Vita【大正メビウスライン 帝都備忘録 ハレ】の感想です。
2017年11月～12月前半頃にプレイ。
※BL（ボーイズラブ）ゲーム作品のネタバレあり感想です。ご注意下さい。
大正メビウスライン 帝都備忘録 ハレ
©HolicWorks/dramatic create
動乱の時代を駆け抜けた男たちの儚くも眩い蜜月
公式サイト
OP
STORY
ミサキ、時雨、館林、千家、そして伊勢兄弟。
大正、昭羽……
激動の時代を駆け抜けた登場人物たち。
帝都を舞台に繰り広げられる二人のその後の物語――
全体感想
お前との思い出は愉しかったことばっかしさ。
移植ありがとうございますという事でFD、大変愉しませて頂きました。
そして滅茶苦茶泣かされました…！
一つ一つのエピソードは短めではあるのですが、それを感じさせない濃密でいて丁寧に、とても甘くお話がまとまっていたので満足感が凄いです。
そして甘いだけではない、幸せな笑いが零れるだけではいられない、突きつけられる無情な程の現実、事実に振り向かされる、この大メビらしさは流石の一言。
FDだから気軽に甘く、などと決して思ってはいけなかった。特にミサキ( ；∀；)
相変わらずスチルの動きの細やかさに感心させられます。魅せられる演出も隅々まで行き届いていて素晴らしいの一言。
そう言えば原画変わられているのですかね？詳しくないのですが絵のタッチが変わっておられるような。マットで硬派な感じから線が繊細と言うのか柔らか艶感があって此方も綺麗です～京くんがより美人だｖ(*´▽｀*)
濡れ場的なシーンが予想以上にあまりに濃厚だったので、久しぶりにBLでここまでのをいきなり見て聴かされたら、聴いてる方が恥ずかしくていたたまれませんでしたが（笑）。それでも聴かずにはおれない素晴らしい演技ｖ
いやーでもCSで此処まで出来るんですね（感心）…スチルもギリギリラインみたいな気がしますが。けどPC版と比べればかなりざっくりカットされてるみたいで。私PC版って正視出来るのかな（笑）。何か変な動きをしてそう（怖いよ）。
このプレイ後、FB購入してページを捲り、思わず変な声を上げた主婦一人←
とても心に残る作品でした。まだまだこの世界を愉しみたい気持ちでいっぱいです。
キャラ別感想
柊 京一郎/主人公 CV：内匠 靖明
彼の好感持てる所は綺麗な心根だけではない所かな、と。
お相手が誰かによりそれぞれ違った姿を見られるのですが、今回はFDとあってそれがはっきりしていて解りやすかったです。
しかし、本当、しみじみ、モテますよね！（じっくり言った/笑）
攻略キャラ然り、学友やらモブキャラに至るまで何か大変だなぁと。見てる分には美味しいんですけどもねｖ（＾ｖ＾）←悪い顔
共に行く人の傍らで、彼の信じる路を心のままに、笑っていてほしいなと思います。
館林 開 CV：日野 聡
館林様、えっろいです！！！（まずそれかいな）
しかもかなり意地悪甘攻め。え、何、この方ってこんなにも性急な程えろかったんですか！？(;・∀・)騙されたよっ、でもそういうとこも好きです（笑）。
執務室で事に及んで机上で脚を開かせ、「お前に傷を付けるのは開だ」「お前の男だ」って、お前の男言うた…！←萌える
言葉でも刻みつけるあの手管は狡いですよ、坊ちゃま（誰）。って言うか執務室と机って何てベタにエロい事なさってるんですか。本編の反動かなぁ（何分析）。
京くんがもの凄く乙女的な（なよっとしてるという意味ではありませんよー）一途で控えめでもある館林ルートは、ある意味一歩身を引く様な切なさもあるんですが、その分甘さも上回る感じで。
何か執事さんとかの適格な配慮とか、馨の呆れ具合（めっちゃ呆れ返って毒舌だったのには笑ってしまった）からみるに、館林様って普段から京くんかなり貪ってますよね。いいなもう、そういう野獣なのも好き（←）。
舘林さんの存在は京くんには神聖視に近いのですが、恋情も深く在って独占欲とそれをしてはいけないとの理性との狭間の葛藤、それが始終あるんですね。
そんな京くんに、もう気持ちを抑えるのを止めたら坊ちゃま凄いぜの館林様（おい）、今回余裕な受け止め方というか攻め方というか、ONモードの求め方が激しいです。
でも夏祭りで子供みたいにはしゃいじゃってる館林さん、本当に可愛いですね。真面目堅物ってイメージ強かっただけにギャップもあって。
この二人は見ていて王道の甘さがあって安心出来ます。
所で彼の祝詞でシュラト思い出しましたよ（古っ）。オン・シュラ・ソワカーッとか心の中で唱えちゃいましたよ。若かったなぁ…あはははは…←色々思い出した
時雨 CV：三浦 祥朗
始まりからいきなりめっちゃ恰好良い！！！あの演出何ですか、あの祝詞から始めるなんて狡ーいっ！(*ﾉωﾉ)
途中でふっ、と微笑むあの表情が男度上がってるし、眼差しが超優しいーっ(≧▽≦)
前はやんちゃさが前に出ていた印象でしたが、今回随分大人びたなぁ、と成長を感じました。それでも時々子供っぽさが出るのが良いですねｖ
でもあのー、何でしょうかね。此方でも京くんがっつり貪られちゃってますけれど。もう栄養剤だし。っていうかあのもの凄い体勢っ何事ですかっ！？え、えっろいっ、全く若いなーっヾ(≧▽≦)ﾉ………って恥ずかしいわ！！！…と、プレイしながら心の中で羞恥心を誤魔化すようにツッコミまくってました、はい。←哀しい関西人
「俺の態度の、何処が？」「恥ずかしい事、だよ」とかの色気は何でしょう。文字は普通なんですが、実際の言い方が「どーこーが…？」「だーよ」とえろ低く落ちて、艶増し甘さフルの囁き三浦ボイスです。
今回のお話は異能の子供達の優しさに、涙ぐんでしまいました。良い子達だな。その背負ってきたものは何れも辛いものなのに、互い想い合う心根の愛しむべき柔らかさが、染み渡る様に優しくていいなぁと。
で、夜這いに関してはこの例の件で心癒したかっただけなのかなーと思ってたんですけれど、結局嫉妬もしっかりしてたんですね、時雨（笑）。
後日の館の中で走り回りながら痴話喧嘩する二人には、ああ、これこれ、とばかりに微笑ましくも懐かしさがあり、ほっこりしました。
そして野々村さん、スーパーグッジョブ！（笑）
ミサキ CV：花田 光
Vita画面が見れなくなる程ボロッボロに泣かされ、その最上なる愛情深さに全て持っていかれましたな神様ルート。
正直、本編ENDで力をほとんど失ってちっちゃくなってしまったけれど、少しコミカルな感じで終わっていたので、この後きっと何かのきっかけで近い内に元に戻るのかな～とか、気軽に簡単に考えてました。
甘かった自分。涙腺が緩みまくりと言うかもう決壊したミサキ京でした。
どのENDも泣かされる泣かされるの連続で、暫く頭がミサキさん一色になる程。
綺麗で優しくて溢れ注がれる愛情、けれど切なくて哀しくて残酷で。神と人が想いを交わす事がどういう事なのか、互い惹かれ求めあってるだけで重い犠牲があるのだと、突きつけられる背けられない事実を、痛みを知れとでも言う様に思い知らされました。
本当、緩い考えに冷水浴びせられた気分でした。深すぎるし切なすぎる。
ミサキの京くんへの捧げ方、尽くし方、言葉で足りない表せない、こんなに最たるものであったのかと。
京くんの心からの慟哭や、亡骸に呼びかけるミサキとか、もうこの人のルート何なんですか。色々もう思い知らされる。ずくりと沈められる如く重深すぎる。
本編もメインとなる存在だけに良かったんですけれど、これはもう飛び抜けて狡い。
ミサキ、泣ける程恰好良いよーっ…！！！（号泣）
十月十日沈むシーンはもう身体がゾクッとしました。この愛の覚悟と大きさ。
想いが凄過ぎて、もうミサキに転んでいく自分が見えます。
どれを選び取っても、神と人である限り超えられないものが在る中、甘く幸福でありながらも切なさが滲む二人のお話は、一番心に深くきました。
ミサキの感想って特に語彙力の乏しさに泣けてくる自分。伝えきれない…！
千家 伊織 CV：興津 和幸
私、この方の本編ルートでの他の皆さんが殺されまくるのがかなりきつく（心折れかけ）、未だちょこっとトラウマだったりします。
千家さんが苦手とかではなく、寧ろ彼の現状の事実を知った本編を見てしまったり、その中で京くんへの想いであるとか生き様や覚悟などを見てると魅力的な人物だと思っておりますよっ。可愛い所もあって好きですよっ。大メビは全員魅力的ですけれども！
本当にこの方の生き方が苦し過ぎてこう…喉の奥拳でゴツッゥ…！と押し込められてる様なそんな感覚を覚えるのです。
プレイしてやはり肩の力が抜けないこの厳しい生き方。どうにもこうにも私には重くてしんどいし辛いなぁ、って。見てるだけで息が詰まりそうで(◞‸◟)
もっと、もう少し、楽にしてあげられないのだろうかと思ってしまう。最も、千家さんからすれば余計なお世話だと言われそうですけれど（笑）。
なので早くプレイしたいなーｖというよりはかなり気持ち構えてでの「よし、やるぞ！やるぜ！頑張るぜ！」な気持ちでプレイ（どんだけ事前準備がいるんだか）。
……やっぱりキツイ～ッ！( ；∀；)
何かもう甘いシーンあっても気持ち沈む。千家さんだけでなく、京くんも傍らで歩むだけあって共に厳しい路であり、どうにもこうにもなる思いに。
でも彼の「馬鹿」なる科白の興津さんの声の乗せ方がとても素敵で、そこがとても可愛いなぁと思ってしまったり。ほんの僅かに見せる一時の甘緩さが何とも好きです。
公式にあったSSで、この方の誕生日がうちの次男と同じで「えΣ（・□・；）」とか見直した後、変な笑いが零れたのは内緒（いや、言ってるから）。
伊勢 馨・薫 CV：赤羽根 健治
双子のルートｖうきうきしつつプレイ。…いやーもう、あの（何だ）。
馨のルートが好み過ぎて撃沈しそうな程、らぶく可愛く面映ゆく、微笑ましくて滅茶苦茶良かったです！(≧▽≦)
馨の声のトーン、好きなので。赤羽根さんのボイス、凄く耳に心地よい優しい低音ですよね。また薫とちょっと違うトーンと話し方なのが細やか。
馨は京くんとのキスシーンスチルの横顔の表情がとてもとても好きです。
今回馨の恋愛ルートがあって良かったなぁ、と。繊細なので京くんが薫の喪失を癒して傍らに添っていられればなぁと思っていたらこれ！この萌えキュン度は何事か！（自分が何事）
あのどっちが上か下かって感じのわちゃわちゃな遣り取りは、他の方々お相手では見られない新鮮さで、二人共超可愛い！(≧▽≦)
若いっていいな～なんて思った日（笑）。色々もっと見たい…っ←
薫くんのはですね…泣けました。本当に無邪気で可愛くて小悪魔で甘えん坊で憎めない。彼の場合、大好きアピールしながら京くんにじゃれてるの見るのが好き。
いつかまた、転生ネタ好きじゃないけど、もう転生後ででもいい。
巡り会って三人で笑い合ってほしいです。
ミニゲーム
私こういうのすっごくすっごくすっごくすっごーっくっ（しつこっ）苦手なんです！
ド下手くそなんです！！（堂々言う事でもない）
なのでもうやらずにおこうと思ったんですが、何気なくプレイしてたらお話が可愛らしくて。大正せんべすのストーリーモードだけ頑張りました( ;∀;)
これプレイ中、息子達が寄ってきて横で「おかーさん頑張れ(*'▽')、頑張れっ(*^▽^*)」と応援してくれました。…う、うん、ありがとう。かーさん頑張るよ…(。-∀-)（BLゲームで頑張れって色々複雑だなと思った母だった）。
にゃ言葉になってる猫耳尻尾付き千家さんが可愛らしかったです。
後、天司様の必殺技、あの優しい声で科白共に酷い上に怖い（笑）。
皇后にも結構な感じでやられましたけどね。
「うっぎゃぁ～、やめて、天司様ーっ」「こぉごぉ（皇后）～っ！」って何度必殺技の度に唸ったか。
伊勢兄弟は無条件に可愛いｖ
相変わらずちみっこでもらぶらぶしている館林様と京くんに馨と共に呆れる（笑）。
ミサキ、下ネタ絡め過ぎですいいけれど（いいんかい）。時雨はほっこり～。
そんなお話でした（ざっくりだな）。
大臣民は…一応３回プレイのやつで大臣民で勝ったので、トロフィーはコンプになってますが鑑賞は空きありです。
その気になったらプレイするかもそうかもいつか多分（あるのかそれ）。
店舗特典 WonderGOO 館林開×柊京一郎編『傷の手当て』
「可愛いお前の顔」「可愛いお前の顔」「可愛いお前の顔」「可愛いお前の顔」かわ…←しつこいよ、そこの人
さらっと惚気全開で、何でもない当たり前に普段から思っていた事、真面目に言っただけだったんだが何か？、な感じで言う貴方に乾杯（爆笑）。
いやもう、らぶらぶ甘々で砂糖に水飴、蜂蜜…まだ何かあったっけ？みたいな感じでご馳走様でしたな内容でした。
それにしても短っ！（笑）直ぐに終わったので「え、終わり！？(;・∀・)」と声に出してしまいましたよ。い、いちゃついてただけ（笑）。
それでは！
see you next time！
