Switch『四ツ目神－再会－』の感想です。
※重要ネタバレはありませんが、微ネタバレは含むかな？といった感想内容ですので、NGの方は閲覧に注意して下さいね。
四ツ目神－再会－
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オレに触るな。
不幸になるから。
公式サイト
PV
OP
あらすじ
父親と一緒に山奥の実家へ行くことになった中学3年生の少女、佐原真依。
父親の実家へと辿り着き、旅の疲れか眠ってしまう。
奇妙な夢をみて目を覚ますと、突然目の前に現れたのは2人の子供。
子供たちに導かれるまま、真依は「四ツ目神社」に迷い込んでしまい、
謎の少年と出会う──。
登場人物
佐原 真依（主人公） CV：河野 ひより
中学3年生。父・誠と東京で暮らしている。四ツ目神社に閉じ込められてしまう。
イミゴ CV：新川 愛実
神社で出会った少年。真依を手助けしてくれるが態度や口が悪い。素顔を布で隠す。
タガタ CV：酒井 広大
神社で出会った青年。真依に優しく接してくれる。神社では偉い立場のよう。
クロ CV：中村 温姫
突然真依の前に現れた子供。天真爛漫の悪ガキ、もとい、元気が良い。
シロ CV：藤本 彩花
突然真依の前に現れた子供。いつもクロと一緒にいる寂しがりや。
佐原 誠 CV：喜多田 悠
真依の父。娘と東京で二人暮らし。小さな工場の自動車整備士として働いている。
相良 修二 CV：山本 兼平
誠の兄で、真依の叔父。相良家の現当主。柔らかな物腰でおっとりしている。
感想
アプリ版からのリメイク作品。和風脱出ADV。
Switch版ではフルボイス、登場人物に動きがつけられたりなどが主な変更点…なのかな？（ちゃんと調べろ）リメイクはSteam版もあり。
丁寧で繊細で、じわりと心に沁み刺さる物語でした。後からじわじわじわーっ、と色々考えさせられる。
この可愛らしい絵柄からここまでってくらい、結構内容にえぐみがありました。不快感と嫌悪感で胸がずぶずぶと満たされ溢れそうになるほど。子を持つ親としてはキツイものがあったなと。
歪で狂ってる心が深く根ざし尽くし、狭い枠の中で淀んでいくような閉塞感。古びた村の因習がもたらしてきたものの末路って感じで、ここまである！？ってくらいの閉鎖的思考がはびこっていて、ある人物達においては滅びろ！って思いながらプレイ。←
そして同時に優しくて温かくて愛しくて切ない、そんな尊い想いが懸命に、不器用に、無垢にあったなぁ、と。
途中まではというか、終盤の複数ENDがあるメイン分岐にくるまではそんなに波がなく、地道な探索謎解きが続いて淡々としたフラットな印象があったんですけれど、真相に近づくと一気に目が離せなくなる展開。
そしていきなりくるQTE！き、嫌いだってのよ私コレ！！！
終盤で突如あると思ってなかったQTEがきてマジでビビりました（笑）。しかもビジュアルが結構ホラーみ強くて動揺してた所に苦手なQTEですよ。とは言え、最初の相手はまだ全然余裕あるんですよ。焦っても勝てるくらい。
で、これぐらいなら楽勝～♪v(￣▽￣)v とか油断してたらどっこい！（古っ）ラストQTEタガタ戦がいきなり地味に早連発で悲鳴を上げる（笑）。だって早くなるなんて聞いてない！！（油断し過ぎ）
色んな結末が用意されているので、全ENDやってこそだと思います。END名の【真】と【新】の違いの意味とかすっごく「はぁ～～～っ！」ってなりました。
後、これからプレイの方はEND12を残して全て終えておき、この12の前に特別編をプレイしてから最後にEND12で終える事をオススメします。私は攻略サイトさんでこちらを読んでプレイしたんですが、納得の順番でした。
特別編の内容も凄かったんですが、タイトルメニューの演出がまた良い！！！全ENDコンプした後の変化がまたこれ良い！！！素敵すぎる。是非コンプしてください～っ。
登場人物やキャストさん達に関しては全員合っていらしたし、何より自然体な演技がこの作品の雰囲気にもマッチしていて良かった。特に真依ちゃんとお父さん。不器用な親子の関係性がグッと感じられてました。
真依ちゃんは行動が分岐選択によって「えっ～！」なちょっと浅慮じゃないかい？みたいな事もあるんですが、まあこうでもなきゃ話進まないかと（言うな）。
後はマスコットキャラ的なシロちゃんとクロちゃんの活躍が思ったより少なかったかな？もっと何か踏み込んでくると思ってたのですが、ほとんど普通に無邪気でした（笑）。まあ、変に邪悪変化されたらショックだと思うし、可愛いままでいてくれるならいい。(*-ω-)))ｳﾝｳﾝ
タガタさんはね…（笑）←何故笑う。
言動が怖面白かったです。てかそんな軽い感想で終わらせられない人ではあるんですが、イミゴを思う言動がいかんせんちょっと引く程面白くて（引くな）。後、地味にQTE強くてムカつきました（酷い）。
でもあの慟哭シーンは良かった。
なんつーか、こっち側の皆は根っこ悪くないんよ。奴らだよ奴ら。超ネタバレになるから言えないけど。
OP・PVでも流れてます曲がめっちゃ良いんですが、絵も素敵可愛い綺麗。またキャラがぬるぬる動くし、時折入るムービーのシーンチョイス上手い。雰囲気もあるしでこのプライスで満足感十分です。
システムに関してはちょっと手間がかかる部分があり。
SAVEが各章終わりの自動SAVEのみ。やり直しやEND分岐で戻る時は各章チャートで最初からスタートしないと駄目なので、面倒に感じました。スキップ機能はあるんですけど、探索が入ってる章はまたやんなきゃいけないんで、これが地味なストレス。
先に書きましたがQTEシステムあり。かなり緩めなんですが、タガタ戦はいきなり早くなるんで心構え要（笑）。
後、ちょこちょことボタン操作がやりづらかったかなぁ。これは説明が難しいんですけど、不器用な私のせいもあると思う(*'▽'；)ﾍﾀﾅﾉﾃﾞ
構成が上手くて【新】と【真】のENDはとにかくあれっ…！（何）
もうとにかくネタバレせずに叫ばせていただくなら誠さぁぁぁぁぁん！！！お父さぁ───ん！！！好きだぁぁぁぁぁっ！！！幸せになってほしいぃぃぃ！！！でした。いやもう…【新】はさ…いやもうあれよもう（終わらんわ）。
とにもかくにもとてもとても良きお話でした！プレイ出来て良かったです！
それでは！
see you next time！
