりが凄くて笑いが(失礼)。
でも「こいつに近づかないでもらおう。私のものだ」とか、「手出しされたくない」ってハッキリ言ってくれちゃう所は素敵でした。オープン過ぎて見てるだけで恥ずかしい状態だったけどw

で、このEND…エースがね…( ̄▽ ̄)
舞踏会はこ、こいつって…こいつって…!な拳ぐーで殴りたくなる確信犯っぷりのでありまして。あれって結局3でPに持っていかされたのかな?
つーかユリウス!ビバルディの時みたいに強気でいこうよ!!エースで弱気になったらアカンて!!って何度思ったかしれない。もうこれみよがしなベタベタなあのシーンがごめん、どっか行けって思った(←)。やり方が嫌だーっ!ねちこーいっ!
そしてあのラストですよ。もう普通に滞在ENDで終わった後で扉バーン!混ぜて♪ってやめろっ、不覚にも笑った!(笑うんかいな)


VisitorBESTEND
ユリウス本当に良いよね…!!←
このぶっきらぼうなのに気を配ってる所とか、大人男性だけど妙にピュアだったり押しが強かったり、優しいわ甘いわで、私の好みに突き刺さるっ(〃ω〃)
頭撫で撫でして「好意を示すには、これでいいのか?」とか緩い抱擁とかこう、やんわりな愛情表現たまんないわめっちゃ好き。
やっぱり滞在ENDよりシーンシチュもそうなんだけど、甘さが密になってる感じがして良かったです。
アリスが恋愛面で可愛らしくなってるせいもあるし、ユリウスの役割の事が核心部分に入ってるのもあって終盤の展開もハラハラしつつ、残る選択のシーンは良かったなってホッとした気持ちになりました。
「引き止めてくれなくてもいいから、決めた私を責めないで」に、返すユリウスの台詞がまたいいんだな~(*´ω`*)

アリスが夢の世界で見た、『進んだり戻ったりを繰り返す秒針。同じようにぐるぐる回る長針。ぴくりとも動かない短針。指している時間は…』はやっぱりお姉さんとの大事だった午後の時間でもう戻らないって意味なのかな?
ユリウスと共にいたいとこの世界を選び、元の世界を捨てる。これがナイトメアの「君もいずれ、輪に加わる。ゆっくりと…、引き入れてあげよう。輪の中へ」ってあるのは同じ『時間』となって完全にハートの国の住人になる意味なのかなとか。
やっぱり不幸不幸って言い続けてるだけあって、元の世界の真相苦しそうだなって思いました(お前、一度見た筈なんじゃってツッコミは置いといて)。
ともあれ、ユリウス非滞在も甘くて幸せそうで良かった!!ヾ(*´∀`*)ノ

 


ナイトメア CV:杉田 智和

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夢魔/芋虫(蓑虫)』 -悪夢だ。-

VisitorBESTEND
ないとうさんです!杉田さんが公式サイト存命の頃、キャストコメントの時に「ないとうさんですよー」って言ってたのが未だに頭を離れない(笑)。
常に具合が悪そうっていうか…吐血を繰り返すって具合悪いレベルじゃないと思うんですが。殴り倒してでもひっ捕まえて真剣に病院で精密検査を受けさせたい(殴るな、死んじゃうから)。
ミステリアスな夢魔って感じでクールっぽい雰囲気も見せるのに、ちょっとしたら咳き込み出し、「うっ…吐血しそうだ」で血だかだかタラタラ吐かれるってどんなキャラだってな異色な人。
病院ヤダ!注射ヤダ!薬ヤダ!などこのちっさいおこちゃまなのかといった、子供っぽくもある人なので、エリオットとまた違った可愛くてヘタレな感じを受けます。でもシリアスな時は恰好良いんですよね。たまーに(たまかいな)。
夢魔なのでアリスの夢を介してしか会えない存在故に滞在ENDはなく、非滞在END3種類(各滞在先)とナイトメアENDのGOODとBAD2種になります。各非滞在ENDのラストは変わりませんが、滞在先によって途中発生するイベント内容が変わるので(スチルあり)、面白かったし全種見るのをお勧めします。大変だけど( ̄▽ ̄)
ちょっとルート入りが特殊なので面倒なんですけど、ないとうさん良いですよー♡何と言ってもボイス杉田さんですよ。良い声堪能( ˘ω˘ *)←
ないとうさんとの恋愛はですね、夢魔であるのでアリスが眠っている夢の中に現れ、交流していく事で親しくなって距離が近くなっていく…って感じで。しょっちゅう吐血してるけど(笑)。
普通、血なんか吐かれたら何事!?大丈夫なの!?ってなるんですけど、余りにも頻繁に血ぃ吐くもんだからアリス慣れちゃって(慣れる程に吐く)「またぁ!?」とか呆れてくるのがおかしかった。吐血に慣れるって何w
非滞在ENDは幾度も夢で会っている内にアリスに惹かれていく事で、夢でしか会えない自分と違い、いつでも会える滞在先メンバーに嫉妬して介入してくるイベントが挟まれるんですけど、これがキャラによって色々違ってくるので面白かったです。
ビバルディとかブラッドはこれみよがしに「うちのこだよ?」「うちのお嬢さん」って言ってナイトメアの反応愉しんでる感じだったり、ユリウスは…あ、ユリウスはちょっと可哀相だったなー。アリスの事もう好きって感じからのだったから。どっちも「仲良いのか…」って嫉妬しあってる感じは愛されてる感じでいいけども(いいのか?笑)。
印象的だったのがビバルディにアリスは自分とこのだって言われて、『僅かに膝の上に置いた指先を握り込む』って描写。あ、悔しいんだなって。この後の台詞とか声音も冷ややかに変わってたし、こういう心の揺らぎが分かる文章が好きです。
夢でしか会えない。夢でなら何でも叶えてあげられるけど、現実では何もしてあげられない。だから夢で会う度にアリスを楽しませようと必死になってる所が可愛いし、夢も現実も変わらないって言われる事を寂しいと、もっと一緒にいられればいいのにって言っちゃう所がきゅんとくる。
また杉田さんの声音が切なそうで優しいからっ!ずっこい、あの声!!←
本気で好きになってしまったからこそ、自分から夢へ会いに行くのやだなー、ってなってるのが可愛いんですよね。大人であって子供でもあるって表現がピッタリの人。
「私だけが会いたいと思っているのは、不公平じゃないか?会いに行くばかりなのは…、悔しいんだよ」「会いに行っても…、会いたいと思ってもらえないのを読み取るのは悔しい」とか、こういうの聞くともうっ!こいつめ!ってグーでぐりぐりしたくなりますよねー(するな/笑)。
でもアリスもそんなナイトメアに対して夢でしか会えない相手と分かっているのに、その事が物足りなく思えるように変化していく。
終盤はアリスが徐々にこれが夢であるという事に疑問を感じ始めてくると、ナイトメアがやや強めに夢だと何度も言い聞かしてくるシーンが多く、この辺り元の世界に戻る&戻らないのスレスレ感があってナイトメアの焦りも垣間見えるよう。
でも思ったよりあっさり気持ち良く、帰らない宣言したアリスにこっちも吃驚だったけど(笑)。他のキャラルート中、一番この事に悩んでなかった気がする。
ナイトメアなんか、どこかで結局はアリス帰っちゃうんだろうなって諦めがあったみたいで、アリスが自分が好きだから残ってくれた事に「へ!?」みたいな反応で面白かった(笑)。
「帰れなくなるくらいには、あなたのことが好きなの」って言われて嬉しそうなのが良かったなぁ(*´ω`*)
ラストでお姫様抱っこしてたんだけど、素敵云々より大丈夫かなって心配になったの私だけではないと思う(だって)。いや、恰好良いんですけども、いつ吐血するんじゃないかって…(笑)←
これ、いつかは緑の本領地の方に連れて行くって事なのかな。いつまでも眠って会うのは問題だしね(笑)。ちらりとグレイの事が話に出てたけど、アニバVer.でもあったっけ?覚えてない(;^ω^)

 

ナイトメアEND
非滞在ENDと同じく残るって選択なんですけど、ちょっとコミカルな感じでした。
ナイトメアはアリスが現実主義者で夢とかそういったふわっとしたものが嫌いなのを知ってるからこそ、夢魔たる自分なんて好きになるわけがないって思ってたみたいで、ああ、やたら自信のなさはそこか成程ーと思ったり。
だからアリスが「ナイトメア、大好きよ」って満面の笑顔で告白するスチルが大好きです。あれ可愛いなー(≧▽≦)
この世界の誰もがアリスを気に入る。ナイトメアも気に入ったし、アリスに気に入られたかったってあって、そこがあの滞在メンバーに妬いたのかってイベントを思うと可愛いやっちゃなーってなります(笑)。
でもこちらはそこでラブなままは終わらなく、アリスが『見捨てていけなかったのだ。あまりに駄目過ぎて』って付け加えるのには、どこぞの未来のしずかちゃんとのび太くんかと。←
いや、面白かったです!こういうのもいい(笑)。

 

ナイトメアBADEND
元の世界に帰ると言うアリスを、やや強引に夢魔の力で留めさせておく…ってラスト。BADENDの括りなんですが、後味が悪いわけでもなく、優しさのある柔らかめなものです。BADといえばBADになるのかなー?みたいな。
でもアリスの心が完全に帰るとなったらどんな事をしても強制力はないので、ナイトメア冷静な口調だったけど内心かなり必死なんだろうなっていうのが伝わる緊張感のあるシーンでした。
姉の呼ぶ姿に帰らなきゃってなったアリスを、「聞くな。それは過ぎ去ったものの声。過去の記憶、実体のないものの声だ。君を呼ぶ者なんていない」って言うんですけど、お姉さんってやっぱり?みたいな感じの出し方。いや、本気で真相ほぼ忘れてるわー←
このラストスチル、BADだけど素敵なんですよ。アリスを大事そうに眠らせてるナイトメアが恰好良い。

 

真相

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思い出した…!!(アリスもだが自分も)
せっつなーぁぁぁ………っ。
やっぱりお姉さん亡くなってたんだった。何かもう全ルートで散りばめられた色々なシーンや台詞が、全てここに繋がっていく真相でした。
ラストでアリスが一人、空を見上げて苦しい現実を歩んでいくスチルだけが記憶に残ってて、詳細部分がスパンと抜け落ちてたんですけど、そうだったこうだったって、何とも言えない重みのある真相END。
ずっと家を出ようと準備していて、お姉さんに告げ揉めたタイミングでお姉さんはお母さんと同じ病で亡くなってしまう。墓前に佇む母と姉を愛した男達の姿。自分にはここまで愛される人はいない、亡くなった後でもこんなにも愛してくれる存在がいる母と姉、父親と元恋人、美しくも愚かだと感じながら、ああなりたいと思い、なれない絶望を見る。どうしてあともう少しだけ、良い妹を演じられていなかったのかと悔やむ思い。死んでしまうのなら、誰にも想ってもらえない自分であればよかった。姉と過ごす時間を大事に愛しく思っていたそれは、既に失っていた時。枷をつけ現実を歩みながらも過去に戻りたいと願う、アリスの心の残像。
冒頭のシーン、映し出される墓前のビジョン、姉や妹の台詞など、ここで何に繋がっていくのかがわかりました。
そして秒針、長針、短針、それら全ての時間をどれも大切にしているアリスが、どうしてそんなにまで大事に愛しく求めていたのかも。
真相ENDは逃げないままの元の世界で生きていく選択になるんですが、このコって心底真面目だなぁって思います。だからこそ時間達に愛され、ペーターが手を伸ばし、求め求められてあの国に行けたのでもあるんですけど。
忘れる事は罪じゃないと言ってあげたいし、ハートの国に残る選択をしてもいいんじゃないかって思うんだけどな。本当、真面目過ぎるわっ!てなりました真相、でもやっぱりこの作品好きだなーって改めて思いました。クセありまくりだけど(笑)。

 

 それでは。

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see you next time!