げーむしたよ!

ゲーム(主にADV)感想備忘録

ピオフィオーレの晩鐘 キャラ別感想2 楊

ピオフィ感想続きです。

海老餃子100個食べても太らない、羨ましい大食漢の首領さんです。

※ネタバレあり感想ですので、ご注意下さい。

ピオフィオーレの晩鐘

©2018 IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY

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ルカくん良いですよね~、可愛い(*'ω'*)お腹いっぱい、食べてほしいです。
オルロックとの交流もほっこりしますが、ギルとの交流も良いのです。

 公式サイト

www.otomate.jp

 

キャラ別感想

楊 CV:岡本 信彦

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組織化している中国人集団【老鼠(ラオシュー)】の首領。驚きの29歳。
年齢知るまで20代前半か半ばかと勝手に思ってました(笑)。スチルとか立ち絵、よく見れば確かに年齢それっぽい大人っぽさが。いい感じの29歳だ(*'▽')
いやー、もう岡本さんのこの悪そうな男の喋り方いいなぁv
だるそうにややスローっぽくも聞こえがちな口調ではあるのですが、全然ゆっくりじゃないんですよね。だるそうでありながら早く喋ってくださいます。これが嬉しい。昔、遥か3で知盛プレイしてた時に「恰好良い、恰好良いですけど、もっと喋るの早くお願いしますーっ!(;・∀・)」ってなった懐かしい記憶が蘇りました(笑)。
楊のフランチェスカ」「ファルツォーネ」の独特な舌絡め具合の言い方、私は好きです(笑)。楊っぽくて。うちの息子が聞いたら面白がって真似しそう(笑)
ミステリアスでいて危険極まりない感満載の人。のっけからいきなり攫われたかと思えば、出会ったらいきなりキスときたりで、もう言動も思考も読ませないままに翻弄されていくリリィちゃんです。
危険なヴェレーノにおいて身の安全を取るなら、首領の女になるしかないと楊に外堀埋められる様に言われてそのまま押し倒され、迫られる時のリリィちゃんの毅然とした科白、格好良いんですよね。
「尊厳を踏みにじられた先にある救いに、価値があるなんて、私には思えない」と。中々この危険だと肌で感じる存在感を持つ、老鼠の首領である人物を前にして言えるものではありません。凄いなぁ。あの、ああ言えばこう言う、口の上手い楊相手に負けない言葉を返せる所が素敵です。楊もここでちょっと今までの女性と違うな、と興味を擽られた様な反応でしたし。
で、楊ですがリリィちゃんに対しても、もっと冷酷非情でくるのかと身構えてたんですよね、私。確かに有無を言わせない強引さと危険さは滲み出ている人ではあるのですが、プレイしてみるとおや?と意外な面が出てきまして。
新薬に侵されたヴェレーノの住民をざっくり容赦なく殺した時も、リリィちゃんに「血が嫌いなら大通りを歩け」とボソッと声を掛けてあげるの、ちょっと…あれ、何か優しくない?と。殺した理由も双子が代弁してましたが成程の理由。
恋愛過程もですね、最初が拉致で始まってマイナスなスタートなんですが、そこから変化が少しづつなのにその一つ一つが困るぐらいツボを突かれます。
ランちゃんに際どいチャイナドレスを無理矢理着せられ、男共のヤラシイ視線と言葉に晒されちゃった彼女のその姿を見るや、無言ながら滅茶苦茶怒って自室に連れ込み、服ビリビリ引ん剝いたと思えばサイズに合う露出控えめなチャイナドレス、ぽいっとあげて「こっちの方が、おまえには似合う」ですよ!!
え、待って待って楊さん…(さん付けしたよ)
どうしよう、めっちゃ萌える(/ω\*)←
つーかもう最初のあのいきなり裸(正確には半裸)でもっと細身だと思ってたら思ったより良いバランスラインで吃驚しましたし、その後の押し倒しスチルの表情、麗しくも男の恰好良さが出ているあの美麗なる所といい、何でしょう、この何も言わずにガシガシ掴まれていく感じ(やられてる)。
優しさも冷酷非道さも同居している人で、その時その時を己の思うままに行動しているから、一見何を考えているのか解らない人となるんですけども。
でもそんな中で徐々に楊の人となりに入っていき、惹かれながらも時に惑うリリィちゃんも、彼が彼で在るべきその姿を見つけた時に恋情を自覚する。そして楊も彼女と話し交し合う中で興味からお気に入り、そして惚れたってカチリと嵌り合う感情の音が聞こえるかの、あの初めて心で求めるベッドシーン。
最高過ぎる………っ←
何この二人の恋愛。凄萌え過ぎてどうしようっ!!!(誰もどうもしないでーす)
あのちょっともうこれ以上は待たないってな感じの、今結構感情の激しさを抑えられないけど、どうにか話す間はやり過ごしてるんだぜ的な、岡本さんの吐息と名を呼ぶ一言だけで全て持っていかれる。
わーもー、楊、最っ高……っ(〃゚∀゚〃ノ )ノ ←踊るな
しかもあの後の翌日の「そんな顔をするな。我慢が利かなくなる」「悪かったな、リリィ」「おまえに罵られると少し、興奮する」とか、一言一言めっちゃリリィちゃんに惚れてるやん…っ!!な楊(シャレではなく)にやられそうになる自分←いや、既にやられてるし
リリィちゃんの作ったお菓子ばかり食べてたり、可愛いって聞いたらぬいぐるみ取り寄せてあげたりと、この人意外にめっちゃ甲斐甲斐しいんですけど!「そう露骨に嫌そうな顔をするな。押し倒したくなる」とか、ちょっと意地悪い甘さで好きな愛情表現隠さない所、ああいった小さな事ですら気になる掴まれ具合して下さる彼、本気できたら破壊力過ごかったです。
BESTの終盤もですね、教会に帰るんじゃないかって不安だったんじゃないか的な、行き帰りさり気に姿を見せる楊が可愛いし、リリィちゃんの涙に超珍しく動揺を覗かせたりとするしで色々この人狡い。狡いけどもっとお願いしますと言いたくなるこの魅力。←やられまくってる
告白シーンも「この世界を彩るどのような狂気も、痛みも、絶望も…おまえの肌に触れ、おまえの声を奏でる夜ほど俺を昂らせはしない」「おまえが逃げると言うのなら――俺はおまえを殺す。俺のものでなくなるなら、跡形もなく消えてくれたほうがいい」ですよ!!?
もの凄い情熱的。言葉のチョイスが最上級。
あの楊がここまで執着する存在を見つけるって!!しかも、え、この楊の表情ったら何でしょう、つーかスチルが出る度素敵過ぎるっ…もう無理無理。楊らしい熱烈な愛情表現に萌えの許容量が突き破りまくりっ←
ニコラのスチルも良いものが多かったんですが、楊のスチルも全く負けてなかった。もう、きっとピオフィ全部良いんだろうよこれは、と。この時点でかなりの幸せに浸れる私(笑)。そして岡本さんの楊ボイス、リピートしまくり(進まない罠)。
全体通して楊ルートは盛り上がりとスリリング、スピード感もあってテンポ良く、早く先が見たいと思わせる面白さがありました。戦闘の描写も上手くて緊張感が伝わってきます。流石最も危険な老鼠サイド。そして楊の人間離れな凄さ。銃弾避けるとか建物から飛んだりとかあり得ないですよ(笑)。ダンテが「本当に人間か」って言うのもわかります。あ、BADだったけどリリィちゃん抱えて痛快に笑いながら空飛んでる楊、何だか愉しそうで面白かったです(笑)。
意外だったのはリーが思ってたより小物っぷりキャラだった事。もっとこう、狡猾に立ち回る人かと思ってたんですが大した事なかった(←失礼)。
エレナちゃんの事が気になってはいたんですが、やっぱり薬漬けされてた―――っo(T◇T)oでも治って教会に戻れたのは良かったです。
楊ルートは双子の存在もとても良かったです(*'ω'*)ランちゃんが特に可愛くて好きv
ラストは怒涛の如くの戦闘で、容赦なく殺し合って死んでいくギルなど壮絶なんですが、リリィちゃんがもうこの時点ですっかりマフィアの世界の女として居るんだなと、そういった印象も持ったシーンでもありました。
楊らしさのあるデレ(楊スタイルデレ)でのラストラスト、本名を問われ告げる楊に対して「二人っきりの時は呼んでもいい?」と聞く二人の甘々らぶっぷりには本当、大満足でしたvボソッと言うんだな、これが(*´▽`*)

後はBADEND、分岐すぐでの甘い科白にキス、そしてやたら優しい楊には怖いなぁと思っていたんです。だって感情こもってないの丸わかりなんですよー。上っ面な甘い言葉です、みたいなトーンだし。BESTの時とえらい違いなので声優さんってすっごいと何度目の感心かの感心。
したらやはり戯れで、潮時とばかりにリリィちゃん盾にしてダンテごとグサッ…な串刺し衝撃展開。私、いつもならこういうの駄目なんですけど、何だか楊らしいなって思ってしまった結末。
それにその後の楊の独白が戯れだったと言いつつ、ずっと頭から彼女の事が離れないって不思議そうに呟いていて…何だか哀しさも覗かせたあのシーンを出してくれたのにはかなり参りました。何て憎い演出なんだーって。
双子の最期ももう泣く…あれは辛かったです。ランちゃんの最期の言葉が泣かされる…

GOODENDはこれまた分岐すぐのあの駄目!って選択肢の後の堪えるような長い長い溜息ですよ!!いやもう、岡本さん最高!(笑)楊、可哀相過ぎてどうしようっ、口が緩んでしま…(笑)←殺されるよ
怒ったように、もしくは拗ねたようにって文の後で「今夜はおまえの傍で、何もせずには寝れん」ですよ。そりゃそうだ。「冷ましてくる」の言い方が本当お気の毒…(肩震えてるよ私)でも、何より貴方があそこで耐えられた事に、激しく萌えますっ。
でもこのGOOD、迂闊にGOODENDだから幸せになるってわけでは全くなかった!楊という人物にとってのGOODENDとは、みたいな深みのある結末。
BADENDの時と同じ方法でギルを彼女ごと貫いて殺せた筈の楊が、彼女を殺める事に躊躇して殺されてしまうんですが、その時の楊の「どう、したんだろうな、俺は」が何故だか嬉しそうな幸せすら感じるような表情と言い方で。
これを見て本当、この作品凄いじゃないかっ!と思いました。ギルの「彼女は命こそあれど、幸せは、永遠に失ったのかもしれねえな」が切ないラストでした。

SHORT STORYはあの楊がリリィちゃんの存在を深く受け入れてるんだなと思わせる、楊らしいデレの高さでした。見てるこっちが幸せでしたよはい。
しかもあの楊の心の中の科白!ベタ惚れですよ~っ、なのに素直に認めたくない、ないけどリリィちゃんに甘えたくってる(楊らしくでの甘え)感じが憎い。背後だろうが首筋だろうが彼女ならもうとっくにどこでも許せるんでしょうにーっ``<(≧▽≦)
「昴(マオ)」呼びさせるしスチルの表情が柔らかに見えるしもう言う事ないです色々いっぱいですっ(一気に言った)。
長々になってしまいましたが、一言で言うなら楊、最高に最高萌えまくってました!!!(何回最高言うのか)力を込めて良かったです、はい(*ノωノ)

 


二次元男の魅力を詰め込んでみました煌めき夢BOX、な人(その例え何)。
次回感想はカポとオルロック。