オラソワ感想続きです。
引き続き、【オランピアソワレ】感想です。
前回感想は下記より。↓
※ネタバレありなのでご注意下さい。
オランピアソワレ
©2020 IDEA FACTORY
波は求めし者へ。
公式サイト
キャラ別感想
玄葉 CV：杉田智和
【黒】 だが真っ黒な俺など──愛さないでくれ。
ルート序盤から撃ち抜かれそうな程好きなんですが、どうしよう！？（どうもこうもねぇわ）白衣翻りも良いし、私服も色合いとかデザイン好みなんですがどうｓ…（キリがないって）。
子供達に予防注射して嫌い嫌い言われてるのに、笑顔で「はいはい、俺のこと嫌いでもいいから少しだけじっとしててくれ」の「はいはい」の言い方が、めっちゃ茶目っ気あって子供に向けての柔らかさが優しくて、ホント好きなんですがどうしｔ…（もうええわ）。再生回数が増えて遅くなる（進めろ）。
注射終わった後の「偉い偉い」も良い声に切り替わって堪らないんですが、どu…（進まねぇよ）。そして再生回数更新される。←
現代なら生徒に親しまれる人気の保険の先生みたいな感じ（いたな、乙女ゲーで杉田さん保険の先生）。フランクな話し方ながら、周りの空気を和らげる持っていき方は年上男性の安心感がある。何気に気前も良いですよね。よく奢ってるイメージ（笑）。
玄葉は色々な角度から大人だなぁ、って感じ。最下層である【黒】であっても認められる優秀さからも、色々な角度から物事を見られる人。今の階級制度を良しとせず、これからの未来の為に悪しきものを残さず変えていこうとする心を持つ、素敵な男性。
おどけたり、揶揄い口調でいながらフォローがきいてるし、ちゃんと言うべき時は誠実に心掴ませてくる言葉をかけてくれるし、何だかんだで気遣いのある、朱砂とまた違うスペック高い方です。
そして速攻、カメリアやだいふく、ジュリエットにまで婿にどうですか？と絶賛推奨される信頼度！！動物に好かれる人に悪い人いないという証ここに。
でもそこでもし夫になったら…と想像していくのが早い白夜に、変わらず恋愛意識の早さを感じる(;^ω^)だって最初はこんな女性に軽そうな人を夫になんて！だったのに子供達のシーンとカメリア達のオススメのその後で直ぐに会って、玄葉から「俺はこれからデート」と言われて心がもやもや～ってなってる白夜ちゃんですよ。見直したとはいえ、ちょっとやっぱり早い気がする。
この作品面白いんですが、恋愛面は個別に入ったら意識するの早い場合が多いんですよね。あともうワンクッションでも、何かの押し描写があればなと。
でも女性にチャラいイメージだったけど、実は違ってましたって姿を次々見せられれば、気持ちが早く動くの致し方ないかな、とも思う（どっち）。人柄良く、しっかりとした考えを持つ大人の男性。
もう個別って白夜の目が玄葉しか追ってなくて、初々しくて可愛かったです。朱砂と共に貴方は夫にはしませんから！とか言っちゃったのに色層差別社会に訴えかけ、剥を治す研究に取り組み続けたりと、好感持てる姿ばかり見せられてしまい、「やめて欲しい。見直してしまうから」とか、「これ以上、貴方を好きにさせないで」ってちょっと意地張っちゃってる女のコの、恋してる感じがキュートで微笑ましい。自分には揶揄ってばかりなのに、それ以外でこんな素敵な一面見せて！みたいなのがねー。可愛い(#^^#)
この二人のエピソードはシチュエーションとかが良くて、とにかくきゅんきゅんくる事多かったです(*´ω｀*)
夫探しに難航してる（まずどうしていいかわからない）白夜に、切っ掛けの作り方教えてやろう！なる助言が『ハンカチを落として拾わせる』って、何てベタなんだ（笑）と思いましたが、これがラストで白夜を求めてくるシーンに繋がってくる演出があり、そうきたかーっ！ってまたも萌え転がる美味しさが隠されておりました。
跪いてハンカチ差し出すプロポーズスチルは狡いーっ！！しかも「奪わせてもらう」ですもんカッ…、カッコイイ！！！再生回数延びましたよ私っ（どんだけしてんねん）。
海で一緒に泳ぐシーンも…そう、筋肉！！（←）割れてる、割れてたよっ！！（うるさいわ）白夜の水着姿もまたプロポーションばっちりなやつで、何この目の保養カップル状態（笑）。
波に足を取られかけたら抱き上げのスチルとか、食事のシーンでも唇のソースを指で拭う男前度シーンなど、見たいものを見させて下さるので、デート重ねる度に心の萌え叫びが忙しかったです（笑）。
「【黒】の俺で本当に良いのか」とか、「よく見ると貴方の瞳は金が混じっていて綺麗」とか、この時の海デートどんだけ甘いのか！！！もうそりゃ周囲見てる暇ないよね。完全二人の世界でしたもん。実はこの時、薙草が見てたらしいの後でわかって、何か笑っちゃったんだけど。←
そしてオランピアでなく、初めて真の名を呼んでキスなんですけど…りっ…ｒｒｒｒｒ（おかしくなる1秒前）リップ音んんんんっっ！！！←放置でどうぞ。
ああ、貴重。杉田さんのリップ音。数秒ガチにジーンとコントローラー額に押し当て噛みしめてたのは誰かって私です（救いようがない）。やー…もう、天に向かって感謝（笑）。
しかも、「…っ」って所がですね！（ハイハイ）かすかーに吐息交じりの「ん…」ってからチュッてしてるんですよ！！「ん…」の出し方必聴！！！（落ち着け）
すっごいボイス再生した…(〃ω〃)これでもかって再生し過ぎて、プレイに時間かかった要因の一つでもある（どんだけやってんの）。
この二人の遣り取りって何かくすぐったいと言うのかやわりとした甘い面映ゆさっていうのか…いいないいなっ！(≧▽≦)って机たたきたくなる。
頑張る彼女を見、同じ考えである玄葉もどんどん惹かれてるのもわかるし、【黒】は疎まれる存在という状況である中、白夜は剥の薬になる黒の血は「この島に必要な色だわ」って言ってくれたりするし。そりゃこれは嬉しいだろうなー、惚れちゃうだろうなーって流れも良かったです。
あの（あの言うた）薙草に貰った千代紙の薔薇の香りが白夜に付いちゃってるのも、他の男に貰ったものの香りが付いてるのが気に入らなくて、自分所持の薄荷と蜜柑の香りの眠り薬（アロマみたいなのかな）プシューって匂い上書き消ししちゃうとこ！
「あんたには薔薇よりこっちの方が似合うよ」って、要は惚れた女を自分の香りで主張したい独占欲ですよねーっ！！薙草にやられるとゲッってなるけど（遠慮ない）、玄葉がやるからもう超イイッ！！
白夜も「どうせなら後10回くらい吹きかけてくれていいのに」って恋する乙女心が初々しくて可愛らしいーっ！！(≧▽≦)撫で撫でしたくなるっ。
ハンカチの繋げ方もそうだけど、言葉の駆け引きとか上手い。「あんたが一番大事に思う男は…───誰なんだ」の二度問いかけのやり方とか、逃がさないって時はこっちを向かせる持っていき方とか好きです。
でも二人の関係が進みでそうで進まないのが、玄葉が【黒】であるという事。
コトワリの中や黄泉などのメンツに囲まれてるとそうでもないんですけど、島での【黒】の迫害っぷりたるや凄まじいので、いざ白夜が玄葉を夫に選ぶってなると障害というか邪魔者というのか…が出てくる。
玄葉も白夜にキスして髪が黒に変化した事に、自分が【黒】だから影響が？って、【黒】の血から作られた剥治療薬『涅』の副作用（高確率で助かるが、黒に変わる）の事があるから、自分が触れる事で白夜が【白】から【黒】になってしまうのではないかという恐怖を感じてしまう。
やっぱり【黒】の自分では駄目なのか、と急に白夜に何も言わずに距離を置いて離れようとしてしまうんですが、これって玄葉が『魂の半身』って証であるだけの喜ばしい事なんだけど、ここで白夜がそんな玄葉の考え知る由もなく、まだ言うのは恥ずかしいって黙ったままになってしまったのが悪い方向に。
いやこれ、一度だけしか言うチャンスがなかったわけじゃないんですよね…何故だ、何故そこで言わない！？【黒】で、色では一番厄介な事になりやすい玄葉ルートだよ？(ルートって言うな）ってツッコミと共に頭抱えたくなりました(￣▽￣)時貞の時にはあっさり嬉しそうに言ってなかったー！？一番ちゃんと伝えなとアカン相手だがな！（どこの方言）
玄葉も「俺でなくとも大丈夫だ」とか、陰から見守るくらいならバシッと前で守ってやれぇぇ！！！（ハアハア）←
だものだから来るんだよ、あのバッタの妖精（←だって色がね、衣装がね？目つきもなんかね？）みたいな薙草が！！
この男、ミリ程度には良い所あるのかな？と思っていたら、塵程度の良さも見出せなかった。０%だよねー。玄葉の命を盾に白夜を脅し、無理矢理に事に及んで自分を夫に…ってすっごいおぞましい展開。しかも自分と結ばれるなんて誇らしいんだ、この上ない幸せなんだって感じのこのずっぽり上から階級の思考がイカれてる。
直後に薙草が剥発症して身体を奪われずに無事だったんだけど、つい、ざまあ…とか思っちゃったわ。はっは。←
で、この事も近くにいて吐血した血を浴びちゃったから感染したかも…で、玄葉に診てもらう事で発覚し、堪らず嫉妬で押し倒して本心を吐露する…のが！これがまたっ、萌える！！（落ち着こう私）
「本当にあいつと寝たのか」「寝たのか、って聞いてる」の押し殺した怖い声が、却って白夜を想ってるのがわかるーっ。
「こんなことになるなら…さっさと奪っておけばよかった」「あんな奴に触れられる前に、俺のものにしておけば良かった…！！」ってもうホント遅ーいっ！！でも超良いっ！！（どっち）
まあ、お互い想い合うが故の事だったんだけど、彼のルートは中々に着地点まで長くてハラハラした。
剥の新薬も完成するのが玄葉ルートのみなので、スッキリ感ありました。『白妙』…名付け方が甘ゆい(*ﾉωﾉ)
でもってそのおかげで助かったっつーのに、あのバッタ…じゃない薙草は感謝なんてどこ吹く風、一欠けらの改心もなく、また性懲りもなく白夜に手を出しかけるから、コイツもう海に沈めていいんじゃね？って思った。
ここ、薙草をやりこめるのに友情が溢れてて好きです。朱砂と璃空も協力してくれるのほっこり(*'ω'*)
「もう二度と俺の嫁に近づくな…───っ！！」で、ガツッとやっちゃってくれる玄葉に、ラスト爽快、晴れやかな気分で終われました。
まだまだ先でもゆくゆくは【黄】継いでもらうって事で、道摩さんと色々ああだこうだって仕事モードも見たいなと思ったりもします。
これからの未来に向け、夫婦二人で奮闘してそうな姿が浮かぶ二人でした。お幸せに！
BAD：残り香/俺が愛した女
どちらのENDにしろ全END、あの性根の腐りきったぼんくら薙草を渦潮に沈めてその上から大岩でも落としてやろうかってくらいに悪印象しかない。←物騒
残り香ENDは玄葉も剥を発症してしまって亡くなり、彼の頭蓋骨を傍らに失意のまま生きる白夜の姿で、何かあっという間の展開でちょっと呆然としたんですが…彼女の涙がとても綺麗で哀しいものでした。
吃驚したのが俺が愛した女END。てっきり薙草を殺すくだりなのかと思ったら、白夜を刺して俺も後を追うから…って心中で、またもお口あんぐり呆然となった私( ﾟДﾟ)←閉じようぜ。
でもあの、とてつもなく不謹慎なんですが、このEND嫌いじゃない。っていうか玄葉のあの台詞にスチルのあの表情が、堪らなく恰好良いと思ってしまった私は、もう色々アカンなと思いました。まる。←まる。じゃねぇよ。
ヒムカ CV：堀江 瞬
【弔い屋】 貴女は──貴女は──誰？
制限がかかっていた一人、ヒムカ。重要な真相が一部解放。
日本神話に深く食い込んでくる壮大なストーリーで、イザナミは死に水から海浬使って暗躍してくるわ、伴侶探しどうこうを超えて世界消滅危機にまで至ってくるので、もう終盤夫云々どころではない。
ヒムカは色がないって言うし、言葉の端々に視点が人じゃないものの見方してるし、まんま月黄泉の存在がいるくらいだから卑流呼がヒムカなのか、それとも卑流呼と関わりのある者とか？なんてぼんやり考えてたんですが、やっぱり本人でした。
何だかもう、どうしてこんな辛い事ばかりをヒムカが負っているのか、ってしんどさでした。
天供島、天女島のある今の世界を創ったのがヒムカで、アマテラスが殺されたことによって消滅した前の世界が私達のこの世界。マレビトの時貞などが一度死んでから流れ着く事とか、2020年東京の手紙の小瓶とのおかしなタイムラグの理由ってこれだったんだなぁと納得。年代のズレの謎とか、不可解な線が繋がってきた。
これ、えーっ！てなったのがアマテラスの復活の為に、白夜はその器だったって事。神様ってどうしてこう勝手に人の身体を器だのなんだのと使うの多いかな！？レンドフルールの女神様思い出して、嫌な気分になったわ(￣▽￣)
でもこちらのアマテラス様は滅茶苦茶良い女神様でホッと安心。
ヒムカは性別が少女のように綺麗な容姿に細身の身体なんですが、可愛い中にきちんと男だなと思わせる部分もあり、そこが良かったです。お声も良いですよね～正直、高めの可愛い声だったりしたら印象はまた違ったかもしれない。
ヒムカと言えば物陰からひょこっと白夜を見つめる姿が可愛いっちゃ可愛いんですけど、その辺のモブだったら怖いだけだろうな～可愛いって最強、などと思ってしまった（笑）。遙かでもいてましたよね、この振り返れば物陰から貴女を見つめてるタイプww
最初は白夜の事はアマテラスとしてしか見てなくて、異様な崇拝と憧れや敬愛に満ちた目線で熱く語ってきたりと、恋愛の前に一個人とすら見てない前途多難さ。
白夜も最初は戸惑っていただけだったけど、ヒムカに気持ちが傾き、好きだと自覚した後で自分がアマテラスの器だと知るから、これ結構辛い。
でもヒムカも白夜と近く接している内にアマテラスではない、白夜は白夜で自分を見てくれる、笑いかけてくれる一人の少女で、大切な存在に変わっていってくれるんですよね。
けれど自分は色を持たず月黄泉に作ってもらった偽りの身体。人でもなく本当は醜い姿だから白夜と結ばれる事は出来ない。その事の意味を何より知っているヒムカだから哀しい。何かといえば「不出来だから」と卑下してしまうのも、イザナミとイザナギに捨てられた理由からきてるんだろうし。このことに限らずだけど、日本神話ってかなり残酷。神様の手を離れて歪んでしまう人の心も残酷。色も元は優しい心からの創造だったのに、いつの間にか階級制度なんてものに捻じ曲がってしまったりしてるし、哀しかっただろうな。
『魂の半身』もヒムカが自分と同じ寂しい思いのないようにかけたお呪いで、「皆が誰かと巡り逢えるように。僕の半分が…何処かにいますようにって…」ってもう幸せになってもらわないとあかんコではないですか…（TAT）
命をかけてイザナミ復活を阻んだ後の、アマテラスの力によりヒムカ復活の流れは予想出来たものの、こうなってくれなきゃね！って事でめでたしめでたしでホッと安堵。
良かった…ご都合でもなんでもいい、ここまで頑張ってきたんだからご褒美ですよ、うん。
色も貰って正式に白夜の夫に…なんですが、【青】なんですよね？白夜の結ばれる時に染まる髪、銀灰にしか見えなかったの私だけでしょうか(*'ω'*；)？ま、まあいいか！（笑）
しかし下世話で申し訳なくも人間になったばかりなのに、性行為上手く出来たのかと余計な心配を…（おいおーい）。
BAD：楽園/終焉の眠り姫
楽園は…ある意味楽園なのかなぁ。と哀しい小箱の中のような楽園の始まり。常世虫に魂だけってどういう状況なのか、今一つわかんないの私だけかな？（アホなんです）
終焉～はかなり予想外。どうでもいいけどSAVE分岐ポイントから長い。かなり中途半端なままだし、どうしてそんな展開になるのか繋がりがなく唐突。個人的に子供にあんな真似させるのも不快感半端ない。
アレはちょっと中身のないBADな気がします。もう少し各々の心の裡とか掘り下げてくれればと思いましたが、どちらにしろロクでもない大人二人で吐きそうでした（吐くな）。
朱砂 CV：松岡 禎丞
【赤】 俺は【赤】の朱砂──それ以外の何者でもない。
ハイスペックなセンターヒーロー。
現【赤】の長、慈眼様の息子で時期【赤】の長、リーダーシップがあり人望も厚く人柄良し、顔良し頭良し、腕も強い、料理も本格的な腕前と…スッッッマートな色男だなぁ…っ！と感心したくなるパーフェクト男子。
そりゃ周囲から婿候補に直ぐに名前が出てくるわけですよな朱砂さん。
立ち絵ですらどれも恰好良い過ぎで目の保養。仕事の時は眼鏡でこれまたお似合い。この仕事の時だけ眼鏡アイテム出してくるの、ずっるいなぁ！またあの眼鏡の持ち方カッコイイがなっ。
どれもがピシッと整ってるし、最後でしかプレイ出来ないのがそりゃそうだ！な、残る全ての真相も紐解かれ、美味しいとこごっそり持っていく、正にメインの王道溢れるルートでした。
白夜の『魂の半身』が一番嵌る相手ではないでしょうか。とにかく滅茶苦茶良い男でした！(≧▽≦)
出会いも襲われそうになった所を颯爽と救ってくると、少女漫画的ヒーローっぷりが恰好良いわ、個別に入ったら秒も無駄にしたくないかの如くクールに淡々と彼女をデートに誘い口説き攻めてくるので、これまた吃驚ながらドキドキ(*'ω'*)
余談ですがデート予定を聞かれて断ろうとする白夜に、では次の日は？みたいにOK出るまで言い続ける朱砂が明明後日の次を弥明後日って言ったの、勉強になりました（無知）。知らなかった…（アホです、すみません）。
朱砂は淡々とクールに口説いてくるけど、回りくどくなくてスーパーストレート。だから言葉一つ一つにドキッとさせられます。
「【白】を残したい気持ちは確かですが、何より俺自身が貴女に興味を持っていますよ」「俺は『本当の貴女』をもっと知りたいと思います」「俺が知りたいので更なる接触を図りたいと思います」言葉の言い方は事務的とも取れるのに、全く飾らないわかりやすい愛情を伝えてくるのが素敵です。
白夜も最初は誰も夫を探せなかったら自分が責任を取って夫になりますよって言われた事に、自分の事は事務処理事項かってな反発を覚えて「貴方だけは夫にしない！」となってしまうんですけれど、これがそれ以降、意地張っちゃって中々素直になれないという遣り取りが多くて、正直早く折れちゃいなっってぐらい長かったです(;^ω^)
しかも朱砂に付けた『鉄仮面』連呼が多過ぎて、若干もうええわってなったりもしましたが（笑）、彼に惹かれてどうしようもなくなってきた時の「鉄仮面のくせに、鉄仮面なのに、鉄仮面の分際で…っ」には笑ってしまった。でも好きなのよ！困った事に！みたいな裏返しなんですね。年相応で初恋らしさが出ていて可愛らしくなった。
最初は白夜に嫌われている朱砂だけど、それがどうした俺は好きだから好きなってもらえばいいんだろ？な勢いで（笑）、さらさらーっととデートに持ち込んでいって距離を近づけていくんですけど、頭良いなーってわかるのが、ちゃんと白夜の性格から思考、行動、言動パターンを読んで反発何のそので心を解していく所。これがまた嫌なものでなく好感持てるのがまた凄い。
「俺はこの島を守りながら…──変えたいのです」「新しい未来に不要なものは、壊したいのです」と、旧くから根付くものに囚われず、新しく良い事を取り入れようとする意思の強さと行動力。これだけでも十分な魅力のある男性なので、そこに直でガンガンと口説かれれば（クールだけど）白夜が反発しながらも惹かれてしまうのはもう目に見えてるなと。
しかもデートプランがまた狡いですよね。一番目に生まれ育った天女島だし、手作り料理持参の隠れ家お家でデートだし、特別景色の海デートだし、母親は【白】の女性だって【白】繋がりカミングアウト…完璧で狡いっ（笑）。
こんな朱砂だし、周囲からも婿候補№1だし、玄葉や縁など始め皆に大プッシュされているから、この二人の場合は障害なんてなさそうだなーって感じだったんですけど、ここにきていつでも味方だった月黄泉が問答無用で大反対。アマテラスを殺された恨み相当。そして白夜個人も愛しく大切だから殺気隠さない程の憎しみでもって、朱砂だけはやめておけってなってから、徐々に不穏な種が蒔かれていく展開。
それがアマテラスを殺したのがスサノオという神話に絡んできて、【赤】が呪われた一族だからどうこうとかもこのタイミングで出てくるわで、最初の周囲の好感高い婿認知度どうしたって状態。瓦版の印象操作などもあって一気に流れが悪い方向に。柑南とか相変わらずネチネチと苛々するわー(。-`ω-)
月黄泉の猛反対も月黄泉だけが…ではなくなってきて、朱砂の持つ刀とか、毎夜見る悪夢だとか、スサノオの血が継がれているだとかなんだとかで、状況は一変。どころかイザナミと月黄泉タッグで太陽は沈んだまま、世界まで最悪危機、不吉だこれは【白】の呪いだって流れで暴動発展。
集団の怖さが生み出すものでもあり、よってたかって一人に責を負わす心理はゾッとします。
でもここで殺されそうになった白夜を、剣を持って立ちはだかる朱砂が恰好良い過ぎる！！気だけで他者を圧するような喝とかがね！！もう松岡さん演技本当最高！！！再生しましたよ、何度も！！（またか）
「それ以上近付くな！！」「彼女に指一本でも触れてみろ、この刀で斬り殺してやる」の迫力たるや圧巻。聞き惚れる…っ(*ﾉωﾉ)
ラスボスたる月黄泉とイザナミとの対峙は、神話のイザナギとイザナミの再現で、二人の愛を試されてるなといったシーン。
世界を救う為、イザナミの魂に触れてしまう白夜。醜い容姿に成り果ててしまった彼女に朱砂はどういう選択をするのか…ですが、そりゃもう彼がそこで変わるわけないじゃーん（言い方軽いよ）って事で、最愛の証を示し奇跡が起こる、大団円な展開。
朱砂ルートはサブキャラとかもう総動員な出演率で、終盤は畳みかけるように皆さん忙しいご出演（笑）。代わる代わるで目まぐるしくて、見てて わー…( ；ﾟ▽ﾟ)ってなってたww
さすがに多くて収めきれない感じもしたかな。でも薙草なんかいっちょかみで出て、秒で振られて直ぐ退場だったから面白過ぎてめっちゃ笑った。いいわーあの扱い。←酷
年代タイムラグもしっかりわかりやすく出てきてスッキリ。イザナギとイザナミが創った一つ目の世界はアマテラスが殺された時に全て闇に呑まれた。波が運んでくるものはその残骸でしかない。どういうわけか時がねじ曲がり、新しいものや旧いものが流れ着く。
マレビトの事、時貞とか小瓶の時間軸ズレの事、そして剥の事も月黄泉の仕業だともこのルートで判明。治療薬は…この先きっと玄葉がやってくれる筈！って事で！
朱砂は最初から愛情がブレなくて良いんですよね。「俺は俺が生きたいように生き、愛したい女を…───愛します」とか。
そして松岡さんの甘い演技がまた素晴らしすぎて耳がご褒美。「ですから俺を…愛してください」の「愛して下さい」部分の囁き破壊力たるや…(*ﾉωﾉ)祈るように切なげーに言うから何度萌えた事かっ。←
情事スチルは一番エロくて、白夜のナイスバディと朱砂の逞しい体躯に釘付けでした、はい。主に彼女の寝ているのに重力関係ない程豊かな下ラインおっぱ…（ヤメロ）。でもベッドインのシーンスチルは朱砂が一番限界まで攻めてましたよね。
そして特別枠の萌え転がった道摩さん！
白夜のお父さんなのは途中からう、うーん？とチラッと思ってもみたんですが、何しろツンツン度が凄いから（笑）。
序盤時点ではツンデレ源氏の君と紫の君の結ばれないバージョンかと…（考え過ぎ）
もう終盤の漸く親子として抱きしめるスチルよ！良いお父さんだなぁ！！ツンデレが凄いけど！！
出来ればこんな良いお父さん、全員のルートで親子打ち明けて幸せになる所見たかった。
とにかくもう、痺れる程恰好良いんですよ！！！滅茶苦茶好きになりました！！！声も何と言ってもあのショウ・ハヤミですもんっ！！！（何でカタカナ）
あ、おまけ後日談の朱砂の拗ねっぷり可愛かったです。「貴女が初めて作ったケーキ」って何度も確認して、お父さんの道摩さんの為に作ったのに、一番は自分が食べたいからってさりげなく誘導してるとこが何とも可笑しい。
出来れば道摩さんの貰った時のシーンも見たかった（笑）。
色々な事が明かされて、解決する朱砂ルートはさすがメインヒーローって感じでした。
蓋を開けてみると、【白】に関わる人多かったですね。
何より、わぁっって嬉しかったのは、手記で判明する扶桑さんが本当に白夜の実のお祖父さんだったって事。これもシーンで見たかった！
でももう全部良かった！さすが朱砂！！
BAD：赤き呪いの果て/片の月
赤き呪い～の結末って今一つ無理感があるかな、と。あそこで朱砂が白夜を諦めて、願いのままに刺すとは思えないなぁ。だから納得いかなくて哀しさもなく、BAD要るから作ったんだ感覚しかありませんでした。まあ、それはそれで良いか。←
片の月もBAD分岐ポイント最初の方だから見るの面倒くさい（おい）。所謂、月黄泉ENDみたいなやつですかねー。これも何か若干中途半端っていうか…間カットされてるみたいな。唐突に結末だけ見せられても悲壮感も何もない感じです。いや、最悪展開ですけれども。
道摩大師 CV：速水 奨
道摩って道満と別人説もあるんですね（後で調べた）。こちらの手記では同一人物説の方っぽい？
何度も言いますが、とんでもなく恰好良いお父さんでした。愛妻家だし。
奥さんを殺され、白夜まで手にかけられそうになり、怒れる姿が痺れる良い男。
凄いなって思うのは、神相手に一歩も引けを取らずに正論でもって喝入れる所。
「人も、人の世も決して、決して、神の玩具などではない！」に涙してゴロゴロ萌えまくりました私。
白夜の前だとツンツンツンツンツン…デレな感じもまた堪らない不器用さ。
きっとこの方、孫が出来たらすっごい可愛がりそう。ツンしながらすっごい可愛がってそう（笑）。
孫のちっこいおててで「だぁ♡」とかってきゅって指先握られたら、可愛すぎてひっそりジーンとしてそう（妄想博覧会）。
この方ももっと長生きして幸せになって頂きたい。
慈眼大師 CV：宮本 充
天海というと明智光秀説が浮かぶんですけど…そうなると戦国BASARAのあっちの天海思い出してしまい、全然違う…ってなってました勝手に（そりゃそうだ/笑）。
こちらも良いお父さんですよね～。ちょっとお茶目で。ウインク立ち絵が可愛くて大好きです(*´ω｀*)
この方の言葉は心に来るものが多かったです。「雨垂れも石を穿つ」とか名言。
道摩さんと孫競い合って可愛がってほしい（笑）。
珠藍大姉 CV：沢城 みゆき
沢城さんの演技大好きなので、滅茶苦茶聞き入ってました。
事情あって白夜に冷たかったりするんですが、根底は素敵な良い女性。上に立つ力もあるし人徳あるし。
こういう人がリアル現代で政治とかで活躍してくれればな～って思った（笑）。
月黄泉 CV：興津 和幸
名前が神話のままだったので、神様なんだなーって思ってはいたんですが、朱砂ルートまでは平和だったからラストで吃驚した。
でも白夜への想いってBADを見たらうーん…と、複雑だったり。出来れば保護者愛で貫いて欲しかった気もするんですよ。個人的に。
聞き心地の良い興津さんの謎めいた演技はさすがでした。優しかったり怖かったりの緩急が凄い。
叉梗 CV：村井 雄治
顔は好みだったんですがね！（笑）
彼も色々あったのは分かるんですけれど、ちょっと物申したいのは悪い事して許されたなら、頭下げてきちんと謝るぐらいはしとこうぜ！って事です、はい。いい大人だろうに。
それとは別に、BADENDの唐突悪っぷりが変化球過ぎて残念でした。後、海浬にした事もね。あれはちょっと許せない。
柑南 CV：柴崎 哲志
クズい。うん、私このタイプ絶大に苦手なんです。好きな方々申し訳ない。
手記も読みましたけど…彼も階級制度に苦しめられ、挙句兄は自分と違って色で優遇だったのに好き勝手恋愛して黄泉なんて落ちて何しとん、と思うのはわからなくもないし、おまけに剥になって生殖機能はなくなっちゃうし、世界を呪いつぶれてしまえばいいっていう心情も、そう思ってしまう気持ちもなっちゃうよなと、思わなくもない。
でもだからって他者に何してもいいって事にはならないですよ。BAD展開も然り、色々なルートでの行動も然り。
カラマリのゼロで感じたものに似てますね。時貞に仕向けた事、海浬の事、白夜への歪んだ愛情など、ちょっと私には無理なキャラでした。
カメリア CV：引坂 理絵
可愛いー。一人称「ボク」可愛いーっ(≧▽≦)
そして健気。腕もがれたりとか、操られても白夜を思う所とか泣けました。
たまにさらっと辛口ツッコミが好き（笑）。白夜と仲良くほっこりしてる所がもっと見たいです。
海浬 CV：真堂 圭
最初はあそこまでしんどい事背負わされてるとは思わず。何か大人達に利用ばかりされてるし、そりゃ信用もしなくなるわって。
もうちょっと本編内でも心の裡を見せる描写が欲しかった。手記では少し白夜への気持ちが書かれていて良かったなー。
明日羽 CV：大内 櫻子
またも可愛いーっ！癒しですよね(*´ω｀*)
もっと活躍して欲しかったんですが、大人たちに変な事で巻き込まれても困るので、FDで和みエピソード欲しい。
出生が哀しく、辛いものであるのに真っすぐな優しい心を持ち続けているのが素敵なコ。
刈稲 CV：村田 太志
最初、優しい顔して何か企んでるんじゃとか勘ぐってごめんなさいなお兄さん。
柑南との事は気づいてなさそうで気づいていて、でも憎しみを糧にしない所は刈稲らしいなと。
前向き姿勢も凄い励みになりそうな、強い人。明日羽と屋台、頑張ってほしいです。
薙草CV：駒田 航
クズゲスい。←
まあ、語るべき事もこれ以上ないんですが（笑）。
手記なんか玄葉どころか朱砂まで殺そうとしてたの分かって、コイツもう一度魂ごと丸洗いした方がいいと思った。
それでは！
see you next time！
